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一章:冒険の始まり
五話:おっさんはこの世界について知る
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「俺は翔平だ」
『ショウへー?変わった名前だな』
「まあかなり遠くから来たからな」
『にしてもお前スライムと死闘とか子供並みだろ(笑)』
(まあ実際赤ん坊並みって言われたし…)
「まあ冒険者になったばかりだし…」
『ってことは俺は先輩冒険者って事だな。聞きたいこととかあったらなんでも聞いていいぞ』
(おおっこれは情報収集のチャンス!)
「このモンスターの素材は何か役に立つのか?」
そう言ってクラゲみたいになったスライムを見せる。
『スライムはあまり価値はないが、大抵のモンスターの素材は売れるぞ』
(なるほど、モンスターを狩って素材を売るのが仕事ってわけだな)
「これはいくらくらいで売れるんだ?」
『スライムだと銅貨3枚程度じゃねぇか?』
(そういやお金の価値を知らないな…)
初めは笑われて少し腹が立ったが、悪いやつではないと気付いた。
俺はグラムに常識的なことまでいろいろ聞きまくった。
そんなことも知らないのかと言われたが知らんもんはしょうがない。
グラムによると平民の平均収入は月に金貨5枚ほど。
大体二十万円程だろうか、物の価値などは地球のものと全く違うので円にして計算してもほとんど意味はない。
例えばビー玉などの、ただのガラス玉でもこっちでは宝石扱いされる。
綺麗な玉状にするのは難しいからだそうだ。
そんなこんなでいろいろ聞いた後、俺はグラムにお礼を言って町に戻った。
(そろそろ暗くなったから宿を探さないと)
そう言って俺へは町の人の達にどこか泊まれる所はないか聞いて宿屋を見つけた。
やはり日本のホテルとは全く違うが寝るだけだし別にいいだろうと思い、一泊銀貨2枚で俺は小さな部屋でベットに横たわり眠りについた。
翌朝、俺はスライムの素材を売るために冒険者ギルドに向かった。
素材はグラムの言うとおり銅貨3枚で売れた。
ランクも無事にEに上がってクエストを受けにクエストボートを眺めていると
グラムが話しかけて来た。
『なんだお前Eランクになったのか、これで本格的に冒険者になるわけだが武器はあるのか?』
「ないな」
武器の扱い方とか知らないし…
『ハッハッ、そういやお前昨日は木の棒でスライムと戦ってたな(笑)。武器が良いと狩るのが楽になるぞ』
そう言われてグラムは俺に武器屋に行くよう勧められたが、剣を扱うにはやはり剣術スキルがいるらしい。
俺にはそんなスキルない、木の棒を振り回しまくったらスキルを習得できるらしいので棒を振り回しながら草原を歩いていた。
「そう言えばスライムを倒した時にレベルが上がってたんだっけな」
レベルが上がった事を思い出して俺はステータスを確認する。
___________________________________
名前:田中翔平
年齢:29
職業:冒険者
Lv:2
種族:人族
性別:男
称号:巻き込まれた者|社畜|ぼっちの極み|スライムと死闘した者
HP:80
MP:13
物理攻撃力:2
魔法攻撃力:3
物理防御:3
魔法防御:5
精神力:25
知力:30
瞬発力:15
運:10
属性:無
スキル:状態異常無効|鑑定Lv.1|言語理解|アイテムボックス|工作Lv:1
___________________________________
「………全く変わってなくね!?
レベルはちゃんと上がってるのにステータス全く変わってなくね!?
なにこの称号!?スライムと死闘した者!?
恥ずかしい称号ばっかり付くじゃん!」
ハァ…ハァ…
「ん?スキルが一つ増えてる!
えーっと、工作?どんなスキルだろう。
疑問に思いスキルを鑑定してみる。
スキル:工作
素材がさえあれば疲れずにどんな物でも作れる。
…チートじゃね?
