不死王はスローライフを希望します

小狐丸

文字の大きさ
108 / 109
連載

二百五十四話 辿り着く者たち

しおりを挟む
 春も終わりかけ、大陸の南端にある草原地帯も気温が上がり、新緑の緑が濃くなってきた頃、遥か大陸の南西部からの来訪者も、草原地帯まで直ぐの距離まで来ていた。



 その数は少なくたったの五人。しかし全員が巨漢な上、まるで筋肉の鎧を着ているような体躯。

 そんな者たちが駆るのは、魔物の血を引く騎獣。速さよりも巨躯の男達を乗せてもびくともしないスタミナとパワーが特徴の騎獣。その所為もあって彼等の長旅はゆっくりとした道程だった。

 一国の王でありながら、五人というあり得ない少数での旅をするのは、獣王国の王レオニダスとその一行。


「ふぅ。親父、やっとこさ草原地帯まであとちょっとだな」
「仕方あるまい。これでもわしは獣王国の王で、獣王国は西方諸国連合に加盟しておるからな」
「若、国と国との付き合いも重要ですぞ」
「分かった。分かったよ。親父とディーガが言いたい事は分かってるって」

 一行で一番若いマグヌスが、やれやれやっと辿り着くとげんなりしたように言うと、父であるレオニダスが、王として同盟国の中を移動しているのだから理解しろと鋭い視線が物語る。

 実際、レオニダスもその土地の権力者達の歓待に飽き飽きしている。だが、ディーガも言うように、西方諸国連合の一員として顔を合わせての付き合いも重要だった。

 普段が国に閉じこもり、鍛錬をするかダンジョンに潜っているレオニダスなので、国同士の交流が出来る機会など滅多にないのだから。

「若よ。美味いもんたらふく食えたんだからよかったじゃないか」
「そうだな。肉は国のダンジョン産の方が美味いが、酒は西方諸国の方がずっと美味いからな」
「違いねえ」

 五人の中でも一際巨体である熊の獣人グズルと黒豹の獣人レーバーが、豪華な食事で歓待してくれたのだからと笑う。



 レオニダス一行が、草原地帯まで時間が掛かったのは、騎獣の速度もあるが、その通過した国々の歓待にも原因があった。

 西方諸国の国々にとっては、獣王国の王レオニダスとは、先代魔王に立ち向かう英雄だったのだから大歓迎するのも当然だろう。

 戦争が終わり、国々で貧富の差はあれど、ほとんどの国は貧困から脱出しつつある。それ故に、ただ通り抜けるだけだとしても、英雄の来訪を歓迎するのは、権力者にとって意味のあるものなのだろう。

 そもそも一国の王が、たった五人で国を越え長距離を旅するという事が異常なのだが、それは獣王国には当て嵌まらないというのは、西方諸国連合での共通認識のようだ。

 ただ一行の歩みが遅かったのには、通過国の歓待の他にも理由があった。

「途中、親父がダンジョンなんて寄り道しなきゃもっと早かったと思う」
「他国のダンジョンなど、こんな時にしか潜れぬのだから、それは潜るだろう」
「そうですな。その土地のダンジョンにしか出現しない魔物もいますしな」
「路銀にもなってよかったじゃないか」
「だな。若も初見の魔物と戦えて、いい経験になったでしょう」

 年若いからか、せっかちなのか、マヌグスが、こんなに時間が掛かったのは、レオニダス達が近隣にダンジョンがあると聞くと、遠回りしてまでダンジョンに潜ったからだと文句を言う。

 しかしレオニダス以下、ディーガやグズル、レーバーの大人組みは、他国のダンジョンに挑戦できる事など滅多にない機会、潜るのは当然だろうと皆が口を揃える。

 立ち寄ったダンジョンを全て最後まで攻略した訳ではないが、それでもレオニダス達が満足する程度は潜るので、それは冬の初頭に出発したにもかかわらず、春も終わろうかという今になっても到着しないのも当然で、若いマグヌスも文句の一つや二つ言いたくもなるだろう。




 やがてレオニダス一行は、草原地帯へと足を踏み入れる。

「ほぅ。もう空気が違うな」
「はい。あきらかに魔力の濃度が違いますな」

 不思議な事に、草原地帯に足を踏み入れた途端、あきらかに魔力の濃度が高くなっていた。それを肌で感じたレオニダスが言うと、ディーガもそれに同意した。

「アレが竜人族の集落か」
「集落って……。どう見ても砦だろう」
「中はバケモノが護っているんだよな」

 獣人族であるグズルやレーバーの目には、竜人族の集落の防壁が見えていた。レーバーが半ば呆れて言うように、集落などではなく堅固な要塞にしか見えない。

 レオニダス達もダンジョンで遊んでいた訳じゃない。道中、何度も冒険者ギルドに立ち寄り、草原地帯の情報収集を行なっていた。

 この旅の間、草原地帯に近付くにつれ、ジーラッド聖国が集落を攻めて大敗した事も詳しく伝わっている。近隣の街では、集落を守護するスパルトイのベルクとドンナーや、アイアンゴーレムの鉄男と鉄次、マザーキラープランツやイモータルトレントの事まで詳細に知られていた。

 某国によるこのところの魔石需要もあり、商人の行き来が増えているので、情報としてはかなり正確に伝わっていた。

「気を引き締めろよ。草原地帯を開発し君臨しているのは、深淵の森に棲むらしい。わしやクソ魔王のバールが踏み入った事がある外縁部ではないぞ。そのずっと奥、厄災クラスの魔物が跳梁跋扈する場所だ」
「だけど親父。俺たち、その深淵の森に棲むヤツと闘いに来たんだよな」
「勿論、強者に挑むのは我ら獣王国の望みよ。だが、太陽に挑むのは愚か者よ」
「若、戦いにならないくらい差があれば、それは俺たちの望む血が沸る闘いじゃない。それを確かめる為に来たんですよ」

 レオニダスが息子であるマヌグスに忠告する。マヌグスは、父親の言葉に意外そうな顔をするも、レオニダスとディーガから蛮勇は勇気ではないと諭される。

 レオニダスはバトルジャンキーではあるが、一国の王であり愚か者でもない。先代魔王のバールには勝てなかったが、届きうる強者との認識だったし、実際に少しずつその差は縮まっていたと確信していた。

 ただそんなバールでさえ、深淵の森の極浅い場所を探索するのが精一杯で、それはレオニダスも同様だった。

 そんな森に棲む者が草原地帯を統べている、普通に考えれば挑むなど無謀なのだが、それを自身の目で見るまでは、挑むのを諦めないのが獣王国の人間だった。

「それもそうか。俺もドラゴンと戦いたいなんてさすがに言わないしな」
「……そのドラゴンの頂点がいるらしいですがね」
「竜人族の集落も、古竜詣りが目的だと商人も言っていたな」

 若く少々無謀なところのあるマヌグスも、さすがにドラゴンと戦いたいとは思わない。ただ、レーバーからこれから向かう先には、そのドラゴンの頂点が滞在している事を思い出させる。

 西方諸国でも、草原地帯に近い国々には、既に黄金竜の情報は届いている。レオニダス達は獣人故に、人族至上主義であるジーラッド聖国を避けてここまで来たが、そのジーラッド聖国も黄金竜に何度もちょっかいをかけているのを聞いた。

 レーバーやマヌグスからすれば、ドラゴンの頂点に座する黄金竜にちょっとをかける聖国の気が知れない。

 脳筋ばかりの国と言われてはいるが、獣王国はそこまで愚かではないようだ。とはいえ一国の王が五人という少数で、幾つもの国を越えて旅をするのも大概だろうが。

「それと竜人族の集落は当然として、その向こうの城塞都市にも魔王国の兵士が駐屯しているらしい。変なトラブルは起こすなよ」
「分かってるさ。親父は心配し過ぎだ」

 竜人族の集落が近付いてきた時、レオニダスがマヌグスに注意事項を伝える。戦争時、一番激しく魔王国とぶつかっていた獣王国だが、終戦後も何かと因縁を付けて聖戦を呼び掛けるジーラッド聖国とは違い、他の西方諸国と足並みを揃えて国内の復興にシフトしている。バトルジャンキーと呼ばれようとレオニダスは一国の王だ。くだらない事で国家間の争いにはしたくない。

