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お弁当お届け編〜圭吾の会社へ1〜

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「じゃあ結斗、会社に行ってくる。」

玄関前、今僕は悲しそうな顔をする圭吾を会社へと送り出していた。頭を撫でながらちょっぴり寂しそうな顔をする圭吾に僕は笑顔で応える。

「うん!行ってらっしゃい!」

「...」

「...」

「......」

「......」

あれ?なんでだろう。なんで圭吾は1歩も動かず僕を見つめているのだろう。それが不思議で僕も圭吾を見つめていた。

流石にいたたまれなくなったのか圭吾はふいっと目を逸らすと顔を真っ赤にして

「そんなに見られたら恥ずかしい...」

と言われてしまった。僕はそんな圭吾に不覚にもキュンとしてしまっていた。

だがしかし、こんなことをしている場合ではない。

「会社...遅れるよ?どうしたの?行かない?行きたくない?」

心配になってそういえば圭吾は頭をふるふると横に振る。そして、僕の両肩に手を置いたかと思いきや僕の顔の前で目を閉じ唇を尖らせた。

これは...もしかして

キス待ち...。

それに気づいた途端、僕は圭吾への愛しさが込み上げてきて勢いをつけてキスをした。

もちろん濃厚の方をね。

今回は僕から圭吾に舌を絡ませて深く口付けをする。

「んぅ♡んふ♡はっ...♡んむぅ♡」

いつの間にか息を吸うことすら忘れ圭吾の首に腕を回し、しな垂れ掛かっていた。

圭吾に関しては片方の手で僕の頭を抑えもう片方の手で腰を抱いてキスに夢中になっていた。

僕が夢中になりかけたギリギリの所で僕はブレーキをかけぢゅっと音を立ててキスを辞めた。

「っはぁ...!はぁ...♡」

かなり酸欠になっていたみたいだ。何秒程か時間をかけて酸素を体に取り込むと興奮で野獣になりかけている圭吾の身なりを整えまたニコリと笑いかけて言った。

「今度こそ行ってらっしゃい」

「い、行ってきます♡」






✤✤✤
あれ?なんだか結斗いつもより何百倍も積極的だなぁ。

ただ、結斗と圭吾の送り出しやりとり書いてただけなのにぃ...

どうしてこうなった...

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