不死王はスローライフを希望します

小狐丸

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二百四十五話 役割分担

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 冒険者ギルドや錬金術師ギルド、薬師ギルドの責任者が集まる日程は、思ったよりも早く決まった。

 これは合同買取所の設立に合わせ、草原地帯の城塞都市……もう、いい加減名前を付けるか。

 そうだな。【アウロラ】にしよう。深い意味はない。こんなのはフィーリングが大事だからな。

 で、各ギルドの責任者が思ったよりも早く集まる事が出来たのは、アウロラの合同買取所立ち上げに来ていたからだ。

 だからあとは竜人族の長老を呼べば、その日のうちに会合をする事も出来たんだが、流石にそれは少し日にちが欲しいとお願いされた。まあ、それぞれ要望を纏めるのに時間は必要だな。

 それと冒険者ギルドの支部長グランツは、合同買取所の設立からずっとアウロラに居る。それだけここが重要な地だと冒険者ギルドとしては考えているんだろう。




 それからそれ程日を空けず話し合いは行われた。

 メンバーは、前回の俺とセブール、ダーヴィッド君に、教会からロダンさんとアーシアさん、竜人族の長老、冒険者ギルドの支部長グランツ、錬金術師ギルドと薬師ギルドの人の名前は知らん。何故か俺が居るだけで、まるで氷像になったみたいに固まっている。

 俺やセブールの存在の格を感じたのか。多分、今日は火竜の竜人ギータと氷竜の竜人グラースの二人が参加しているからだな。

 俺やセブールは、普段は魔力や気配を消すか、一般人並みに誤魔化しているけれど、ギータとグラースは元が竜だからな。しかも魔王国に暮らす竜人族とは格が違う竜人の始祖だ。その存在感にビビッているんだろう。

「では、みなさん揃われたようなので、僭越ながら私ダーヴィッドが進行を努めます」

 みんなが席に着いた時点で、ダーヴィッド君が話し合いの開始を告げる。

「事前にこの会合の議題はお知らせしていると思いますが、合同買取所の設立に伴うここアウロラが被るデメリットをいかに少なくするかです」
「ああ、あの冒険者崩れの件では申し訳ない。冒険者ギルドとしても責任を感じている」

 ダーヴィッド君が今日の議題をざっくりと言うと、冒険者ギルドの支部長グランツが頭を下げて謝罪した。

 ローズ商会が連れて来ていた盗賊と呼んでもいい不良冒険者。あいつらが暴れた件だな。

 まあ、俺たち的には、孤児院の子供達への良い訓練扱いだったから、グランツに思うところはなかったりする。止めようと思えば、奴らが動く前に止めれたからな。

「支部長が謝罪したように、商人が増えると護衛の冒険者も当然増えます。今のままなら孤児院の子供だけじゃなく、農地で働く者達の子供にも危険は及びます」
「ここ以外じゃ、子供だけで遊ぶ光景なんざあり得ないが、イキイキと遊ぶ子達の姿こそアウロラの街だからな。初めて見た時は信じられなかったぜ」
「当然じゃ。ここは森神様と古竜様方がおわす地。人攫いなど赦してはならんぞ!」

 ダーヴィッド君が子供達に危険が及ぶ確率が上がる懸念を示すと、グランツはここに来て子供達だけで自由に遊べる治安の良さに驚いたようだ。

 治安の良さにグランツが驚いたと言うと、竜人族の長老が当たり前だと声を上げる。

 いや、オオ爺サマ達古竜を信仰する竜人族だから興奮するのも分かるけど、そこにサラッと森神様なんてワードを入れないで欲しい。

「まぁまぁ長老も落ち着いて。それで治安の維持を考え、竜人族の集落からアウロラまでの間に、護衛の冒険者が宿泊する宿などを集めた小さな街……いえ、村ですかね。それを造ろうという事になりました。ここまではいいですね」
「おう。冒険者ギルドとしてはありがたい。ギルドの支部を設ける事が出来るからな。流石にアウロラには支部は置けない。ここの合同買取所は、基本的に冒険者が素材を持ち込む場所じゃないからな」

 グランツが言うように、ここの合同買取所に森の素材を持ち込むのは、普通の冒険者じゃ無理だ。だから基本的に俺とその眷属達、そして子供達のパワーレベリングの副産物になる。

「錬金術師ギルドとしては、アウロラに工房を設置出来ましたので、それを販売する店があれば問題ありませんな」
「薬師ギルドも同じくですな。ただ、深淵の森産の薬草を使いたい薬師が、工房を持ちたいとの要望があるのですが、今のところ全て断っています」
「それは錬金術師ギルドも同様ですな。アウロラに工房をという要望は高いのですが、現状では難しいですから」
「まあ、個人の錬金術師や薬師の工房は無理ですね」

 錬金術師ギルドと薬師ギルドは、冒険者用の街に店が出来れば、そこでポーション類を販売したいらしい。ただ、どちらのギルドもアウロラに工房を設置したい錬金術師、薬師は既に要望がきているらしく、当然そんな話は無理なので断っているそうだ。ダーヴィッド君としても許可するのは難しいと考えているようだ。

 そのうちアウロラ育ちの子供が成長し、錬金術師や薬師となって、この街で工房や店を出すようになればいい。

「そうなると冒険者ギルドの支部とポーション類を販売する店舗。それと高級路線の宿と低価格帯の宿。これくらいですか」
「規模を言えば、鍛治師の工房もあった方がいいんだがな」
「それって冒険者ギルドで誘致可能ですか?」
「手配してみる」

 ダーヴィッド君が必要な施設を数えると、グランツ支部長が鍛治師の工房も可能であれば欲しいとリクエストした。

 確かに、武器や防具の販売も勿論だけど、補修などの手入れは必要になる。実はアウロラには、農具や日用品を作る鍛治師の工房はあるが、冒険者向けの武具を専門とする鍛治師は居ない。

 そもそも冒険者が頻繁に訪れるようになったのは最近だからな。まあ、アウロラの街自体を造ったのが最近とも言う。

 冒険者用の街……いや大きさ的には集落や村か。そんな場所なら酒場も必要になるのかな。

「因みにグランツさん、酒場とかって必要? あと遊廓とか。出来ればこの街の直ぐ側に、あんまり子供の風紀状よろしくない施設は勘弁して欲しいと思ってるんだけど」
「森神様。多くの冒険者は酒と女は欲しいと思うだろうが、そんなものは草原地帯から戻った後で好き勝手遊べばいい話だ。飲食店で多少酒を提供するくらいは問題ないと思うが、その辺りは森神様の方針に従うさ」

 冒険者と言えば、酒、女、博打ってイメージだったから、そんな施設は必要かグランツ支部長に聞いてみたが、遊廓はともかく酒場は可能なら欲しいが必須じゃないと言ってくれた。

 俺としては、子供達が行き来する可能性がある直ぐ側の村に歓楽街なんて抵抗があるからな。

「セブールはどう思う?」
「飲食店でお酒を提供するのはまったく問題ないと思います。お酒を主に提供する酒場も、トラブルは多少許容するならアリかと。ただ、遊廓は必要ありませんね。冒険者用の村の治安が悪化します」
「そうだよな。なら酒場は一応OKって事で。ただし、あんまり調子に乗る馬鹿が出てくるようなら、俺かセブールが出張るからな」

 セブールに相談すると、酒場くらいまではOKじゃないかという事になった。ただ犯罪の温床になるようなら俺もセブールも排除するのに躊躇しない。迷わず潰すと宣言しておく。

 ダーヴィッド君やグランツ支部長の顔が真っ青になり、コクコクと首を縦に振っているけど、俺は二人を脅した訳じゃないからね。


 そこで竜人族の長老が手を挙げた。

「森神様。その冒険者用の村は、ワシらの集落のように高い外壁になるのかの?」
「いや。アウロラも近いし、魔物の心配もほぼないと思うから、あそこまでの外壁にはしない予定だよ」

 竜人族の長老から外壁の話が出た。ただ竜人族の集落は、西方諸国から草原地帯を護る意味合いもあるからあの強固な外壁にした。冒険者用の村は、アウロラも近いし魔物の心配もほぼないなら、簡単な外壁で十分だと思う。

「なら、竜人族から治安維持の兵士を派遣しますで、駐屯する建物をお願いできますか?」
「おお。それはありがたい。竜人族が治安維持を手伝ってくれるなら、喜んで駐屯する為の建物を用意するよ。長老、お願いできる?」
「勿論ですじゃ。あと出来れば古竜様を祀るお社を建てる場所を頂ければ。お社はワシらで建立します」
「それくらい全然大丈夫だよ」

 強固な外壁の代わりに、竜人族の兵士を治安維持の人員として派遣してくれる事になった。

 この地に来ている竜人族は、オオ爺サマのお膝元で悪さなど死んでもしない。だから安心して警備や巡回を頼めるんだ。そういう理由もあり、出来れば竜人族にもお願いしたいと思っていたから、向こうから言ってくれたので二つ返事でお願いしたよ。拠点にする建物なんて、いくらでも建てるさ。

「それと森神様。その冒険者用の村には、ワシらの集落と同じような眷属様を配置されるのですか?」
「あ~、それなぁ。多分、衛兵代わりにゴーレムを数体派遣するくらいかな」

 長老が言う俺の眷属とは、スパルトイのドンナーとベルクやアイアンゴーレムの鉄男と鉄次、あとマザーキラープランツやイモータルトレントの事だな。流石にそれは過剰戦力が過ぎる。馬鹿の威圧と、問題が起きた時に制圧できるようゴーレムを数体派遣するにとどめるつもりだ。

