黒竜は宿敵を娶りたいようです。

雲丹はち

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恥ずかしさで腰が小刻みに震える。
広大な洞くつの中で、ドラゴンが自分の精液を吸い上げる音が反響する。
そこに、ある考えが胸をよぎった。

『ふふ。ニンゲンはおもしろいことを妄想する。

 いま誰か助けが来たら、お前はあられもない姿を見られてしまう訳か。赤の他人に』

「っ! 俺の思考を勝手に覗くな……!」

『おもしろいな。他人に見られると感じてしまうタチか。

 先ほどの奮戦ぶりが嘘のような性癖をお持ちだな。我が伴侶どのは』

「ゃぁ……、…、…!!」

騎士としての尊厳が、どんどん剥ぎ取られていく。

『ふふ。その虚飾、我がはぎとってやろう。ほれ、肉厚な我の舌で吸われるのが好きか?』

ぢゅぅぅうう。

巻きつきが強くなり、ざらざらとした舌に竿ごと吸い付かれる。ドラゴンの唾液で濡らされるたび、体に小さな電流が走る。

『この金玉とやらがカラになるまで吸い尽くしてやるからな。ふふ。我の舌のナカで、びくびく震えているぞ。

 可愛いな。これが、先程まで我と対等に戦いあっていた騎士の体とは思えぬ』

「ゃだ…………。……ぁ、ぁ、ぁ、……フ、ゥウっ!」

『我慢せずとも良い。イケ。イって乱れるさまを我に見せてみよ』

「っ!! ……ひんッ……だめ、だ。出すな……ぁぁぁああああ……っ、ッ、っ♡♡」

悶絶と同時にクルトはイかされた。しかし今度は黒竜は舌をどかした。
自分が射精するさまをはっきりと見せつけられる。硬い肉棒に隆起した亀頭から出続ける精液。勢いよく噴き出した液体は、ドラゴンの赤い舌を白く汚し、その腹も汚した。

(……嫌だ。こんな、イかされ…か…た……)

自分の肉棒に添えられていたのは自分の手。淫紋を付けられたとはいえ、倒すべき敵の前でみっともなく射精する自分の姿を今一度見せつけられて、クルトのプライドはズタズタだった。

『どうだ。気持ちよかったか?』

もはや反論する気力もなかった。

『たくさんそなたをイかせたのだ。今度は我を楽しませてくれよ』

そう言うと、ドラゴンの体が白い光に包まれた。広い洞くつを埋め尽くすほどの巨体は消え、自分より頭ひとつ分背の高いドラゴンが二本足で立っていた。

『ふむ。この姿だとそなたを間近で見られて良いな』

上機嫌でしっぽを揺らしている。
その二本足の間に、ありえない太さのモノが生えていた。

しかも二本。

股間から上下二本の肉棒が生えて、勃起していた。そして太さはそれぞれクルトの手首ほどはある。硬い竿にはそれぞれ違う位置に血管が浮かび、どくどくと脈打っている。
鱗に似て、黒光りする竿はそれ自体が凶器に見えた。

「な……、なっ…………!」
『形もイイだろう? きっと、そなたも気に入るぞ。たくさん種付けしてやるからな』

ニヤリと舌なめずりして、二本足の黒竜が近づいてくる。
そのまま地面に押し倒され、長い舌で唇を吸われた。
顔をそむけようとする度、しつこく舌に吸いつかれ口内をまさぐられた。

ちゅ、ちゅっ、ちゅ、ちゅぅぅう。

自分と彼のキスする音が洞くつに反響し、聴覚を犯していった。


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