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過ぎいく夏
夏川先輩が理想の息子?!
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「ほら、実花。早く行かないと、夏川くん、待ってるんでしょう?」
翌日の午後、服装にまでアドバアイスはされなかったけど、出かける時間になるとお母さんが家から追い出そうとする。
これで出かけて待ち合わせ場所に行かなかったら、夏川先輩からお母さんに連絡が行くんだよね。
なんなの、これ?
夏川先輩だけじゃなくてお母さんまで結託して何がしたいの?
「・・・やっぱ、行かないと駄目かな?」
「忙しくて時間が取れないって、言ってたじゃない。せっかく、二人きりで過ごせるんだから行ってきなさいよ。多少、遅くなっても大丈夫だから。それに夏川くん、三年生だし、今からなら間に合うわ」
三年生だから今から間に合う?
お母さんが何を言っているのかわからない。
悪い人じゃないし、大好きだけど、お母さんはちょっと楽観的すぎて、時々ついていけなくなる。
「今からなら間に合うって何を?」
「デキちゃっても生まれる前に入籍できるじゃない」
デキ婚?!
なんてことを!!
実の親にデキ婚できるって言われちゃったよ!
親からこんなこと言われたくなかったよ! ヤりに行くのを親がわかっていて喜んで見送られるのも、避妊しなくていいって言われるどころか、デキ婚できるから好都合って言われるなんてどういうこと?!
こんな時、どうしたらいいの?! ググ先生でも、ウィッキー先生でもいいから誰か教えて!
「イヤー!!! なんで、そんなこと、娘に言うのよ!!」
「夏川くんだったら、お母さん、娘婿に欲しいな~」
ブンブン音が出るくらい思いっきり、首を横に振る。
あり得ない! あり得ない! あり得ない! あり得ない!
夏川先輩は相性が良いセフレが欲しくて私に付き合ってくれって言ってくるような人だよ?!
結婚とか、そんなはずない!
どこをどう考えたらそうなるのかわからない・・・って、そんな奴だってこと、親に言えるわけがない!
「ないないないない! 絶対、ない!」
「夏川くんはお母さんの理想の息子なの。顔も頭も良くて、実花に優しくて。あ~、夏川くんみたいな息子が欲し~な~」
夏川先輩が優しい?
夏川先輩が理想の息子?!
お母さん、騙されてる!
夏川先輩は顔と外面(テニス部の部長をしているとか何やら)がいいだけだよ。
「・・・」
夏川先輩と会う前から私の精神力はゴリゴリと削られる。
これで夏川先輩と話さないといけないなんて、帰るだけの気力が残っているといいな(棒読み)。
私は夏川先輩を娘婿にして来いと言われ、渋々、待ち合わせている場所――学校と夏川先輩の家の最寄り駅である梅木町の改札口に向かった。
翌日の午後、服装にまでアドバアイスはされなかったけど、出かける時間になるとお母さんが家から追い出そうとする。
これで出かけて待ち合わせ場所に行かなかったら、夏川先輩からお母さんに連絡が行くんだよね。
なんなの、これ?
夏川先輩だけじゃなくてお母さんまで結託して何がしたいの?
「・・・やっぱ、行かないと駄目かな?」
「忙しくて時間が取れないって、言ってたじゃない。せっかく、二人きりで過ごせるんだから行ってきなさいよ。多少、遅くなっても大丈夫だから。それに夏川くん、三年生だし、今からなら間に合うわ」
三年生だから今から間に合う?
お母さんが何を言っているのかわからない。
悪い人じゃないし、大好きだけど、お母さんはちょっと楽観的すぎて、時々ついていけなくなる。
「今からなら間に合うって何を?」
「デキちゃっても生まれる前に入籍できるじゃない」
デキ婚?!
なんてことを!!
実の親にデキ婚できるって言われちゃったよ!
親からこんなこと言われたくなかったよ! ヤりに行くのを親がわかっていて喜んで見送られるのも、避妊しなくていいって言われるどころか、デキ婚できるから好都合って言われるなんてどういうこと?!
こんな時、どうしたらいいの?! ググ先生でも、ウィッキー先生でもいいから誰か教えて!
「イヤー!!! なんで、そんなこと、娘に言うのよ!!」
「夏川くんだったら、お母さん、娘婿に欲しいな~」
ブンブン音が出るくらい思いっきり、首を横に振る。
あり得ない! あり得ない! あり得ない! あり得ない!
夏川先輩は相性が良いセフレが欲しくて私に付き合ってくれって言ってくるような人だよ?!
結婚とか、そんなはずない!
どこをどう考えたらそうなるのかわからない・・・って、そんな奴だってこと、親に言えるわけがない!
「ないないないない! 絶対、ない!」
「夏川くんはお母さんの理想の息子なの。顔も頭も良くて、実花に優しくて。あ~、夏川くんみたいな息子が欲し~な~」
夏川先輩が優しい?
夏川先輩が理想の息子?!
お母さん、騙されてる!
夏川先輩は顔と外面(テニス部の部長をしているとか何やら)がいいだけだよ。
「・・・」
夏川先輩と会う前から私の精神力はゴリゴリと削られる。
これで夏川先輩と話さないといけないなんて、帰るだけの気力が残っているといいな(棒読み)。
私は夏川先輩を娘婿にして来いと言われ、渋々、待ち合わせている場所――学校と夏川先輩の家の最寄り駅である梅木町の改札口に向かった。
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