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第二章 北の大地 アルシラ
第四十九話 女神の散歩道
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「ほらほら頑張れ! あと少しで頂上だ!」
「何のこれしき!」
ホルガーさまの背に揺られながら、私たちは、シュトラにほど近いザール山を登っていました。
星々の瞬く山道は、真夜中なのに提灯がいらないほど明るく、深い森の奥からは澄んだ泉の音が聞こえてきます。
頭上には、宝石を散らしたような星空が広がっていました。
「ホルガーさま、そろそろ下ろしてください。私も歩けますわ」
「いいえ、傷の手当ても満足にできていないのに山道など歩いてはいけません」
前方にベータさまとブランドンさま、やや後方にはアサトさま、ヘレンさんがいらっしゃいます。
皆さんの生温かい視線に耐えかねて、私は何度目かもわからない抗議の声を上げました。
「一日中歩き回っても大丈夫だったんです。このくらい……」
「だから心配なのです。その傷で歩き回っては傷が開いてしまいます」
いくら大丈夫だと言い張っても、無駄でした。
私はつい、
「……ホルガーさまは、案外頑固な方だったのですね」
と小さくため息をついてしまいました。
ほんの小さな呟きだったのですが、しっかり聞こえていたようで、
「が……! ……頑固、ですか」
と肩を落とされていました。
深い意味はなかったのですが、傷つけてしまったのかもしれません。
慌てて「恥ずかしさ故の八つ当たりでした」と謝っていると、ヘレンさんから胡乱げな声が掛けられました。
「それにしても、ホルガーさん大丈夫ですか? 背中にルコット、肩から食べ物、水、お酒……足が地面にめり込みそう」
一体、私を含めどれだけの重量になるのでしょう。
踏み出すごとにあちらこちらに揺れるカバンの群れ。
さすがのホルガーさまも少し歩きづらそうです。
「何だホルガー、嫁さん一人抱えられないのか」
「鍛え方が甘いの」
「殿下は軽い! 羽のように! 邪魔なのはあなた方の酒ですよ!」
お二人はにかりと振り返ると「修行じゃ修行!」とさくさく歩いていかれました。
「ほれ置いてくぞー!」
ほけほけと楽しそうな笑い声が夜闇にこだまします。
「……くそっ!」
「大将、酒いくつか持ちましょうか?」
苦笑されるアサトさまに、ホルガーさまは首を振られました。
「いや、余裕だ」
「意地を張らないでくださいよ」
お二人が言い合われている隙に、ヘレンさんがそっと耳打ちされました。
「優しい人ね」
私は一つ頷くと、「はい」と請け合いました。
(本当に、優しい方です)
頭を彼の背に預け、そっと目を閉じました。
* * *
山頂からの景色は想像以上のものでした。
眼下には、シュトラの街灯りが広がっていて、まるで光の海のよう。星々には、手を伸ばせば届きそうな気がします。
空気が澄んでいるのか、夜空の色さえもどこか幻想的に見えました。
「ルコットちゃん飲んでるかーい!」
「殿下に絡まないでください!」
宿でいただいたお弁当を囲んで、美味しい料理に舌鼓をうちながら、透明な空気を胸いっぱいに吸い込みます。
傍らには、ヘレンさんとアサトさま。
少し離れたところでは、ホルガーさまが、ベータさま、ブランドンさまと楽しげに談笑されていました。
「おいホルガー! 羨ましい! けしからん! あんな可愛い嫁さんをもらいおって!」
「そうじゃそうじゃ! わしが娘にもらう! よこせ!」
「何をわけのわからないことを! 渡しませんよ! この酔っ払い!」
シュトラの温かな街の灯りと、金銀に輝く星々。
賑やかな笑い声。
「……まるで、夢のようだわ」
王宮の片隅で、ばあやと二人、なるべく静かに、目立たぬように暮らしてきたあの日々。
まさかこんなにたくさんの人と、これほど賑やかな夕食を迎えることになるなんて。
「……ばあやにも、食べさせてあげたい」
きっと、とても喜ぶはずです。
ばあやの嬉しそうな、くしゃりとした顔が脳裏に浮かびました。
思わず浮かんできた涙を拭おうとすると、そっと眼前にハンカチが差し出されました。
「……ばあや殿もお連れできれば良かったのですが」
沈んだ顔のホルガーさまに、私は急いで首を振ります。
「ばあやには、この寒さはこたえますわ」
「……帰ったら、ばあや殿も一緒に、庭でバーベキューでもしましょうか」
――優しい人ね。
ヘレンさんの言葉が頭に響きます。
この大変な時期に、庭でバーベキューなんて。
お仕事でくたくたなはずなのに。仮眠室で一分一秒でも長く眠られたいはずなのに。
「……ありがとうございます。ばあやも、きっと喜びますわ」
こぼれそうな涙を、ハンカチで押さえます。
ホルガーさまは、複雑な表情で下を向かれました。
「殿下、伺っても良いですか」
「……はい、何でしょうか」
珍しく思いつめた雰囲気に、躊躇いがちな声。
さんざん悩まれた末のお話だとわかりました。
「あのとき、涙を流された理由を、ずっと、考えていたのですが……俺は、殿下を傷つけてしまったのでしょうか」
私は息を呑みました。
あのときというのは間違いなく、サフラ湖へ出かけた日のことでしょう。
「ち、違います! ホルガーさまは何も……! あれはただ、私が……」
私が、勝手に悲しくなっただけ。
理性ある理想的な妻になれないことが。
好きな人の幸せを喜べそうにないことが。
彼の無二になりたいと願ってしまう浅ましい心が。
でも、こんなこと、言えるはずがありません。
言えばホルガーさまを困らせてしまうだけです。
しかし、意を決して尋ねてくださったホルガーさまに、ごまかしの言葉を返すなんて。
私の逡巡に、ホルガーさまは優しく微笑まれました。
「すみません、困らせるつもりはなくて……殿下が今悲しまれていないなら、それでいいんです」
私は、自分が情けなくなりました。
これほどまっすぐな思いやりに、何も答えないなんて。
それだけはいけません。
ごまかしではない、私の気持ちをきちんとお伝えしなければ。
私は決死の覚悟で口を開きました。
「……私は、ホルガーさまの妻でいられる自信がないんです」
「え……!?」
そのとき、頭上がぶわりと明るくなりました。
反射のように空を見上げ、絶句します。
そこには、白銀のカーテンのような光が広がっていました。
「お! ようやく来たか!」
酒瓶を抱えたベータさまとブランドンさまが立ち上がられます。
夜空に広がる光に向かって背伸びをされました。
「今夜はひときわ美しいのぉ」
「あの、あれは?」
アサトさまの問いに、お二人は満足げに鼻を鳴らされます。
「あれは女神の散歩道じゃ」
「……女神の散歩道」
暗い夜空に徐々に広がっていく眩い光の帯。
それは、アルシラの決まった山の上からしか見えないのだとか。
地元の方々には「女神の散歩道」と呼び親しまれているのだそうです。
「わしらからの結婚祝いじゃ」
「……すごいです」
一面に広がっていく絹のような光と、絶え間なく輝き続ける星々。
降り注ぐ光の中で、私たちは言葉を失い、ただ自然の織りなす美しさに心を奪われました。
「何のこれしき!」
ホルガーさまの背に揺られながら、私たちは、シュトラにほど近いザール山を登っていました。
星々の瞬く山道は、真夜中なのに提灯がいらないほど明るく、深い森の奥からは澄んだ泉の音が聞こえてきます。
頭上には、宝石を散らしたような星空が広がっていました。
「ホルガーさま、そろそろ下ろしてください。私も歩けますわ」
「いいえ、傷の手当ても満足にできていないのに山道など歩いてはいけません」
前方にベータさまとブランドンさま、やや後方にはアサトさま、ヘレンさんがいらっしゃいます。
皆さんの生温かい視線に耐えかねて、私は何度目かもわからない抗議の声を上げました。
「一日中歩き回っても大丈夫だったんです。このくらい……」
「だから心配なのです。その傷で歩き回っては傷が開いてしまいます」
いくら大丈夫だと言い張っても、無駄でした。
私はつい、
「……ホルガーさまは、案外頑固な方だったのですね」
と小さくため息をついてしまいました。
ほんの小さな呟きだったのですが、しっかり聞こえていたようで、
「が……! ……頑固、ですか」
と肩を落とされていました。
深い意味はなかったのですが、傷つけてしまったのかもしれません。
慌てて「恥ずかしさ故の八つ当たりでした」と謝っていると、ヘレンさんから胡乱げな声が掛けられました。
「それにしても、ホルガーさん大丈夫ですか? 背中にルコット、肩から食べ物、水、お酒……足が地面にめり込みそう」
一体、私を含めどれだけの重量になるのでしょう。
踏み出すごとにあちらこちらに揺れるカバンの群れ。
さすがのホルガーさまも少し歩きづらそうです。
「何だホルガー、嫁さん一人抱えられないのか」
「鍛え方が甘いの」
「殿下は軽い! 羽のように! 邪魔なのはあなた方の酒ですよ!」
お二人はにかりと振り返ると「修行じゃ修行!」とさくさく歩いていかれました。
「ほれ置いてくぞー!」
ほけほけと楽しそうな笑い声が夜闇にこだまします。
「……くそっ!」
「大将、酒いくつか持ちましょうか?」
苦笑されるアサトさまに、ホルガーさまは首を振られました。
