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過ぎいく夏
「思い出のアルバム?」
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金曜日や土曜日は愚痴を聞いてくれた後、NTRれた時みたいなセックス。日曜はあいつとしていたような普通のセックスだったけど、私がセフレになってしまったのは変わらない。
いつの間にかセフレになってしまった虚しい気分のまま、今日もバイトで気を紛らわせる。セフレにされないように始めたバイトが気分転換だなんてなんて皮肉だろう。
でも、助かる。
「実花ちゃん。来月からなんだけどさ、土日の夕方も出てくれないかな?」
ある日、バイトをしていると店長がこんなふうに声をかけてきた。
時間が時間だからか、店内にいる客の姿はほとんどないからできる雑談だ。
「夕方、ですか?」
「イベントある日だけでいいからさ。時間も花火がなければいつも通り上がってくれていいし、花火の時は21時まででいいからさ~。助けると思って頼むよ~」
手を合わせて、店長はお願いとばかりに言った。高校生相手にすごい低姿勢。
「21時・・・」
言われてみると、花火大会があった日は帰り道でもコンビニが店前で呼び込みや販売をしていた記憶がある。イベントの時もあったけど、花火大会の時はいい時間なのにまだやっているんだと思ってしまった。
「こういう時は若い子じゃないと駄目なんだよね。おばさんたちは家族がいるから出てくれないし、若さで売らないと他のコンビニに負けちゃうし」
言われてみると、そうかもしれない。イベントの時は主婦の人とかも多かったけど、花火大会の売り子さんは元気な学生っぽい人が多かった。
「他のコンビニって、このあたりは同じチェーン店じゃないですか」
このあたりは私が働いているコンビニがひしめき合っている地域だったりする。なんでこう何軒もあるのか、競合する理由もないだろうし、いつも不便だと思っていた。
コンビニごとの違いというか、欲しいものが別のチェーン店にしかないこととかがあるから、こんなふうに同じチェーン店だけ集まられても本当に困る。
「実花ちゃん。同じチェーン店でも他のチェーン店と同じライバルだよ。むしろ、同じチェーンだからこそ性質が悪い。同じ商品で勝負しないといけないからね~。2丁目店には絶対、負けられない! この3丁目店の名に懸けて負けるわけにはいかない!」
どうやら、このあたりのコンビニはオーナーが同じだから、一つのチェーン店しかないらしい。迷惑な。
「はあ・・・。2丁目店と確執でもあるんですか?」
店長は不気味な微笑みを浮かべる。目が笑っていない。というか、虚ろだ。
「フフフ。そうなんだよ。確執ってほどじゃないけど、因縁があってさ」
病んでる。
絶対病んでる、この笑み。
「確執より因縁のほうがひどいんじゃ・・・」
オーナーは売り上げより、店長の様子を心配したほうがいいかもしれない。
同じチェーン店同士で競わせて店長を病ますなんて、何か間違ってる。
「2丁目店はオーナーが同じフランチャイズ店だから、負けるわけにはいかないんだよ~。売り上げが悪いと駅前なのにどうして2丁目店に負けてるんだって、すぐ言われるからね~」
うわ~。
嫌ですとか、できませんって、言ったら店長がかわいそうすぎる。
「・・・。土日ですが、一人じゃ決められないんで、ちょっと考えてもいいですか?」
夏川先輩のペナルティ覚悟なんかで出る気はないけど、店長が心配だ。相談だけはしてみよう。
それで駄目なら許して、店長。
私はまたあんなことされたくない。
「ああ。全部の日に出ろってわけじゃないから、都合の良い日だけでいいから。できるだけたくさん出てくれたら助かるよ~」
出てくれるものとばかりに喜ぶ店長を見ていると、考えるだけと言ったのはまずかったと思った。
「・・・」
今から出られないと言っていいかな・・・。
私は遠い目をして、どうやって断ろうかと思ってしまった。
店長の傍にいるのもなんなので、品出しをすることにした。結構、売り切れそうになっている商品がある。
バックヤードから商品を持って来て一緒に品出ししている冬野さんが話しかけてきた。
「あ~。秋山も土日のこと言われたのか?」
ということは、土日に出て欲しいのは普通のことらしい。
「冬野さんも言われた?」
「うん、まあ。今月はもう終わっちゃったけど、このあたりは年中いろんなイベントがやってるからな。そうなると、ウチも忙しくなるってことで。同じコンビニバイトでもイベントがほとんどない場所ならこういうこともないんだろうけど、このあたりは仕方ないのかもな~」
ここから浜にかけては本当に年中イベントをやっている。場所によってはイベントなんかと盆踊りの時だけって地域もあるし、その盆踊りの時だって特別何かしていることもない。これは近所のコンビニの話だけど。
「このあたりは仕方ないよね~」
家の近くと比べて苦笑してしまう。
「だけど、子どもの頃からよく行ったろう? 港祭もバザーもパレードもアイスクリームの日も。春節も花火大会も、みーんな、この街で楽しめるよな」
どれもこれも毎年行くものばかりだ。
年中、この街は何かやっているから、他に出かける気が起きない。この街から出かけてまで遊びたい場所がないというのが、欠点と言えば欠点だ。
渋谷とかにも一本で行けるのに、ほぼ行ったことがないのも、このせいだ。
「うん。アイスクリームの日なんか毎年楽しみにしてる。どれもこれも楽しいよね」
冬野さんは頷きながら聞いていて楽しそうだ。
「この街にいると他の街なんかに行く気なくなるよな~」
冬野さんも同じらしい。
なんだか、お仲間みたいで嬉しい。
「そうそう。他の街に行く気にならないし、毎年同じイベントに行くのが習慣になって、行かないと寂しくなってしまうし」
いつもどこかしらでイベントがあって、小さい頃は両親で、小学校の高学年からはきららとか友達と遊びに行った。
イベントがなくてもショッピングセンターで買い物をしたり、動物園に行ったり、美術館に行ったり、遊園地に遊びに行ったり、行く場所はいくらでもあった。春節にあたる旧正月だって中華街に行って楽しんだし、このあたりは本当に恵まれている。
プールだってほんの数駅で行けたし、退屈な日なんて全然なかった。
「きっと、この街は秋山にとっても、思い出のアルバムなんだな」
眩しいものを見るように目を細めて冬野さんが言った。
「思い出のアルバム?」
聞き慣れない単語をそのまま繰り返したら、冬野さんが頷いて笑顔で言う。鹿(か)の子ちゃんと話している時の表情ととてもよく似ている。
幼馴染である鹿(か)の子ちゃんほど親しくはないけど、同じ気持ちを共有できる仲間意識が冬野さんにも芽生えたのかもしれない。ワイルドな顔だけに女性に優しくしないといけないと考えてしまった挙句、普通に言われるチャラいセリフより、こっちのほうが安心できる。
夏川先輩は表面を取り繕ってアレだけど、冬野さんは自分の顔が誤解されて怖がらせないようにって努力した結果でも、やっぱり素の表情はいいなあ。
「どこに行っても小さい頃からの思い出があって、街の至るところに思い出が詰まっているんだよ」
見惚れている間に冬野さんは思い出のアルバムの説明をしてくれた。
言われてみたら、その通りだ。この街のあちこちに私の思い出がある。
中華街だって昔は食べ放題の種類が少なかったのに、今じゃ100種類を越える料理を出すのが当たり前になった。
あっちの店でタピオカミルクティーを買ったとか、あそこの店で買った中華まんを友達と分けて食べたとか、中華街だけでも色々な思い出がある。
遊園地も春休みに友達と行ったり、身長が足りなくて乗れなくてお父さんに慰められたこととかあった。
ショッピングセンターはクリスマスイルミネーションがすごかったし、動物園は動物の赤ちゃんの公開とか、本当に色々あったなあ。
「そうかも。でも、冬野さんも同じ場所に毎年言ってたのに、どうして会ったことなかったんだろ? すれ違っていてもおかしくないのに、バイトするまで話したことすらなかったよね?」
同じ場所を同じように楽しんでいたのに、冬野さんとはここでバイトをするまで顔の見覚えもないから不思議だ。何度もすれ違っていてもおかしくないし、冬野さんの顔は印象深いのにどうしてかと思って訊いてみた。
一目惚れされたのなら、すれ違った時とかもありえる。・・・うぬぼれているとは思うけど。
「学区が違うから、話す機会なんてそうそうなかっただろ。部活の対抗戦とか交流試合とか、そんなのがないと普通は同じ市内に住んでたって、隣の学区の奴なんて知り合わないって。きっと人は知り合う時に出会うもんなんじゃないかな」
笑って言う冬野さんの言う通りだ。同じ最寄り駅を使っているのに、学区が違うという理由で私はこのバイトをし始めるまで冬野さんと話すどころか、見たおぼえすらない。
同じ街で育ち、同じ場所に行っていたのに、知り合うきっかけがなかったら風景の名もない人にすぎなかった。
隣り駅でも同じ学校に通っていて、学校の有名人だった夏川先輩のことは知っていても、冬野さんのことは知る機会がまったくなかった謎。
「そうかも」
同意しながら、夏川先輩に付きまとわれて、とうとうセフレになってしまった時期に冬野さんと出会ったことにも意味があるのだろうか、と気になった。
それも、会って三日で告白紛いのことを言われたし。
いつの間にかセフレになってしまった虚しい気分のまま、今日もバイトで気を紛らわせる。セフレにされないように始めたバイトが気分転換だなんてなんて皮肉だろう。
でも、助かる。
「実花ちゃん。来月からなんだけどさ、土日の夕方も出てくれないかな?」
ある日、バイトをしていると店長がこんなふうに声をかけてきた。
時間が時間だからか、店内にいる客の姿はほとんどないからできる雑談だ。
「夕方、ですか?」
「イベントある日だけでいいからさ。時間も花火がなければいつも通り上がってくれていいし、花火の時は21時まででいいからさ~。助けると思って頼むよ~」
手を合わせて、店長はお願いとばかりに言った。高校生相手にすごい低姿勢。
「21時・・・」
言われてみると、花火大会があった日は帰り道でもコンビニが店前で呼び込みや販売をしていた記憶がある。イベントの時もあったけど、花火大会の時はいい時間なのにまだやっているんだと思ってしまった。
「こういう時は若い子じゃないと駄目なんだよね。おばさんたちは家族がいるから出てくれないし、若さで売らないと他のコンビニに負けちゃうし」
言われてみると、そうかもしれない。イベントの時は主婦の人とかも多かったけど、花火大会の売り子さんは元気な学生っぽい人が多かった。
「他のコンビニって、このあたりは同じチェーン店じゃないですか」
このあたりは私が働いているコンビニがひしめき合っている地域だったりする。なんでこう何軒もあるのか、競合する理由もないだろうし、いつも不便だと思っていた。
コンビニごとの違いというか、欲しいものが別のチェーン店にしかないこととかがあるから、こんなふうに同じチェーン店だけ集まられても本当に困る。
「実花ちゃん。同じチェーン店でも他のチェーン店と同じライバルだよ。むしろ、同じチェーンだからこそ性質が悪い。同じ商品で勝負しないといけないからね~。2丁目店には絶対、負けられない! この3丁目店の名に懸けて負けるわけにはいかない!」
どうやら、このあたりのコンビニはオーナーが同じだから、一つのチェーン店しかないらしい。迷惑な。
「はあ・・・。2丁目店と確執でもあるんですか?」
店長は不気味な微笑みを浮かべる。目が笑っていない。というか、虚ろだ。
「フフフ。そうなんだよ。確執ってほどじゃないけど、因縁があってさ」
病んでる。
絶対病んでる、この笑み。
「確執より因縁のほうがひどいんじゃ・・・」
オーナーは売り上げより、店長の様子を心配したほうがいいかもしれない。
同じチェーン店同士で競わせて店長を病ますなんて、何か間違ってる。
「2丁目店はオーナーが同じフランチャイズ店だから、負けるわけにはいかないんだよ~。売り上げが悪いと駅前なのにどうして2丁目店に負けてるんだって、すぐ言われるからね~」
うわ~。
嫌ですとか、できませんって、言ったら店長がかわいそうすぎる。
「・・・。土日ですが、一人じゃ決められないんで、ちょっと考えてもいいですか?」
夏川先輩のペナルティ覚悟なんかで出る気はないけど、店長が心配だ。相談だけはしてみよう。
それで駄目なら許して、店長。
私はまたあんなことされたくない。
「ああ。全部の日に出ろってわけじゃないから、都合の良い日だけでいいから。できるだけたくさん出てくれたら助かるよ~」
出てくれるものとばかりに喜ぶ店長を見ていると、考えるだけと言ったのはまずかったと思った。
「・・・」
今から出られないと言っていいかな・・・。
私は遠い目をして、どうやって断ろうかと思ってしまった。
店長の傍にいるのもなんなので、品出しをすることにした。結構、売り切れそうになっている商品がある。
バックヤードから商品を持って来て一緒に品出ししている冬野さんが話しかけてきた。
「あ~。秋山も土日のこと言われたのか?」
ということは、土日に出て欲しいのは普通のことらしい。
「冬野さんも言われた?」
「うん、まあ。今月はもう終わっちゃったけど、このあたりは年中いろんなイベントがやってるからな。そうなると、ウチも忙しくなるってことで。同じコンビニバイトでもイベントがほとんどない場所ならこういうこともないんだろうけど、このあたりは仕方ないのかもな~」
ここから浜にかけては本当に年中イベントをやっている。場所によってはイベントなんかと盆踊りの時だけって地域もあるし、その盆踊りの時だって特別何かしていることもない。これは近所のコンビニの話だけど。
「このあたりは仕方ないよね~」
家の近くと比べて苦笑してしまう。
「だけど、子どもの頃からよく行ったろう? 港祭もバザーもパレードもアイスクリームの日も。春節も花火大会も、みーんな、この街で楽しめるよな」
どれもこれも毎年行くものばかりだ。
年中、この街は何かやっているから、他に出かける気が起きない。この街から出かけてまで遊びたい場所がないというのが、欠点と言えば欠点だ。
渋谷とかにも一本で行けるのに、ほぼ行ったことがないのも、このせいだ。
「うん。アイスクリームの日なんか毎年楽しみにしてる。どれもこれも楽しいよね」
冬野さんは頷きながら聞いていて楽しそうだ。
「この街にいると他の街なんかに行く気なくなるよな~」
冬野さんも同じらしい。
なんだか、お仲間みたいで嬉しい。
「そうそう。他の街に行く気にならないし、毎年同じイベントに行くのが習慣になって、行かないと寂しくなってしまうし」
いつもどこかしらでイベントがあって、小さい頃は両親で、小学校の高学年からはきららとか友達と遊びに行った。
イベントがなくてもショッピングセンターで買い物をしたり、動物園に行ったり、美術館に行ったり、遊園地に遊びに行ったり、行く場所はいくらでもあった。春節にあたる旧正月だって中華街に行って楽しんだし、このあたりは本当に恵まれている。
プールだってほんの数駅で行けたし、退屈な日なんて全然なかった。
「きっと、この街は秋山にとっても、思い出のアルバムなんだな」
眩しいものを見るように目を細めて冬野さんが言った。
「思い出のアルバム?」
聞き慣れない単語をそのまま繰り返したら、冬野さんが頷いて笑顔で言う。鹿(か)の子ちゃんと話している時の表情ととてもよく似ている。
幼馴染である鹿(か)の子ちゃんほど親しくはないけど、同じ気持ちを共有できる仲間意識が冬野さんにも芽生えたのかもしれない。ワイルドな顔だけに女性に優しくしないといけないと考えてしまった挙句、普通に言われるチャラいセリフより、こっちのほうが安心できる。
夏川先輩は表面を取り繕ってアレだけど、冬野さんは自分の顔が誤解されて怖がらせないようにって努力した結果でも、やっぱり素の表情はいいなあ。
「どこに行っても小さい頃からの思い出があって、街の至るところに思い出が詰まっているんだよ」
見惚れている間に冬野さんは思い出のアルバムの説明をしてくれた。
言われてみたら、その通りだ。この街のあちこちに私の思い出がある。
中華街だって昔は食べ放題の種類が少なかったのに、今じゃ100種類を越える料理を出すのが当たり前になった。
あっちの店でタピオカミルクティーを買ったとか、あそこの店で買った中華まんを友達と分けて食べたとか、中華街だけでも色々な思い出がある。
遊園地も春休みに友達と行ったり、身長が足りなくて乗れなくてお父さんに慰められたこととかあった。
ショッピングセンターはクリスマスイルミネーションがすごかったし、動物園は動物の赤ちゃんの公開とか、本当に色々あったなあ。
「そうかも。でも、冬野さんも同じ場所に毎年言ってたのに、どうして会ったことなかったんだろ? すれ違っていてもおかしくないのに、バイトするまで話したことすらなかったよね?」
同じ場所を同じように楽しんでいたのに、冬野さんとはここでバイトをするまで顔の見覚えもないから不思議だ。何度もすれ違っていてもおかしくないし、冬野さんの顔は印象深いのにどうしてかと思って訊いてみた。
一目惚れされたのなら、すれ違った時とかもありえる。・・・うぬぼれているとは思うけど。
「学区が違うから、話す機会なんてそうそうなかっただろ。部活の対抗戦とか交流試合とか、そんなのがないと普通は同じ市内に住んでたって、隣の学区の奴なんて知り合わないって。きっと人は知り合う時に出会うもんなんじゃないかな」
笑って言う冬野さんの言う通りだ。同じ最寄り駅を使っているのに、学区が違うという理由で私はこのバイトをし始めるまで冬野さんと話すどころか、見たおぼえすらない。
同じ街で育ち、同じ場所に行っていたのに、知り合うきっかけがなかったら風景の名もない人にすぎなかった。
隣り駅でも同じ学校に通っていて、学校の有名人だった夏川先輩のことは知っていても、冬野さんのことは知る機会がまったくなかった謎。
「そうかも」
同意しながら、夏川先輩に付きまとわれて、とうとうセフレになってしまった時期に冬野さんと出会ったことにも意味があるのだろうか、と気になった。
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