「私達からも少しいいだろうか」

 そこで火竜のオーブからオオ爺サマが生み出した、竜人であるギータが声を上げる。

「おお! ギータ様!」
「うん、何か意見があるのか?」

 一人竜人族の長老が興奮しているが、そこは放置しておこう。

「アウロラの子供達の安全は私達の願いでもあります。そこで竜人族の集落か冒険者用の村のどちらかに、犯罪者をチェックしてアウロラに入れない工夫はないでしょうか?」
「そういったチェック用の魔導具があればトラブルも減ると思うのですが」

 ギータとグラースが言っているのは、よくファンタジー物のラノベに出てくるやつだな。街に入る時に犯罪歴なんかをチェックする魔導具。

「ギータ様とグラース様でしたか。確かに冒険者ギルドが発行するギルドカードには、犯罪歴が書き込まれる機能はある。しかし軽犯罪で捕まった奴のカードに、ギルドが魔導具で書き込む仕組みだからな……」
「なる程。でも無いよりはマシ程度の効果はありそうですね」
「分かった。竜人族の集落か冒険者用の村に設置しよう」
「「お願いします」」

 グランツさんが言うには、一応冒険者ギルドの会員カードには、犯罪歴を記すシステムがあるらしいのだが、捕まった者にしか対象にならない。それも軽犯罪のみだ。この世界では重い罪を犯した者は、よくて鉱山送り。それ以外は死罪らしいからな。カードに犯罪歴が残るのは、軽犯罪者のみになる。

 とはいえギータが言うように、無いよりマシだな。

 もう前世の記憶なんて遥か昔の事だけど、ラノベの設定で街に入る時、手をかざすと犯罪者は赤くなったりするのがあったけど、あんなのマジもんの神様くらいにしか出来ない芸当だ。当然、この世界にはそんな便利な道具は存在しない。とはいえ、軽犯罪と言えどもチェックできるなら有用だろう。

 ギータやグラースは、子供達の守護者でもあるからな。オオ爺サマも子供達を見守ってくれている。馬鹿な犯罪者がアウロラに来るのは面白くないのは当たり前だ。



 その後、取り敢えず建てるものをリストアップし、井戸を幾つ掘るかなどの細かな部分を話し合う。

「森神様。我らの集落のように水の宝珠は設置せぬのですか?」
「宝珠って、湧水の魔道具の事か。流石にあれは盗賊ホイホイが過ぎるだろう。盗めないよう結界を張ればいいだけの話だけどな」
「そうですな。あの湧水の魔道具に使われている水の魔石。あれを見れば、そんな気のない者も犯罪に走りそうではありますな」

 竜人族の長老から、集落に設置したような湧水の魔道具は設置しないのか聞かれたが、セブールも言うように、あのサイズの魔石を見れば、まったくそんな気のない者も犯罪に手を染めそうだ。それに冒険者用の村に湧水の魔道具は必要ない。

「長老。冒険者用の村は農業をする訳じゃないからな。井戸があれば十分だよ」
「そうでしたか。では灯りの魔道具などの森神様が色々と下さった魔道具は?」
「ああ、それなぁ。ダーヴィッド君はどう思う?」

 このアウロラには、俺が造った魔道具で溢れている。それは外の農地に住む人達の家も同様だ。

 灯りの魔道具に始まり、コンロや汚物や汚水を分解、浄化する魔道具まで。これは深淵の森で薪などを手に入れるのが、俺達以外には無理だからという理由もある。

「ここでの生活は、シグムンド様の魔道具が無ければ成り立ちません。灯りの魔道具と下水や汚物の分解、浄化の魔道具は必須でしょう。あとは宿や食堂にコンロの魔道具は必要だと思います」
「そうだよな。そうなると盗難防止の仕組みは必要になるか」

 この草原地帯で人が暮らすには、今のところ魔道具が必要だった。アウロラや竜人族の集落は、全部俺の魔道具に依存している。なんせ薪を森でなんて、俺達以外じゃ自殺行為だからな。

 ここ以外じゃコンロの魔道具なんて、貴族や豪商じゃないと持っていないが、ここでは必須の魔道具になる。

 そんなアウロラや竜人族の集落では、ありがたい事に俺が設置した魔道具を盗もうなんて人は居ない。竜人族の集落では拝まれるくらいだからな。

 ただ冒険者用の村となると、盗難防止策を考える必要がある。

 宿や食堂、雑貨屋や鍛治の工房を営む人は別にして、護衛で訪れて利用する冒険者は全員疑ってかかる必要があるからな。

「盗難防止に関しては、少し考えてみるよ」

 その後、村を造るに辺り、作業員として竜人族からも人を出してくれる事になり、ダーヴィッド君もアウロラに駐屯している兵士を交代で派遣してくれる事になった。お手伝いは大歓迎だ。

 さて、村一つくらい、サクッと造ってしまおう。言ってる間に冬になってしまう。

 大陸の南端に位置する草原地帯なので、冬と言ってもそれ程厳しくはないが、寒くない訳じゃないからな。



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