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過ぎいく夏
私の幸せは簡単に崩れた!
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そもそもの始まりは、クラスで私と夏川先輩が付き合っていると思われていることだった。夏川先輩のクラスや職員室でそう思われているのは実害がない。
私のクラスでそれはちょっとやめて欲しかった。
でも、私が保健室に行ったのを夏川先輩が一年のクラスに伝えに行ったおかげで、付き合っていることになってしまっていた。
原因はその時の遣り取り。『僕のせいで実花ちゃんが叩かれてしまって、今、保健室で手当てしています』
え? 何それ? それでどうやったら、付き合っているってことになるの?
って思っていたら、問題は『僕のせいで』にあったらしい。枕詞『僕のせいで』がかかる言葉は『実花ちゃん』。この組み合わせがいけなかった。
つまり、先生に伝える時に親しげに『実花ちゃん』呼びしていて、いつもお昼を一緒に食べていて、そんな『夏川先輩のせいで』叩かれた私はクラス中で付き合っていると認識されてしまったのだ。
あの疫病神め!
お昼を一緒に食べることなんか許すんじゃなかった!
やっと、最悪な週が終わったと安堵した金曜日の夕食は、私へのご褒美なのか大好きなグラタンだった。
幸せ~。
一口食べたら、幸せの味が口に広がる。
「実花は本当にグラタンが好きね」
「だって、美味しんだもん。グラタンを考え付いた人は天才だよ~」
頬も緩んじゃう。
そんな私をお母さんも早く帰ってきたお父さんも笑って見ている。
「実花の幸せは安いな~」
「こんなことで幸せになってくれてうれしいわ」
「もう。お父さんもお母さんもひどいよ」
と言いつつ、笑いがこみ上げてきて噴き出してしまう。
幸せだな~。
このところ色々ありすぎた私の神経が家族団欒なんて当たり前なことで幸せを感じてる。
きっと、夏川先輩のことがストレスになりすぎていたに違いない。絶対、そうだ。
色々ありすぎて、色々ありすぎて。付きまとわれて、付きまとわれて。挙句の果てにはクラス中(先生や他の学年のことはどうでもいい)で付き合っていると思われて。
そのストレスで心労が溜まっていたに違いない。名探偵でなくても誰にでもわかる事実だ。
「実花が高校に入ってから色々あったわね~。彼氏ができて、料理を教えてって言い出して。この分じゃ、気付いたら、お嫁に行っていたりしてね」
お母さんがうっとりと回想して言うから、お父さんが飲んでいたビールを噴き出す。食卓の大部分が犠牲になった。
「私のグラタン~!」
私のグラタンがお父さんのビールの犠牲に!
私の幸せは簡単に崩れた!
「すまん、実花。嫁って、それは早すぎだろ」
お父さんは私に謝った後、お母さんにツッコむ。
「そうだよ。お嫁に行くのなんかまだまだ先だよ」
あいつが浮気したせいで彼氏がいない状態になった私が嫁に行くなんて、まだまだ先の話。結婚は彼氏を作るか、お見合いするか、これなしでできるものじゃない。
「もう。噴き出さないでよ」
布巾を手にお母さんは食卓の上のビールを拭いていく。
「お前が突拍子もないこと言うからだろ」
「そうだよ。お父さんの言う通りだよ。突拍子なさすぎ」
「だって、女の子はすぐに大人になって、お嫁に行くっていうじゃない」
喪女になって、結婚は親戚か友達を祝う時にしか縁がなくなると思うけど、それはお母さんには言えない。
私はハハハ・・・と乾いた笑い声を上げた。
「実花を嫁になんか絶対に出さん!」
「お父さん?!」
お父さん。何、言ってんの?!
お父さんの宣言に私は目を白黒させる。
お父さんは私が喪女になる決心を固めたのは知らないから仕方ない。
大丈夫。お父さんが頑張らなくても、私も結婚する気ないから。
そう言って安心させたいけど、彼氏に浮気されたのは言えないからな~。
浮気された挙句、NTRれたり、ここのところ、ちょっとハードモードだったし。それも親には言えないし。
「何、言ってんの。実花だっていつかは嫁に行くんですからね」
「実花は嫁になんか行かなくてもいい。ずーと、お父さんの娘でいればいい」
「実花は死ぬまで私たちの娘ですよ。嫁に行っても、行かなくても。実花が幸せになってくれたら、それでいいじゃない」
二人の言ってくれていることは嬉しいけど。
嬉しいけど・・・この馬鹿ップルめ!
