34 / 232
幕間
1
しおりを挟む
※おばば視点
「さて、今日の売上金の分配はこれで終わりだ。みんなにもちゃんと収益が出てるな?」
鳶色の眼と茶色い髪、ちょっとした無精ひげがワイルドさを醸し出す、四十路のグレイズがニコリを笑って、ダンジョンの地下で商店街の連中から預かった物資を売り捌いた売上金の分配を終えていた。
本当に気のいい男で、わたし自身が年若ければ、婿に迎えたくなるような、いい男でもある。
「ひぇ、ひえ、ひえ。儲かり過ぎて困るくらいじゃわい。フラマー商会もブラックミルズの街から撤退したようじゃし、最近は冒険者たちも礼儀正しくなってきておるからのぅ。前みたいに応援もしてやりやすくなるってものさね。それも、これもグレイズのおかげじゃな」
グレイズはわたしの誉め言葉を聞くと、ビクリと肩を竦ませて、居心地悪そうにする。
この子と、この街で出会って三〇年。夫との間に子宝に恵まれなかったわたしには息子と言って過言ではないほどの愛着を感じているが、当の本人は少し面倒臭そうに思っているみたいだと、人づてに聞いてもいる。
「おばばが褒めると、ろくなことに巻き込まれかねないから、そろそろ、俺たちは退散するよ。メリー、ファーマ、カーラ、アウリース。おいとまするぞ。ハクも遊んでないで帰るぞー」
「おばば様、次回の販売希望リストを作っておきましたから、目を通しておいてくださいね。明後日には潜るので超特急でお願いします」
居心地の悪さを感じたグレイズが商店街の集会所から立ち去ろうと、仲間に声を掛けると、会計役を任せているメリーから次回の調達品一覧を手渡されていた。
このメリーはわたしの見たところ、商才に優れ、決断力があり、儲けを感じ取る嗅覚に優れているため、グレイズの傍にいれば、その才を発揮して、パーティーの財政を潤してくれると思える。
年齢的にもグレイズの周りにいる嫁候補では上であるため、年下の仲間から色々と慕われて、面倒を見てやれる度量も持ち合わせているため、是非ともグレイズの伴侶として推したいところではある。
「メリーは人使いが荒いのぅ。わたしを過労死させる気かえ」
「おばば様ー! 死んじゃダメ―! ファーマ悲しいからぁ!」
わたしが冗談で過労死すると言うと、猫獣人であるファーマが、腰にしがみ付いてウルウルと目に涙を溜めていた。
歳で行けば、グレイズのパーティーで一番若いファーマも、メリーとは対照的な意味でグレイズに娶せてやりたい子であった。とにかく純真で疑うことを知らず、自らの感情を包み隠さずにさらけ出す彼女は、心を他人に開くことを嫌うグレイズにとっては新鮮であろうし、いい刺激を与え合える存在になれると見ていた。
年齢こそ若いが獣人種であるため、身体の成熟するスピードは早いので、数年のうちには良い嫁になる可能性も秘めている子であるのだ。
「ファーマ、おばば、中々死なない。そして、死ぬ時はピンコロで逝くはず」
泣いているファーマを諭したのは、年齢的には一つ上のカーラであった。
長命な寿命を誇るエルフ種の娘であるが、万事おおらかな性格の者が多いエルフ種において、知識の集積に並々ならぬ意欲を持つ、変わり種のエルフであった。
エルフにとって幼年期脱した直後という年齢で集落を離れ、人のいる街に出て冒険者になろうと考える変わった思考を持った子であるが、叡智の種族といわれるエルフの本領を発揮して色々な知識の集積に邁進していた。
長命であるため、歳を取っても見た目が変化せず、長くグレイズの傍で、彼の業績や行動、考え方を収集できるとなると、この子もまた貴重なグレイズの伴侶としては得難い人物であろうと思われる。
「カーラさんも言い過ぎですよ。おばば様が気を悪くされてしまいますから。グレイズさんが常に礼節には礼節を返そうとおっしゃられているはずですよ」
カーラに忠告をしたのは、魔術師のアウリースであった。
ちらりと噂を聞いたところでは、例のムエルたちに酷い目にあわされたところをグレイズが助けてやったそうだが、パーティー加入以降の彼女を見ていると、グレイズに心酔しているかのようにも思える。
実力の高い魔術師である彼女がグレイズの探索の手伝いをすることで、このパーティーはより一層深く潜れるであろうし、献身的な彼女であれば、グレイズの背中を守ることに対して身を賭す覚悟もしているように思えた。
「グレイズはよい嫁候補がたくさんおるのぅ。ブラックミルズの男たちに恨まれて刺されないようにしておくことじゃな」
「おばば、うっさい。嫁じゃないと言っているだろう。大事な仲間だ。さぁ、みんな、帰るぞ。今日の飯は何を作るかなぁ」
グレイズは照れているのか、耳まで赤くしたかと思うと、足早に集会場を立ち去っていく。
「ああ、グレイズさん。待って。私はいつでもオッケーだからねぇ」
「ファーマもみんなと一緒にケッコンしたいよー。グレイズさーん」
「みんなとなら私も納得。グレイズ、甲斐性あるから大丈夫」
「あらら、皆様、お騒がせしました。また次回の探索の際もよろしくお願いしますね。では、失礼します」
先に退散したグレイズを追って、嫁候補たちも一緒に集会所の部屋を出ていった。
そして、残った店主たちが顔をニヤニヤさせて、わたしの方を見てきている。
「グレイズは行ったな。さぁ、おばば、最新のレートを出してくれるか! メリーがパーティー入りして、倍率が変わって来てるだろう?」
店主の男が集会場に設置されたテーブルから身を乗り出して、グレイズの嫁候補レースの倍率を尋ねてくる。
ここにいる店主たちは、グレイズの昔馴染みが多く、わたしがグレイズに感じているのと同じような親しみを共有した仲間でもあった。
すでに両親が他界して身内も無いグレイズにとって、ブラックミルズの街で長く関わったわたしたちが親戚一同みたいなものである。
親族の甲斐性もあって、いい歳をしたいい男が、いつまでも嫁取りをせずにいるのが、歯痒く感じている連中なのだ。
「そうじゃのう。メリーが二倍、ファーマ五倍、カーラ四倍、アウリースが三倍、そしてアルマが七倍、全嫁は賭け事成立せずってとこじゃなぁ」
「うぉおお、マジかー。ついに全嫁が成立しないところまで落ちたか。みんな、全嫁に賭けすぎだろ!」
「だが、今の調子だと全嫁制覇が一番濃厚だぞ。これを外したら、リスクが……」
「今度、アウリースちゃんにグレイズの押し倒し方を教えてあげないと。黒のセクシー下着と一緒に」
「ちょ! 下着屋! それは卑怯だぞ。だったら、うちは秘密のポーションをファーマちゃんに渡して……」
「ポーション屋! 秘密ってなんだ。秘密っていかがわしいのはいかんぞ! こうなったら、うちも特製の酒をカーラちゃんに持たせて」
「ばっかもーん。揃いも揃っていかがわしい物をもたせるんじゃない。大丈夫だ。ワシが贅を尽くした婚約指輪をメリーに渡して――」
「「「細工屋――――!!」」」
それぞれの推している子が幸せになれるようにと、アレコレとおせっかいをすることを考えている店主たちを見ていると、笑いがこみあげてきた。
「ひぇ、ひぇ、ひぇ。これほど、人に好かれる奴も珍しいのぅ。うちの旦那もいい男だったが、グレイズもまたいい男だねぇ」
「おばば様、真剣に考えてくださいよー。グレイズももう四〇ですよ。そろそろ、身を固めさせて子作りにさせてやらないと」
こうして、夜更けまでわたしたちは、あーでもない、こーでもないと言いながら、グレイズの結婚話を酒肴として大いに酒を飲んで楽しむことになったことは、グレイズ本人には内緒にしておくことにした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
幕間をお楽しみいただけましたでしょうか?
明日より、第二部の開幕となりますので、続けて読んで頂ければ幸いです<m(__)m>
「さて、今日の売上金の分配はこれで終わりだ。みんなにもちゃんと収益が出てるな?」
鳶色の眼と茶色い髪、ちょっとした無精ひげがワイルドさを醸し出す、四十路のグレイズがニコリを笑って、ダンジョンの地下で商店街の連中から預かった物資を売り捌いた売上金の分配を終えていた。
本当に気のいい男で、わたし自身が年若ければ、婿に迎えたくなるような、いい男でもある。
「ひぇ、ひえ、ひえ。儲かり過ぎて困るくらいじゃわい。フラマー商会もブラックミルズの街から撤退したようじゃし、最近は冒険者たちも礼儀正しくなってきておるからのぅ。前みたいに応援もしてやりやすくなるってものさね。それも、これもグレイズのおかげじゃな」
グレイズはわたしの誉め言葉を聞くと、ビクリと肩を竦ませて、居心地悪そうにする。
この子と、この街で出会って三〇年。夫との間に子宝に恵まれなかったわたしには息子と言って過言ではないほどの愛着を感じているが、当の本人は少し面倒臭そうに思っているみたいだと、人づてに聞いてもいる。
「おばばが褒めると、ろくなことに巻き込まれかねないから、そろそろ、俺たちは退散するよ。メリー、ファーマ、カーラ、アウリース。おいとまするぞ。ハクも遊んでないで帰るぞー」
「おばば様、次回の販売希望リストを作っておきましたから、目を通しておいてくださいね。明後日には潜るので超特急でお願いします」
居心地の悪さを感じたグレイズが商店街の集会所から立ち去ろうと、仲間に声を掛けると、会計役を任せているメリーから次回の調達品一覧を手渡されていた。
このメリーはわたしの見たところ、商才に優れ、決断力があり、儲けを感じ取る嗅覚に優れているため、グレイズの傍にいれば、その才を発揮して、パーティーの財政を潤してくれると思える。
年齢的にもグレイズの周りにいる嫁候補では上であるため、年下の仲間から色々と慕われて、面倒を見てやれる度量も持ち合わせているため、是非ともグレイズの伴侶として推したいところではある。
「メリーは人使いが荒いのぅ。わたしを過労死させる気かえ」
「おばば様ー! 死んじゃダメ―! ファーマ悲しいからぁ!」
わたしが冗談で過労死すると言うと、猫獣人であるファーマが、腰にしがみ付いてウルウルと目に涙を溜めていた。
歳で行けば、グレイズのパーティーで一番若いファーマも、メリーとは対照的な意味でグレイズに娶せてやりたい子であった。とにかく純真で疑うことを知らず、自らの感情を包み隠さずにさらけ出す彼女は、心を他人に開くことを嫌うグレイズにとっては新鮮であろうし、いい刺激を与え合える存在になれると見ていた。
年齢こそ若いが獣人種であるため、身体の成熟するスピードは早いので、数年のうちには良い嫁になる可能性も秘めている子であるのだ。
「ファーマ、おばば、中々死なない。そして、死ぬ時はピンコロで逝くはず」
泣いているファーマを諭したのは、年齢的には一つ上のカーラであった。
長命な寿命を誇るエルフ種の娘であるが、万事おおらかな性格の者が多いエルフ種において、知識の集積に並々ならぬ意欲を持つ、変わり種のエルフであった。
エルフにとって幼年期脱した直後という年齢で集落を離れ、人のいる街に出て冒険者になろうと考える変わった思考を持った子であるが、叡智の種族といわれるエルフの本領を発揮して色々な知識の集積に邁進していた。
長命であるため、歳を取っても見た目が変化せず、長くグレイズの傍で、彼の業績や行動、考え方を収集できるとなると、この子もまた貴重なグレイズの伴侶としては得難い人物であろうと思われる。
「カーラさんも言い過ぎですよ。おばば様が気を悪くされてしまいますから。グレイズさんが常に礼節には礼節を返そうとおっしゃられているはずですよ」
カーラに忠告をしたのは、魔術師のアウリースであった。
