5 / 10
起章・改造
05・事前説明
しおりを挟む
ピション・サイバーテックが密かに運用している、人体を機械の中に閉じ込めてしまう装置を、俗に機械子宮と呼ばれていた。イメージとしては人間が機械に生まれ変わる場所という訳だ。前日までの研修でそういった事は教えてもらった事であるけど、対象者に選ばれた同期の新入社員の中には、それを教えてもらっただけで気分が悪くなって、そのままドロップアウトした者もいた。わたしマリーも気持ち悪くなったが、ここは踏ん張らないといけないと思い我慢した。だって、差し迫ってお金が必要だったから。
「それでは、いいですわね。入ってくださいね。ここから次に出る時は仲間ですね」
レイカの声は明るかったが、わたしは気が重かった。この機械子宮に入れば、この身体の姿を失うから。
「はい、わかりました」
仕方ないわ、ここまで来たら! そう思って入った。機械子宮は巨大なドラム式洗濯機のような外観をしていて、大きな扉に入ると、凹凸のある銀色の壁面で覆われていた。その中央には拘束具がぶら下がっていた。
「ちょっと辛抱してね。いくら自動的に機械と融合出来るって言っても、身体があちらこちらに動いたら困るからね。そこんところは教えてもらっているわね。ここで選択してもらうわよ」
レイカが何をいうのかは分かっていた、どのような状態で改造を受け入れるかという事だ。
「はい、説明をお願いします」
レイカはわたしの手足を中央の拘束具に固定してから説明し始めた。
「これからあなたにガイノイドに生まれ変わってもらいます。この工程では二つのプランを選べます。一つは麻酔で眠ってから措置を行います。この場合は、意識が戻った時には全て終わっています。もう一つはそのまま措置を受けてもらいます。この場合は途中で機械を受け入れる衝動に生身が耐えられなくなって気を失ってしまうかもしれません。
ちなみに、わたくしレイカは後者のプランを受け入れたのですが、気持ちよくなって途中で居眠りしました。おすすめは後者ですね」
昨日、座学でそこら辺を教えてもらったけど、それぞれ問題があるってことだ。前者は意識が戻った時に機械になった事のギャップがトラウマになるかもしれないし、後者は機械と融合するときの措置がストレスになることもあるという。だからどっちでも問題があった。だから・・・
「それじゃあ、じゃんけんしてください!」
わたしは決められないので、そんな決め方をした。じゃんけんしたらレイカが勝ってしまった。だから、わたしの身体を触りながらこう言った。
「わたくしのおすすめはそのまま機械におなりなさい! いいわね! さっきも言ったけど私が気持ちよくなったのはココの処置をしている最中だったわ。でも、心配しないでね。あとでちゃんと元に戻れるわよ! まあ、わたくしは当分このままのほうが嬉しいけどね」
レイカはそういって私の股間の穴に指を入れた。これってセクハラ! と思ったけど手足を拘束されているので逃げる事は出来なかった。
「それでは、いいですわね。入ってくださいね。ここから次に出る時は仲間ですね」
レイカの声は明るかったが、わたしは気が重かった。この機械子宮に入れば、この身体の姿を失うから。
「はい、わかりました」
仕方ないわ、ここまで来たら! そう思って入った。機械子宮は巨大なドラム式洗濯機のような外観をしていて、大きな扉に入ると、凹凸のある銀色の壁面で覆われていた。その中央には拘束具がぶら下がっていた。
「ちょっと辛抱してね。いくら自動的に機械と融合出来るって言っても、身体があちらこちらに動いたら困るからね。そこんところは教えてもらっているわね。ここで選択してもらうわよ」
レイカが何をいうのかは分かっていた、どのような状態で改造を受け入れるかという事だ。
「はい、説明をお願いします」
レイカはわたしの手足を中央の拘束具に固定してから説明し始めた。
「これからあなたにガイノイドに生まれ変わってもらいます。この工程では二つのプランを選べます。一つは麻酔で眠ってから措置を行います。この場合は、意識が戻った時には全て終わっています。もう一つはそのまま措置を受けてもらいます。この場合は途中で機械を受け入れる衝動に生身が耐えられなくなって気を失ってしまうかもしれません。
ちなみに、わたくしレイカは後者のプランを受け入れたのですが、気持ちよくなって途中で居眠りしました。おすすめは後者ですね」
昨日、座学でそこら辺を教えてもらったけど、それぞれ問題があるってことだ。前者は意識が戻った時に機械になった事のギャップがトラウマになるかもしれないし、後者は機械と融合するときの措置がストレスになることもあるという。だからどっちでも問題があった。だから・・・
「それじゃあ、じゃんけんしてください!」
わたしは決められないので、そんな決め方をした。じゃんけんしたらレイカが勝ってしまった。だから、わたしの身体を触りながらこう言った。
「わたくしのおすすめはそのまま機械におなりなさい! いいわね! さっきも言ったけど私が気持ちよくなったのはココの処置をしている最中だったわ。でも、心配しないでね。あとでちゃんと元に戻れるわよ! まあ、わたくしは当分このままのほうが嬉しいけどね」
レイカはそういって私の股間の穴に指を入れた。これってセクハラ! と思ったけど手足を拘束されているので逃げる事は出来なかった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
7
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる