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エルフ国リナルドと暴風龍テンペスト

エルフ国と里帰り①

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前回のあらすじ

 どこの国に行こうかな?



 正教会国から帰ってきて2日後、国王に女神に会ってきた事を報告。

 これで一段落した。

「ノア様、エレナ様達がお見えになりました」

 のんびりしていると、セバスチャンからエレナさんが来たと報告が入る。

 アルカンに逃げてきた後、騎士の人達とその家族の人達とは仲良くしている。

 独身だった1人は結婚したしな。

 騎士の人たちは今は冒険者をしている。

 ここら辺に出てくる魔物は雑魚ばかりだからな。

 それでも油断すると危険だけど。

「ん、応接間に通しておいてくれ、準備したら行くから」

「かしこまりました」

 起きてからまだ着替えてないのでいつもの服装に着替える。

 もう昼前なんだけどね。

 着替え終わると応接間に行く。

「ノア様!!ノア様~!!次は味噌汁作ろうと思うんですけど、味噌汁って好きですか?」

 応接間に行く途中、fourth fiveが話しかけてくる。

 味噌汁か....そう言えばこの世界に来て味噌汁って食べてないな。

 私が創ったホムンクルス達は私の知識を引き継いでいる。

 もちろん料理の知識もだ。

「好きだけど、味噌なんてあったか?私の記憶には無いんだが…」

 この世界に来てから味噌を見た事が無い。

 あったらそれっぽい料理を食べてるはずなんだけど....

「ないですよ?でも何とかします!!」

 何とかします!!じゃねぇよ。

 それ味噌汁じゃないじゃん。

「....まぁ、期待しないで待ってるよ」

 これは今回も悶絶するんだろうな…

「はい!!期待しててください!!ノア様!!」

 元気だけはいいんだけどなぁ.....

 と、そんなやり取りがあった後、応接間についた。

「久しぶりだな、ノア」

「久しぶりね~。元気だったかしら?ノアちゃん」

 応接間に入るとエレナさんとワークス(夫)が挨拶してくる。

「久しぶり、二人とも。それで?今日の用事は?」

 ソファーに座り、セバスチャンに紅茶を頼む。

「ノアちゃんのお陰でこの国に移住したでしょ?」

「そうだな」

「それで私の両親に、アルカンに移住したって報告をしようと思ってね~」

「それと、新しい家族が増える事の報告だな」

 ........ん?え?新しい家族?

「まさか.....」

「王国の時は不安だったからね~。アルカンなら平和だから」

 顔を若干赤らめながらお腹をさするエレナさん。

 パッと見では分からないが、どうやら授かったみたいだ。

「こりゃ御祝儀がいるな。100万ロルでいいか?」

「要らないわよ~。家も貰ってるんだから。それでね、ノアちゃん達頼みがあるのよ」

 ん?頼み?

「簡単に言うと一緒にエルフ国に来てくれないかって事だな」

 え?なんで?
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