「マヌグス。お前は前回の戦争に参加していないから知らぬだろうが、魔族の兵士は強い。種族として人族とは違う」
「そうですぞ若。我ら獣人族と同様に身体能力が高く、しかも奴らは魔力を多く保つ者が多い。決して侮る事のないよう気を付けてください」
「わ、わかったよ。戦争は仕方ないじゃないか。俺はまだ小さな子供だったんだからな。心配しなくても騒ぎは起こさないよ」

 それに加え魔族の兵士は弱くない。それこそ人族並みに人口が多ければ、大陸を蹂躙する事も出来たかもしれない。それにはマヌグスも、実際に激戦を潜り抜けたレオニダス、ディーガ主従の真剣な顔と重い言葉にカクカクと首を縦に振り頷くしかなかった。

「まあマヌグスが分かっているならいい」
「今日は竜人族の集落……いや、砦ですか。あそこで宿が取れればいいですな」

 レオニダス一行は、闘志を漲らせて先を急ぐ。まだ見ぬ強者に期待を寄せて。












 そしてレオニダス一行とは別の場所から草原地帯へと向かう者達が居た。彼らはオイフェス王国の辺境、冒険者の街ボトックの冒険者ギルドに所属するトップパーティー。

 そう。ミルーラとララーナの父で、ルノーラの夫であるボルクスが所属する冒険者パーティーだ。

 神官で回復魔法と味方を補助するバフやデバフを得意とするヒーラーのセレナ。猫人族でスピードを活かした短剣二刀流の軽戦士ミルケ。火魔法と風魔法を得意とする人族の魔法使いマール。人族の女性にしては大柄で、パーティーでは盾役を担う重戦士のアンナ。

 ボルクス以外は全員が女性という、いわゆるハーレムパーティーだ。

「それにしても、草原地帯への護衛は少し間が空きましたね」
「それはミルケとアンナが、ダンジョンに行きたがったからな」
「純粋に戦いの経験を積みたかったニャ」
「そうだね。レベルももっと上げたかったしね」

 セレナがボトックの街から南へと進む馬車を護衛しながら、草原地帯を訪れるのは久しぶりだと言うと、ボルクスがチラッとミルケとアンナに視線を向け、二人がダンジョンに挑戦したがったからだと応える。

 一見、地味そうな装備を身に纏ったボルクスのパーティーメンバーだが、その武器や防具はボルクスの物も含めシグムンド特製だった。

 当然、シグムンドの造る武具が普通な訳もなく、その性能は市販の物と比べて一線を画している。

 もともとの才能に加え、シグムンドの武具のお陰もあり、ボルクスのハーレムパーティーの戦闘力は高い。自分達の力だけじゃないと理解してはいても、イケイケになるもの仕方ない。ミルケとアンナが、ダンジョンで更なる力をと思うのも理解できるボルクスだった。

「草原地帯もかなり変わったって聞きますしね」
「草原地帯の入り口付近に竜人族の集落と、城塞都市との間に冒険者用の村だったっけ。あたし達はどっちに泊まるんだろうね」
「多分、城塞都市……アウロラで泊まれる筈だ」

 セレナが草原地帯の変化を言うと、アンナが自分達は冒険者用の村かアウロラのどっちに宿泊ななかと口にする。それにボルクスは、多分と言いながらもアウロラで宿泊できるだろうと言い切った。

 実はこの草原地帯までの護衛依頼を受け、ボトックを出て少しした時、ボルクスに秘かに接触した存在があった。

 闇夜に紛れて降り立った黒い影。

 シグムンドの眷属である八咫烏の姿をした魔物、ヤタだ。

 ヤタは、西方諸国と草原地帯を飛び回り、情報収集や害となりそうなモノの駆除、ボルクスやリーファの両親へのメッセンジャーとして働いている。ボルクスと接触したのは、魔王国からの帰り偶然見つけたからだ。

 その時、ボルクスはヤタから竜人族の集落や、冒険者用の村が出来た経緯を説明してもらい、ボルクスのパーティーメンバーは、いつものようにアウロラにある宿屋で宿泊すればいいと言われていた。

 アウロラに入るには、門の外で護るゴーレムは別にして、魔王国の兵士とシグムンドが門番にと特別に造った元オートマタの眷属のチェックを抜ける必要がある。勿論、ミルーラやララーナの父親であるボルクスは顔パスである。