ちらりと噂を聞いたところでは、例のムエルたちに酷い目にあわされたところをグレイズが助けてやったそうだが、パーティー加入以降の彼女を見ていると、グレイズに心酔しているかのようにも思える。
実力の高い魔術師である彼女がグレイズの探索の手伝いをすることで、このパーティーはより一層深く潜れるであろうし、献身的な彼女であれば、グレイズの背中を守ることに対して身を賭す覚悟もしているように思えた。
「グレイズはよい嫁候補がたくさんおるのぅ。ブラックミルズの男たちに恨まれて刺されないようにしておくことじゃな」
「おばば、うっさい。嫁じゃないと言っているだろう。大事な仲間だ。さぁ、みんな、帰るぞ。今日の飯は何を作るかなぁ」
グレイズは照れているのか、耳まで赤くしたかと思うと、足早に集会場を立ち去っていく。
「ああ、グレイズさん。待って。私はいつでもオッケーだからねぇ」
「ファーマもみんなと一緒にケッコンしたいよー。グレイズさーん」
「みんなとなら私も納得。グレイズ、甲斐性あるから大丈夫」
「あらら、皆様、お騒がせしました。また次回の探索の際もよろしくお願いしますね。では、失礼します」
先に退散したグレイズを追って、嫁候補たちも一緒に集会所の部屋を出ていった。
そして、残った店主たちが顔をニヤニヤさせて、わたしの方を見てきている。
「グレイズは行ったな。さぁ、おばば、最新のレートを出してくれるか! メリーがパーティー入りして、倍率が変わって来てるだろう?」
店主の男が集会場に設置されたテーブルから身を乗り出して、グレイズの嫁候補レースの倍率を尋ねてくる。
ここにいる店主たちは、グレイズの昔馴染みが多く、わたしがグレイズに感じているのと同じような親しみを共有した仲間でもあった。
すでに両親が他界して身内も無いグレイズにとって、ブラックミルズの街で長く関わったわたしたちが親戚一同みたいなものである。
親族の甲斐性もあって、いい歳をしたいい男が、いつまでも嫁取りをせずにいるのが、歯痒く感じている連中なのだ。
「そうじゃのう。メリーが二倍、ファーマ五倍、カーラ四倍、アウリースが三倍、そしてアルマが七倍、全嫁は賭け事成立せずってとこじゃなぁ」
「うぉおお、マジかー。ついに全嫁が成立しないところまで落ちたか。みんな、全嫁に賭けすぎだろ!」
「だが、今の調子だと全嫁制覇が一番濃厚だぞ。これを外したら、リスクが……」
「今度、アウリースちゃんにグレイズの押し倒し方を教えてあげないと。黒のセクシー下着と一緒に」
「ちょ! 下着屋! それは卑怯だぞ。だったら、うちは秘密のポーションをファーマちゃんに渡して……」
「ポーション屋! 秘密ってなんだ。秘密っていかがわしいのはいかんぞ! こうなったら、うちも特製の酒をカーラちゃんに持たせて」
「ばっかもーん。揃いも揃っていかがわしい物をもたせるんじゃない。大丈夫だ。ワシが贅を尽くした婚約指輪をメリーに渡して――」
「「「細工屋――――!!」」」
それぞれの推している子が幸せになれるようにと、アレコレとおせっかいをすることを考えている店主たちを見ていると、笑いがこみあげてきた。
「ひぇ、ひぇ、ひぇ。これほど、人に好かれる奴も珍しいのぅ。うちの旦那もいい男だったが、グレイズもまたいい男だねぇ」
「おばば様、真剣に考えてくださいよー。グレイズももう四〇ですよ。そろそろ、身を固めさせて子作りにさせてやらないと」
こうして、夜更けまでわたしたちは、あーでもない、こーでもないと言いながら、グレイズの結婚話を酒肴として大いに酒を飲んで楽しむことになったことは、グレイズ本人には内緒にしておくことにした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
幕間をお楽しみいただけましたでしょうか?
明日より、第二部の開幕となりますので、続けて読んで頂ければ幸いです<m(__)m>
4
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。