お父さんとお母さんの仲の良さに嫉妬でムカムカしてくる。
あいつと付き合ったりしなかったら、二人の遣り取りに笑えたのかもしれないけど、今はそうじゃない。
親の仲良さを素直に喜べない自分が嫌だ。
ピンポーン!!!
沈んでいく私の気持ちがインターホンの音で切り裂かれる。
「出てくるわね。こんな時間に誰かしら?」
お母さんがインターホンの画面で訪問者を確認する。ここからだと画面が小さすぎて私にも父さんにも訪問者の顔は見えない。
「誰だった?」
「若い男の子」
若い男の子?
「実花の彼氏か?」
「ううん」
あいつと別れた私は若い男の子に心当たりがないからお父さんに首を振って否定する。
お母さんがインターホンを通話状態にする。
「何の御用ですか?」
「すみません、実花さんとお付き合いしている夏川ですが――」
ガタンッ
全部を聞く前に私は席を立っていた。
「待って、お母さん。私が対応する」
お母さんがこれ以上でたらめを吹き込まれる前に何とかしようという一心だった。
「前に紹介してくれた亮くんと違うようだけど・・・」
「あいつとは別れたから。あの人はただの知り合いだから。まだ付き合ってないから」
本当は知り合いなんかになりたくなかったけど。
「そうなの? 亮くんとは別れたの?」
「うん」
自分の口から別れた事情を言いたくなくて、そっけなく頷く。浮気されたとだけ言えればよかったけど、私もNTRれとはいえ、浮気しちゃったし。そんなことを親には言えない。
お母さんだって、自分の娘が高校生でそんなNTR、NTRれなんて修羅場を演じてきたなんて思いたくないだろうし。
私が言いたくないのをわかっているのか、お母さんは別れた理由までは聞いてこなかったが・・・
「新しい彼氏ができたら紹介しなさいね」
「・・・」
事情を聞かれたら詳しく言ってしまいそうなのを聞かないでくれたありがたさが吹き飛んだ。
お母さん・・・。
あいつより夏川先輩の外見がイケメンだからって・・・すっかり、夏川先輩を気に入ってしまったらしい。
「何? 彼氏と別れたのか? やっぱり、神様も実花は嫁に行かなくていいと言っているんだな」
「うん。きっとそうだよ、お父さん。ちょっと、学校の知り合いと話してくる」
「そんなに知り合いを強調しなくていいのに」
お母さんはわかっていますよ、とにんまり笑っている。
絶対、誤解してる!
違うから! あいつと別れてすぐに別の人と付き合っているのを言うのが恥ずかしいわけじゃないから!
夏川先輩とは付き合ってないから!
「新しい彼氏か?!」
No-----!!!
なんでそうストレートなの、お父さん!
言われたくなかった言葉、言わないでー!!
「そんなふうに言っちゃ駄目よ。実花が言ってくるまで待ってあげなきゃ」
お母さん、・・・もう何も言わないで。
身悶えしそうな状況にこれ以上しないで。
「新しい彼氏?!」
あいつと別れたと聞いて喜んでいたお父さんが今度は新しい彼氏の出現で頭を抱えている。
「まだ紹介するほどじゃないみたいだけど」
お母さーん!!
火に油、注がないで!
