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絶対不可侵中立国アルカンと第一次勇者戦争
再会と逃亡④
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前回のあらすじ
ちょっと脅すとめっちゃビビられる。どうもノアです。
「俺もこの国には嫌気がさしていたんだ。ちょうどいい機会だしその話乗るよ」
1人目の騎士さんから2、3、と来てこれで4人目。
結構順調に話が進んでいた。
「さて、残るはあと1人か」
(最後の騎士はちょっと来るかどうか分からないですぞ!!)
アヴェの頭の上でスタンバってるインがぷるぷるしながら言う。
......何にスタンバってんだ?
「なんでだ?」
(この騎士は孤児だった頃にどうやら貴族(まとも)に助けられたことがあるそうですぞ!!その恩を返す為に騎士として働いているらしいですぞ!!)
そりゃ難しいな。
恩や借りって言うのは人を縛り付けるからな。
今の私がいい例だ。
何も知らずに召喚されて、お前はいらないとポイ捨て。
どこに行けばいいか分からない状態で、この世界の常識を知らない。
まぁ、多分なんとかなっただろうけど、そんな中お金や常識を教えてくれたのは助かったからな。
本当はそんな借りなんて忘れて戦争で殺した方が楽なんだけどね。
(ここですな!!)
着いたのは普通の家だった。
ちなみに家族持ちの騎士さんではない。
コンコンとドアをノックする。
「ん?誰だい?こんな時間に」
ドアを開けて騎士さんが出てきた。
「こんばんは、騎士さん。私の事を覚えてる?」
とりあえず自分が勇者でなくて追放されたと言うのを黙って、私の事を聞いてみる。
今まで1人もこの質問だけでわかった騎士はいない。
この人はどうだろうか?
「うーん、悪いな。覚えてない」
全滅だった。
「勇者として召喚されたけど、勇者の称号がなくて追放された子って言えば分かるかな?」
これで覚えてないって言われたら帰るけどどうかな?
「勇者.....勇者......追放.....あぁ!!あの時の君か!!」
最初の騎士さんからずっとみんな同じ反応をするのでちょっと笑けてくる。
「で?なんの用だい?」
「絶対不可侵中立国アルカンに来ない?」
このあとの反応は「......は?」だな。
「......は?」
ね?言ったでしょ?みんな同じ反応するからちょっと笑けてくる。
あれ?デジャブ?
~少女?デジャブ繰り返し中~
「悪いな、その話には乗れない」
事情を説明し終えた後騎士さんはそう言った。
この人はダメだったか。
残念だ。
「そっか、じゃぁ、次会うのは戦場だn─────」
戦場だね、と言おうとしたその瞬間、騎士さんの首が吹き飛ぶ。
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?!
首を吹き飛ばした本人に顔を向ける。
「何してんの?アヴェ」
え?この子ホントに何してんの?なんで首を吹き飛ばすのさ。
「ご主人様、ご主人様が言ったことが万が一漏れるような事があったら面倒です。殺すべきだと判断しました」
やだこの子、言ってることはわかるけど空気読もうよ。
ちょっと脅すとめっちゃビビられる。どうもノアです。
「俺もこの国には嫌気がさしていたんだ。ちょうどいい機会だしその話乗るよ」
1人目の騎士さんから2、3、と来てこれで4人目。
結構順調に話が進んでいた。
「さて、残るはあと1人か」
(最後の騎士はちょっと来るかどうか分からないですぞ!!)
アヴェの頭の上でスタンバってるインがぷるぷるしながら言う。
......何にスタンバってんだ?
「なんでだ?」
(この騎士は孤児だった頃にどうやら貴族(まとも)に助けられたことがあるそうですぞ!!その恩を返す為に騎士として働いているらしいですぞ!!)
そりゃ難しいな。
恩や借りって言うのは人を縛り付けるからな。
今の私がいい例だ。
何も知らずに召喚されて、お前はいらないとポイ捨て。
どこに行けばいいか分からない状態で、この世界の常識を知らない。
まぁ、多分なんとかなっただろうけど、そんな中お金や常識を教えてくれたのは助かったからな。
本当はそんな借りなんて忘れて戦争で殺した方が楽なんだけどね。
(ここですな!!)
着いたのは普通の家だった。
ちなみに家族持ちの騎士さんではない。
コンコンとドアをノックする。
「ん?誰だい?こんな時間に」
ドアを開けて騎士さんが出てきた。
「こんばんは、騎士さん。私の事を覚えてる?」
とりあえず自分が勇者でなくて追放されたと言うのを黙って、私の事を聞いてみる。
今まで1人もこの質問だけでわかった騎士はいない。
この人はどうだろうか?
「うーん、悪いな。覚えてない」
全滅だった。
「勇者として召喚されたけど、勇者の称号がなくて追放された子って言えば分かるかな?」
これで覚えてないって言われたら帰るけどどうかな?
「勇者.....勇者......追放.....あぁ!!あの時の君か!!」
最初の騎士さんからずっとみんな同じ反応をするのでちょっと笑けてくる。
「で?なんの用だい?」
「絶対不可侵中立国アルカンに来ない?」
このあとの反応は「......は?」だな。
「......は?」
ね?言ったでしょ?みんな同じ反応するからちょっと笑けてくる。
あれ?デジャブ?
~少女?デジャブ繰り返し中~
「悪いな、その話には乗れない」
事情を説明し終えた後騎士さんはそう言った。
この人はダメだったか。
残念だ。
「そっか、じゃぁ、次会うのは戦場だn─────」
戦場だね、と言おうとしたその瞬間、騎士さんの首が吹き飛ぶ。
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?!
首を吹き飛ばした本人に顔を向ける。
「何してんの?アヴェ」
え?この子ホントに何してんの?なんで首を吹き飛ばすのさ。
「ご主人様、ご主人様が言ったことが万が一漏れるような事があったら面倒です。殺すべきだと判断しました」
やだこの子、言ってることはわかるけど空気読もうよ。
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