兄に婚約者を略奪愛された童皇子は、帝国から亡命し有能少女と一緒に下剋上を目指します

 天空宮殿は全ての貴族、皇族が住まう場所である。『童皇子』と呼ばれるイルナスは、成長が6歳のまま止まってしまっている。そのため、周囲からはバカにされる日々を送っていた。
 ある日、お茶会の場で、婚約者マリンフォーゼに婚約破棄を言い渡され、兄のエヴィルダースに乗り換えられた。惨めな気持ちで部屋へと帰ると『星読み』のグレースから、ある男を紹介される。
 名はヘーゼン。彼はイルナスの異常なほどの潜在魔力が成長を阻害しているのだと説明し、イルナスの勢力拡大に尽力する事を誓う。
 しかし、次期皇太子を決める『星読みの儀式』で、イルナスの潜在魔力が予測以上に高いことがわかり、次期皇太子に指名されてしまう。未だ勢力の確立していない状態では暗殺は必至。ヘーゼンは一番弟子の少女ヤンに指示して亡命を指示する。

 そして、その日のうちに天空宮殿を抜け出したヤンとイルナスの逃亡生活が始まった。
 
 なんとか西へと逃げのび、ゼ・マン候に匿われて平民として生活を始める二人だが……

 シリアスとギャグは半々ほどの宮廷ダークファンタジーです!
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