もう、お父さんのことはお母さんに任せよう。
私は夏川先輩をどうにかしなきゃ。
こっちをお母さんに任せたりしたら、・・・恐ろしくて考えたくない。夏川先輩は喜々と丸め込むだろうし、お母さんは喜んで後押しして底なし沼の状況になってしまう。
「ちょっと、行ってくる」
売られて行くわけじゃないけど、気分のままドナドナのメロディーを口ずさみながら玄関に向かう私の後ろでお父さんが叫んでいるのが聞こえる。
「お父さんの目が黒いうちは嫁に出さんからなー!」
「実花もまだ高校生だし、嫁に出す話なんか早過ぎよ」
私のクラスでそれはちょっとやめて欲しかった。
でも、私が保健室に行ったのを夏川先輩が一年のクラスに伝えに行ったおかげで、付き合っていることになってしまっていた。
原因はその時の遣り取り。『僕のせいで実花ちゃんが叩かれてしまって、今、保健室で手当てしています』
え? 何それ? それでどうやったら、付き合っているってことになるの?
って思っていたら、問題は『僕のせいで』にあったらしい。枕詞『僕のせいで』がかかる言葉は『実花ちゃん』。この組み合わせがいけなかった。
つまり、先生に伝える時に親しげに『実花ちゃん』呼びしていて、いつもお昼を一緒に食べていて、そんな『夏川先輩のせいで』叩かれた私はクラス中で付き合っていると認識されてしまったのだ。
あの疫病神め!
お昼を一緒に食べることなんか許すんじゃなかった!
やっと、最悪な週が終わったと安堵した金曜日の夕食は、私へのご褒美なのか大好きなグラタンだった。
幸せ~。
一口食べたら、幸せの味が口に広がる。
「実花は本当にグラタンが好きね」
「だって、美味しんだもん。グラタンを考え付いた人は天才だよ~」
頬も緩んじゃう。
そんな私をお母さんも早く帰ってきたお父さんも笑って見ている。
「実花の幸せは安いな~」
「こんなことで幸せになってくれてうれしいわ」
「もう。お父さんもお母さんもひどいよ」
と言いつつ、笑いがこみ上げてきて噴き出してしまう。
幸せだな~。
このところ色々ありすぎた私の神経が家族団欒なんて当たり前なことで幸せを感じてる。
きっと、夏川先輩のことがストレスになりすぎていたに違いない。絶対、そうだ。
色々ありすぎて、色々ありすぎて。付きまとわれて、付きまとわれて。挙句の果てにはクラス中(先生や他の学年のことはどうでもいい)で付き合っていると思われて。
そのストレスで心労が溜まっていたに違いない。名探偵でなくても誰にでもわかる事実だ。
「実花が高校に入ってから色々あったわね~。彼氏ができて、料理を教えてって言い出して。この分じゃ、気付いたら、お嫁に行っていたりしてね」
お母さんがうっとりと回想して言うから、お父さんが飲んでいたビールを噴き出す。食卓の大部分が犠牲になった。
「私のグラタン~!」
私のグラタンがお父さんのビールの犠牲に!
私の幸せは簡単に崩れた!
「すまん、実花。嫁って、それは早すぎだろ」
お父さんは私に謝った後、お母さんにツッコむ。
「そうだよ。お嫁に行くのなんかまだまだ先だよ」
あいつが浮気したせいで彼氏がいない状態になった私が嫁に行くなんて、まだまだ先の話。結婚は彼氏を作るか、お見合いするか、これなしでできるものじゃない。
「もう。噴き出さないでよ」
布巾を手にお母さんは食卓の上のビールを拭いていく。
「お前が突拍子もないこと言うからだろ」
「そうだよ。お父さんの言う通りだよ。突拍子なさすぎ」
「だって、女の子はすぐに大人になって、お嫁に行くっていうじゃない」
喪女になって、結婚は親戚か友達を祝う時にしか縁がなくなると思うけど、それはお母さんには言えない。
私はハハハ・・・と乾いた笑い声を上げた。
「実花を嫁になんか絶対に出さん!」
「お父さん?!」
お父さん。何、言ってんの?!
お父さんの宣言に私は目を白黒させる。
お父さんは私が喪女になる決心を固めたのは知らないから仕方ない。
大丈夫。お父さんが頑張らなくても、私も結婚する気ないから。
そう言って安心させたいけど、彼氏に浮気されたのは言えないからな~。
浮気された挙句、NTRれたり、ここのところ、ちょっとハードモードだったし。それも親には言えないし。
「何、言ってんの。実花だっていつかは嫁に行くんですからね」
「実花は嫁になんか行かなくてもいい。ずーと、お父さんの娘でいればいい」
「実花は死ぬまで私たちの娘ですよ。嫁に行っても、行かなくても。実花が幸せになってくれたら、それでいいじゃない」
二人の言ってくれていることは嬉しいけど。
嬉しいけど・・・この馬鹿ップルめ!