 その元オートマタ、今ではブランやノワールと同じように、魔人となった眷属仲間に、ヤタが一声掛けておけば、宿の問題はどうとでもなるのだ。

 その時、ヤタからミルーラやララーナ、ルノーラと会うのか聞かれたボルクスは、暫く唸った後「じ、時間が合えば会うかな」とどっちつかずの応えをしていた。

 時間の感覚が人族とは違うエルフ。それでも幼い子供の成長は人族と変わらない。なのにミルーラやララーナと暫く会っていないと、今気付いたボルクス。さすがにルノーラは怒っているだろうという事くらい分かる。分かってしまった。

 当の子供達、ミルーラやララーナは、ボルクスに対して非常に淡白なのだが、それもルノーラはボルクスが頻繁に顔を見せないからだと思っている。それをボルクスも感じているので、余計に会いずらい。

 ミルーラとララーナとは、また違った再会が待っているのだが、ボルクスの頭の中には、冷ややかな妻の表情が浮かび、ブルッと身震いしたのは内緒の話だ。

 ボトックのトップパーティーとして活躍するボルクス。シグムンドの装備を抜きにしても、彼は草原地帯で遊牧して暮らしていた頃と比べ、格段の力を得ていた。それにもかかわらず、ルノーラの冷たい目を思い出すだけで思わず慄えがくるのは何故だろうと不思議に思う。


 ボルクスは知らない。妻のルノーラや娘のミルーラとララーナが、シグムンドの加護とも言える恩恵を授けられ、過剰な装備やアクセサリーを与えられ、シロとクロという護衛の従魔がいるとはいえ、深淵の森の拠点付近なら、ほぼ危険なく探索が出来るという事を。

 それに加え、今は対人戦の訓練を通して、グングンと武術系と身体操作系のスキルレベルを上げているという事を。

「でも楽しみだな。古竜様が居るんだろう?」
「竜人族の集落も、それがきっかけって聞いたわ」
「城塞都市には竜人族の始祖も居るらしいニャ」

 アンナの話題が古竜に移り、セレナが竜人族の集落建設は、そもそも古竜詣りがきっかけだとの話を聞いたと言うと、ミルケもアウロラには竜人族の始祖が居るらしいとの噂を話す。

 当初、オオ爺サマは、古竜状態で街の外で寛いでいたので隠しようもなく、古竜関連の噂や情報は多かった。

「古竜の魔法……見てみたい」
「いや、マール、頼むから古竜様に失礼な事はやめてくれよ。相手は創造神様がお創りになった存在なんだからな」
「ボルクス、失礼。私もお伽話に出てくるような古竜に失礼なんかしない」
「ならいいんだが」
「ちゃんとお願いする」
「だから、畏れ多いからやめてくれって言ってるの!」

 若いながらも優秀な魔法使いのマールは、古竜が使う魔法に強い興味があるようで、このままでは失礼な事をしでかしかねないと必死でボルクスが止める。



 護衛依頼の途中とは思えない程、和やかな雰囲気のボルクスパーティー。草原地帯まではもうすぐだ。





しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました

放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。 だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。 「彼女は可哀想なんだ」 「この子を跡取りにする」 そして人前で、平然と言い放つ。 ――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」 その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。 「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

存在感のない聖女が姿を消した後 [完]

風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは 永く仕えた国を捨てた。 何故って? それは新たに現れた聖女が ヒロインだったから。 ディアターナは いつの日からか新聖女と比べられ 人々の心が離れていった事を悟った。 もう私の役目は終わったわ… 神託を受けたディアターナは 手紙を残して消えた。 残された国は天災に見舞われ てしまった。 しかし聖女は戻る事はなかった。 ディアターナは西帝国にて 初代聖女のコリーアンナに出会い 運命を切り開いて 自分自身の幸せをみつけるのだった。

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな

七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」 「そうそう」  茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。  無理だと思うけど。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

悪役令嬢が処刑されたあとの世界で

重田いの
ファンタジー
悪役令嬢が処刑されたあとの世界で、人々の間に静かな困惑が広がる。 魔術師は事態を把握するため使用人に聞き取りを始める。 案外、普段踏まれている側の人々の方が真実を理解しているものである。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。