けものとこいにおちまして

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番外編2-ルウとマイラにインタビュー-

ルウさんに質問です。
Ｑ．ルウはカナタのことをどう思っているの？
兄ちゃん！でも、ぼくには本当の兄ちゃんがいるから…兄ちゃんの兄ちゃん、かなあ。兄ちゃんより大人っぽいなって思うこともあるし、ぼくよりやんちゃに見える時もあるよ。

Ｑ．なんでカナタを助けようと思ったの？
山で遭難してる人がいるのに、ほうっておくのはダメだよね？
でも、助けた人がカナタでよかったって、すっごく思ってるよ！

Ｑ．これまでのカナタとの生活を振り返るとどう思う？
楽しい！兄ちゃんと2人の生活も楽しかったけど、もっともっと楽しい。一緒にご飯作って、食べて、遊んだり買い物したり…

Ｑ．でもそれはガルフと2人の生活の時もしていたのでは？
兄ちゃん、仕事で忙しいときはあんまり遊べなかったから、カナタが居てくれて楽しい時間が増えたよ！

Ｑ．あちらでガルフが悔しそうにこちらを見ているけど…
え”！兄ちゃんごめん！悪い意味で言ったわけじゃないんだよ！？兄ちゃんとの生活も楽しかったし…ああ、兄ちゃん！

（泣き崩れたガルフを慰め続けていたために、ルウへのインタビューは中断となりました）


マイラさんに質問です。
Ｑ．マイラはカナタのことをどう思っているの？
そうね、まだ少ししか話していないし、街で暮らしているのを少し見ただけの私見だけれど…
お人よしで、世話焼きで、弱そうに見えるのに芯が通っているって印象を受けたわね。

Ｑ．マイラはずっと街で一人暮らし？
そうよ。私、基本集団生活とか、誰かに合わせて生活をするのは苦手だから街に出てからは1人ね。

Ｑ．そんな中でガルフたちの生活を見て思うところはあった？
彼らの生活を見て、うらやましいとか、そういう自分に置き換えた感情を持ったことはないわ。
ただただ、幸せそうで何よりね、って感じ。

Ｑ．3人の関係性をどう捉えていますか？
カナタとルウが買い物をしている様子は、パッと見、兄弟のようにも見えるのだけれど…それだけじゃないものも感じるの。なんていうか、帰りを待つ恋人の為にプレゼントをこっそり選んでいるような。実際ガルフが買い物をしているところを見たわけじゃないけれど、ただの兄弟って言うには…言葉足らずな気もするのよね。

Ｑ．はい、ありがとうございました。
あら、私のインタビュー、ドッキリもなにもなかったわね、つまんないの。