「いや、余裕だ」
「意地を張らないでくださいよ」
お二人が言い合われている隙に、ヘレンさんがそっと耳打ちされました。
「優しい人ね」
私は一つ頷くと、「はい」と請け合いました。
(本当に、優しい方です)
頭を彼の背に預け、そっと目を閉じました。
* * *
山頂からの景色は想像以上のものでした。
眼下には、シュトラの街灯りが広がっていて、まるで光の海のよう。星々には、手を伸ばせば届きそうな気がします。
空気が澄んでいるのか、夜空の色さえもどこか幻想的に見えました。
「ルコットちゃん飲んでるかーい!」
「殿下に絡まないでください!」
宿でいただいたお弁当を囲んで、美味しい料理に舌鼓をうちながら、透明な空気を胸いっぱいに吸い込みます。
傍らには、ヘレンさんとアサトさま。
少し離れたところでは、ホルガーさまが、ベータさま、ブランドンさまと楽しげに談笑されていました。
「おいホルガー! 羨ましい! けしからん! あんな可愛い嫁さんをもらいおって!」
「そうじゃそうじゃ! わしが娘にもらう! よこせ!」
「何をわけのわからないことを! 渡しませんよ! この酔っ払い!」
シュトラの温かな街の灯りと、金銀に輝く星々。
賑やかな笑い声。
「……まるで、夢のようだわ」
王宮の片隅で、ばあやと二人、なるべく静かに、目立たぬように暮らしてきたあの日々。
まさかこんなにたくさんの人と、これほど賑やかな夕食を迎えることになるなんて。
「……ばあやにも、食べさせてあげたい」
きっと、とても喜ぶはずです。
ばあやの嬉しそうな、くしゃりとした顔が脳裏に浮かびました。
思わず浮かんできた涙を拭おうとすると、そっと眼前にハンカチが差し出されました。
「……ばあや殿もお連れできれば良かったのですが」
沈んだ顔のホルガーさまに、私は急いで首を振ります。
「ばあやには、この寒さはこたえますわ」
「……帰ったら、ばあや殿も一緒に、庭でバーベキューでもしましょうか」
――優しい人ね。
ヘレンさんの言葉が頭に響きます。
この大変な時期に、庭でバーベキューなんて。
お仕事でくたくたなはずなのに。仮眠室で一分一秒でも長く眠られたいはずなのに。
「……ありがとうございます。ばあやも、きっと喜びますわ」
こぼれそうな涙を、ハンカチで押さえます。
ホルガーさまは、複雑な表情で下を向かれました。
「殿下、伺っても良いですか」
「……はい、何でしょうか」
珍しく思いつめた雰囲気に、躊躇いがちな声。
さんざん悩まれた末のお話だとわかりました。
「あのとき、涙を流された理由を、ずっと、考えていたのですが……俺は、殿下を傷つけてしまったのでしょうか」
私は息を呑みました。
あのときというのは間違いなく、サフラ湖へ出かけた日のことでしょう。
「ち、違います! ホルガーさまは何も……! あれはただ、私が……」
私が、勝手に悲しくなっただけ。
理性ある理想的な妻になれないことが。
好きな人の幸せを喜べそうにないことが。
彼の無二になりたいと願ってしまう浅ましい心が。
でも、こんなこと、言えるはずがありません。
言えばホルガーさまを困らせてしまうだけです。
しかし、意を決して尋ねてくださったホルガーさまに、ごまかしの言葉を返すなんて。
私の逡巡に、ホルガーさまは優しく微笑まれました。
「すみません、困らせるつもりはなくて……殿下が今悲しまれていないなら、それでいいんです」
私は、自分が情けなくなりました。
これほどまっすぐな思いやりに、何も答えないなんて。
それだけはいけません。
ごまかしではない、私の気持ちをきちんとお伝えしなければ。
私は決死の覚悟で口を開きました。
「……私は、ホルガーさまの妻でいられる自信がないんです」
「え……!?」
そのとき、頭上がぶわりと明るくなりました。
反射のように空を見上げ、絶句します。
そこには、白銀のカーテンのような光が広がっていました。
「お! ようやく来たか!」
酒瓶を抱えたベータさまとブランドンさまが立ち上がられます。
夜空に広がる光に向かって背伸びをされました。
「今夜はひときわ美しいのぉ」
「あの、あれは?」
アサトさまの問いに、お二人は満足げに鼻を鳴らされます。
「あれは女神の散歩道じゃ」
「……女神の散歩道」
暗い夜空に徐々に広がっていく眩い光の帯。
それは、アルシラの決まった山の上からしか見えないのだとか。
地元の方々には「女神の散歩道」と呼び親しまれているのだそうです。
「わしらからの結婚祝いじゃ」
「……すごいです」
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