19 / 74
元カノ襲来
第一声がコレですか?
しおりを挟む
今度もまた見知らぬ上級生(女)に呼び出された私。
今度もまた美人さんだった。
夏川先輩の浮気した元カノは守ってあげたい系の可愛らしい子で、今度の上級生は天真爛漫と言う感じだ。どちらも美少女。
夏川先輩は告られたら付き合うようなことを言っていたけど、告ってきた子を顔で選んでいるんじゃないかって思う。
選ぶなら、性格で選びなよ。
クラスメイトを使って呼ばれたのは教室の後ろの出入り口。同じクラスや廊下を通る同学年の目のある場所だから、前回よりは安全そうだ。
ただ、気を付けないと話している内容が噂になりかねない。
「追いかけ回しているって聞いたけど、大したことないじゃない。どこが私より勝ってるって言うの?」
第一声がコレですか?
「はあ?! 会ったこともない相手を呼び出して、何、言ってんですか?!」
追いかけ回してるって、夏川先輩のことだよね?
あいつとは付き合っていたけど別れたし。でも、まだ付きまとってくるけど、元凶になるとは考えられない。
あいつが本当に私とだけしか付き合っていないと言うなら、元凶は夏川先輩だよね。
「悠斗はね、私が忘れられないの。私のことが本当に好きで、私以外を愛せないから、告られたらとりあえず付き合うってだけ。あなたのことは言い寄って来ないし、簡単になびかないから躍起になっているだけ。一度でも寝たら、興味を失くしてポイって捨てられるのがオチよ」
「・・・」
自信満々に語りますけど、突っ込んでいいですか?
いいですよね?
と言うか、あんた誰ですか?
この前、来たのが夏川先輩の元カノさんですよね?
あんたはどこの誰ですか?
そして、あんたが言ってるのは夏川先輩っぽいけど、誰ですか、ソレ?
そんな殊勝な生き物ですか、アレ?
現実、見えてますか?
これが俗に言う、お花畑脳ってやつですか?
正直、関わり合いになりたくないんですけど。
夏川先輩。どうして、こんなのと付き合っちゃったんですか?
本当に付き合っちゃったんですか?
告られたら付き合うって、相手くらい選んでくださいよ。
なんでこんな厄介なのと付き合っちゃったんですか?
それとも、あの元カノさんとこの人と二股かけてたんですか?
あんたのほうが浮気してたんですか?
あ、二股かけていた相手なら、忘れられないとか言わないか。
相手が怒るだろうことを承知で私は失礼には失礼で返すことにした。
「いや、言いたいこと言いますけど、あんた誰なんですか? 夏川先輩の何なんですか?」
私の言葉に彼女は顔を歪める。
折角の美人もこれじゃあ、駄目だな。と、私は暢気にそう思った。
次の瞬間、頬に痛みを感じる。
「誰だっていいじゃない! あなたに関係ないでしょ、泥棒猫! いい?! 別れなさいよ!!」
「・・・」
叩かれたショックで頭がいっぱいで何も言えなかった。そうでなければ、夏川先輩の元カノと同じように倍返しにしてやれたのに。
吐き捨てて去って行く女生徒を私はジンジンと痛む頬を押えて見送りながら、やっぱり失礼な人間は失礼だったと頭に来た私は思った。
今度もまた美人さんだった。
夏川先輩の浮気した元カノは守ってあげたい系の可愛らしい子で、今度の上級生は天真爛漫と言う感じだ。どちらも美少女。
夏川先輩は告られたら付き合うようなことを言っていたけど、告ってきた子を顔で選んでいるんじゃないかって思う。
選ぶなら、性格で選びなよ。
クラスメイトを使って呼ばれたのは教室の後ろの出入り口。同じクラスや廊下を通る同学年の目のある場所だから、前回よりは安全そうだ。
ただ、気を付けないと話している内容が噂になりかねない。
「追いかけ回しているって聞いたけど、大したことないじゃない。どこが私より勝ってるって言うの?」
第一声がコレですか?
「はあ?! 会ったこともない相手を呼び出して、何、言ってんですか?!」
追いかけ回してるって、夏川先輩のことだよね?
あいつとは付き合っていたけど別れたし。でも、まだ付きまとってくるけど、元凶になるとは考えられない。
あいつが本当に私とだけしか付き合っていないと言うなら、元凶は夏川先輩だよね。
「悠斗はね、私が忘れられないの。私のことが本当に好きで、私以外を愛せないから、告られたらとりあえず付き合うってだけ。あなたのことは言い寄って来ないし、簡単になびかないから躍起になっているだけ。一度でも寝たら、興味を失くしてポイって捨てられるのがオチよ」
「・・・」
自信満々に語りますけど、突っ込んでいいですか?
いいですよね?
と言うか、あんた誰ですか?
この前、来たのが夏川先輩の元カノさんですよね?
あんたはどこの誰ですか?
そして、あんたが言ってるのは夏川先輩っぽいけど、誰ですか、ソレ?
そんな殊勝な生き物ですか、アレ?
現実、見えてますか?
これが俗に言う、お花畑脳ってやつですか?
正直、関わり合いになりたくないんですけど。
夏川先輩。どうして、こんなのと付き合っちゃったんですか?
本当に付き合っちゃったんですか?
告られたら付き合うって、相手くらい選んでくださいよ。
なんでこんな厄介なのと付き合っちゃったんですか?
それとも、あの元カノさんとこの人と二股かけてたんですか?
あんたのほうが浮気してたんですか?
あ、二股かけていた相手なら、忘れられないとか言わないか。
相手が怒るだろうことを承知で私は失礼には失礼で返すことにした。
「いや、言いたいこと言いますけど、あんた誰なんですか? 夏川先輩の何なんですか?」
私の言葉に彼女は顔を歪める。
折角の美人もこれじゃあ、駄目だな。と、私は暢気にそう思った。
次の瞬間、頬に痛みを感じる。
「誰だっていいじゃない! あなたに関係ないでしょ、泥棒猫! いい?! 別れなさいよ!!」
「・・・」
叩かれたショックで頭がいっぱいで何も言えなかった。そうでなければ、夏川先輩の元カノと同じように倍返しにしてやれたのに。
吐き捨てて去って行く女生徒を私はジンジンと痛む頬を押えて見送りながら、やっぱり失礼な人間は失礼だったと頭に来た私は思った。
0
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる
奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。
だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。
「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」
どう尋ねる兄の真意は……
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
結婚式に結婚相手の不貞が発覚した花嫁は、義父になるはずだった公爵当主と結ばれる
狭山雪菜
恋愛
アリス・マーフィーは、社交界デビューの時にベネット公爵家から結婚の打診を受けた。
しかし、結婚相手は女にだらしないと有名な次期当主で………
こちらの作品は、「小説家になろう」にも掲載してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる