この恋は運命

大波小波

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 真に大人の体になった麻衣を、響也は抱きしめた。

「私の……麻衣。大切な……」

 その白いうなじに顔を埋め、大きな手のひらで細い肩を撫でながら、響也は麻衣の中に挿入っていく。

「響也、さん。だ、ダメです、ぅ……ッ!」

 拒んでも、麻衣の体が受け入れる。


 意志とは関係なく、愛液があふれる。

「あぁ、あ……。んッ、うぅ、あ!」

 挿入の衝撃で、麻衣は精を吐いてしまった。

 乳白色の湯は、それをすぐに隠してしまう。

「ごめんなさい、響也さん。お湯が、汚れて……」

「君のものだよ? 汚いことなど、あるもんか」

 奥までしっかり埋め込んで、響也は麻衣の肩を覆っていた手を前に伸ばした。

 湯の中で、その胸の小さな粒を探し当てる。

 見えないが、それはきっと可憐な紅に染まっているだろう。

 軽くつまみ、指腹で擦り始めると、麻衣はさらに乱れ始めた。

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