素材があれば疲れないで作れるっていいな…
素材があればだが。
そんな事を考えつつ、棒を振り回しながら歩き続けていた。
『ショウへー?変わった名前だな』
「まあかなり遠くから来たからな」
『にしてもお前スライムと死闘とか子供並みだろ(笑)』
(まあ実際赤ん坊並みって言われたし…)
「まあ冒険者になったばかりだし…」
『ってことは俺は先輩冒険者って事だな。聞きたいこととかあったらなんでも聞いていいぞ』
(おおっこれは情報収集のチャンス!)
「このモンスターの素材は何か役に立つのか?」
そう言ってクラゲみたいになったスライムを見せる。
『スライムはあまり価値はないが、大抵のモンスターの素材は売れるぞ』
(なるほど、モンスターを狩って素材を売るのが仕事ってわけだな)
「これはいくらくらいで売れるんだ?」
『スライムだと銅貨3枚程度じゃねぇか?』
(そういやお金の価値を知らないな…)
初めは笑われて少し腹が立ったが、悪いやつではないと気付いた。
俺はグラムに常識的なことまでいろいろ聞きまくった。
そんなことも知らないのかと言われたが知らんもんはしょうがない。
グラムによると平民の平均収入は月に金貨5枚ほど。
大体二十万円程だろうか、物の価値などは地球のものと全く違うので円にして計算してもほとんど意味はない。
例えばビー玉などの、ただのガラス玉でもこっちでは宝石扱いされる。
綺麗な玉状にするのは難しいからだそうだ。
そんなこんなでいろいろ聞いた後、俺はグラムにお礼を言って町に戻った。
(そろそろ暗くなったから宿を探さないと)
そう言って俺へは町の人の達にどこか泊まれる所はないか聞いて宿屋を見つけた。
やはり日本のホテルとは全く違うが寝るだけだし別にいいだろうと思い、一泊銀貨2枚で俺は小さな部屋でベットに横たわり眠りについた。
翌朝、俺はスライムの素材を売るために冒険者ギルドに向かった。
素材はグラムの言うとおり銅貨3枚で売れた。
ランクも無事にEに上がってクエストを受けにクエストボートを眺めていると
グラムが話しかけて来た。
『なんだお前Eランクになったのか、これで本格的に冒険者になるわけだが武器はあるのか?』
「ないな」
武器の扱い方とか知らないし…
『ハッハッ、そういやお前昨日は木の棒でスライムと戦ってたな(笑)。武器が良いと狩るのが楽になるぞ』
そう言われてグラムは俺に武器屋に行くよう勧められたが、剣を扱うにはやはり剣術スキルがいるらしい。
俺にはそんなスキルない、木の棒を振り回しまくったらスキルを習得できるらしいので棒を振り回しながら草原を歩いていた。
「そう言えばスライムを倒した時にレベルが上がってたんだっけな」
レベルが上がった事を思い出して俺はステータスを確認する。
___________________________________
名前:田中翔平
年齢:29
職業:冒険者
Lv:2
種族:人族
性別:男
称号:巻き込まれた者|社畜|ぼっちの極み|スライムと死闘した者
HP:80
MP:13
物理攻撃力:2
魔法攻撃力:3
物理防御:3
魔法防御:5
精神力:25
知力:30
瞬発力:15
運:10
属性:無
スキル:状態異常無効|鑑定Lv.1|言語理解|アイテムボックス|工作Lv:1
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「………全く変わってなくね!?
レベルはちゃんと上がってるのにステータス全く変わってなくね!?
なにこの称号!?スライムと死闘した者!?
恥ずかしい称号ばっかり付くじゃん!」
ハァ…ハァ…
「ん?スキルが一つ増えてる!
えーっと、工作?どんなスキルだろう。
疑問に思いスキルを鑑定してみる。
スキル:工作
素材がさえあれば疲れずにどんな物でも作れる。
…チートじゃね?
素材があれば疲れないで作れるっていいな…
素材があればだが。
そんな事を考えつつ、棒を振り回しながら歩き続けていた。
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