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到着1
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アウルムに起こされたティナとトールがテントから出ると、まだ時間は早朝で、森の中に薄っすらと霧が立ち込めていた。
木々の間から朝日が差し込み、光の筋となって森の中を照らしている。
清々しい朝の空気の中で、ティナは思いっきり伸びをすると、深呼吸をして気を引き締めた。
(よーしっ! 今日も一日頑張るぞー!)
ティナは新鮮な空気を吸って煩悩を振り払う努力をする。そうしないと何時まで経ってもトールのことで頭がいっぱいになってしまうからだ。
夜が明けたこともあり、もう大丈夫だろうと判断したティナは結界を解除する。
見た目は何も変わらないが、周りの空気が静謐な神殿から静寂に包まれた森の中へと戻っていく。
「モルガンさんたちはまだ起きていないみたいだね。結界の効力でまだ眠っているのかな」
今日もトールは通常運転で、さっきまでティナを抱きしめていたことを、全く意識していないようだった。
(……まあ、トールは眠っていたし? 私を抱きまくらにしたことなんて、覚えていないかもしれないけれど……っ!)
トールに朝の記憶がないのなら仕方がないと思いつつも、自分だけ意識していることに、ティナは内心不満に思う。
「俺もティナのおかげでぐっすりと眠れたよ。こんなに熟睡できたのは久しぶりだ。ティナが一緒に寝てくれたからかな。身体もすごくスッキリしてるし」
「ふぁっ?!」
「結界の効力もすごかったね。ティナなんて一瞬で眠っちゃったし。まあ、おかげで可愛い寝顔が見られたんだけど──」
「わーっ! わーっ!! し、静かにー!! 声を落としてっ!!」
ティナは慌ててトールの言葉を遮った。モルガンたちに聞かれたらあらぬ誤解を招き、からかわれそうだったからだ。
「ふふっ、おはよう二人とも。今日も仲がいいわね」
「あっ! あわわ……っ!! イ、イロナさんっ!」
「おはようございます」
ティナがトールの口を押さえようといているところを、バッチリとイロナに見られてしまう。
そんな二人を、イロナは微笑ましげに眺めている。その瞳は全てを知っていると言わんばかりだ。
実際、昨日起こった出来事など、イロナには全てお見通しなのかもしれない。
「よく眠れたからか、今日はすごく身体が軽いわ。モルガンもアネタもまだぐっすりよ。二人が寝ている内に食事の準備をしたいのだけれど……」
「あ! 手伝います!」
イロナは深く追求すること無く、話題を変えてくれた。ティナはそんなイロナに感謝しつつ、気持ちを料理へと切り替える。
「ふふ、有難う。じゃあ、メニューを考えましょうか。あ、トールくんは薪を持ってきてくれる?」
「はい」
イロナ指示の下、ティナたちが手分けして朝食の準備をし、作り終えたところでタイミングよくモルガンとアネタが起きてきた。
木々の間から朝日が差し込み、光の筋となって森の中を照らしている。
清々しい朝の空気の中で、ティナは思いっきり伸びをすると、深呼吸をして気を引き締めた。
(よーしっ! 今日も一日頑張るぞー!)
ティナは新鮮な空気を吸って煩悩を振り払う努力をする。そうしないと何時まで経ってもトールのことで頭がいっぱいになってしまうからだ。
夜が明けたこともあり、もう大丈夫だろうと判断したティナは結界を解除する。
見た目は何も変わらないが、周りの空気が静謐な神殿から静寂に包まれた森の中へと戻っていく。
「モルガンさんたちはまだ起きていないみたいだね。結界の効力でまだ眠っているのかな」
今日もトールは通常運転で、さっきまでティナを抱きしめていたことを、全く意識していないようだった。
(……まあ、トールは眠っていたし? 私を抱きまくらにしたことなんて、覚えていないかもしれないけれど……っ!)
トールに朝の記憶がないのなら仕方がないと思いつつも、自分だけ意識していることに、ティナは内心不満に思う。
「俺もティナのおかげでぐっすりと眠れたよ。こんなに熟睡できたのは久しぶりだ。ティナが一緒に寝てくれたからかな。身体もすごくスッキリしてるし」
「ふぁっ?!」
「結界の効力もすごかったね。ティナなんて一瞬で眠っちゃったし。まあ、おかげで可愛い寝顔が見られたんだけど──」
「わーっ! わーっ!! し、静かにー!! 声を落としてっ!!」
ティナは慌ててトールの言葉を遮った。モルガンたちに聞かれたらあらぬ誤解を招き、からかわれそうだったからだ。
「ふふっ、おはよう二人とも。今日も仲がいいわね」
「あっ! あわわ……っ!! イ、イロナさんっ!」
「おはようございます」
ティナがトールの口を押さえようといているところを、バッチリとイロナに見られてしまう。
そんな二人を、イロナは微笑ましげに眺めている。その瞳は全てを知っていると言わんばかりだ。
実際、昨日起こった出来事など、イロナには全てお見通しなのかもしれない。
「よく眠れたからか、今日はすごく身体が軽いわ。モルガンもアネタもまだぐっすりよ。二人が寝ている内に食事の準備をしたいのだけれど……」
「あ! 手伝います!」
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「ふふ、有難う。じゃあ、メニューを考えましょうか。あ、トールくんは薪を持ってきてくれる?」
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イロナ指示の下、ティナたちが手分けして朝食の準備をし、作り終えたところでタイミングよくモルガンとアネタが起きてきた。
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