お父さんとお母さんの仲の良さに嫉妬でムカムカしてくる。
あいつと付き合ったりしなかったら、二人の遣り取りに笑えたのかもしれないけど、今はそうじゃない。
親の仲良さを素直に喜べない自分が嫌だ。
ピンポーン!!!
沈んでいく私の気持ちがインターホンの音で切り裂かれる。
「出てくるわね。こんな時間に誰かしら?」
お母さんがインターホンの画面で訪問者を確認する。ここからだと画面が小さすぎて私にも父さんにも訪問者の顔は見えない。
「誰だった?」
「若い男の子」
若い男の子?
「実花の彼氏か?」
「ううん」
あいつと別れた私は若い男の子に心当たりがないからお父さんに首を振って否定する。
お母さんがインターホンを通話状態にする。
「何の御用ですか?」
「すみません、実花さんとお付き合いしている夏川ですが――」
ガタンッ
全部を聞く前に私は席を立っていた。
「待って、お母さん。私が対応する」
お母さんがこれ以上でたらめを吹き込まれる前に何とかしようという一心だった。
「前に紹介してくれた亮くんと違うようだけど・・・」
「あいつとは別れたから。あの人はただの知り合いだから。まだ付き合ってないから」
本当は知り合いなんかになりたくなかったけど。
「そうなの? 亮くんとは別れたの?」
「うん」
自分の口から別れた事情を言いたくなくて、そっけなく頷く。浮気されたとだけ言えればよかったけど、私もNTRれとはいえ、浮気しちゃったし。そんなことを親には言えない。
お母さんだって、自分の娘が高校生でそんなNTR、NTRれなんて修羅場を演じてきたなんて思いたくないだろうし。
私が言いたくないのをわかっているのか、お母さんは別れた理由までは聞いてこなかったが・・・
「新しい彼氏ができたら紹介しなさいね」
「・・・」
事情を聞かれたら詳しく言ってしまいそうなのを聞かないでくれたありがたさが吹き飛んだ。
お母さん・・・。
あいつより夏川先輩の外見がイケメンだからって・・・すっかり、夏川先輩を気に入ってしまったらしい。
「何? 彼氏と別れたのか? やっぱり、神様も実花は嫁に行かなくていいと言っているんだな」
「うん。きっとそうだよ、お父さん。ちょっと、学校の知り合いと話してくる」
「そんなに知り合いを強調しなくていいのに」
お母さんはわかっていますよ、とにんまり笑っている。
絶対、誤解してる!
違うから! あいつと別れてすぐに別の人と付き合っているのを言うのが恥ずかしいわけじゃないから!
夏川先輩とは付き合ってないから!
「新しい彼氏か?!」
No-----!!!
なんでそうストレートなの、お父さん!
言われたくなかった言葉、言わないでー!!
「そんなふうに言っちゃ駄目よ。実花が言ってくるまで待ってあげなきゃ」
お母さん、・・・もう何も言わないで。
身悶えしそうな状況にこれ以上しないで。
「新しい彼氏?!」
あいつと別れたと聞いて喜んでいたお父さんが今度は新しい彼氏の出現で頭を抱えている。
「まだ紹介するほどじゃないみたいだけど」
お母さーん!!
火に油、注がないで!
もう、お父さんのことはお母さんに任せよう。
私は夏川先輩をどうにかしなきゃ。
こっちをお母さんに任せたりしたら、・・・恐ろしくて考えたくない。夏川先輩は喜々と丸め込むだろうし、お母さんは喜んで後押しして底なし沼の状況になってしまう。
「ちょっと、行ってくる」
売られて行くわけじゃないけど、気分のままドナドナのメロディーを口ずさみながら玄関に向かう私の後ろでお父さんが叫んでいるのが聞こえる。
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