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「僕、勇くんに出会えて良かった」
涙がやっと止まった。
勇くんは嫌がりもしないで、ずっと抱き締めてくれていた。
「俺こそ、梓に会えて良かったよ」
ちゃんと返ってくる言葉。
僕ってこんなに幸せで、どこかに落とし穴有るんじゃないのかとか。ちょっと不安になったりするけど。
勇くんの力強い腕が、これは現実だって教えてくれてるし。この腕が、僕を守るって言ってくれてるみたいで。不安なんて感じなくて良いんだろうな、とか。
「俺は時々言葉が足りないから、梓は何か思ったことが有ったら、何でも良いから教えて欲しい。不安や不満を、溜め込まないで欲しい」
抱き締められながらそんなこと言われたら、僕は頷くしか出来なくて。
でもやっぱり確認したいことは有るのです。
「勇くんは、金曜日しか来れない?」
毎週金曜日の決まった時間だけ、来てた勇くん。
だからやっぱり、その時間しか空きが無いんだろうか。
寂しいとか、思うのは傲慢だろうか。
「いや、空き時間が有れば、来る。毎日でも来そうだな俺」
笑った勇くんは、本当に優しい顔をしている。
この人が、毎日僕に会いに来てくれるとか、言っちゃうんだから。僕はどんどん強欲になる気かする。
困ったなぁ。どうしよう。
「どうした?毎日来られたら、迷惑か?」
「ち、違うよ!ただ、勇くんが優しいから、僕はどんどん我儘になりそうで……」
勇くんの言葉に、強い力で否定した。
僕の今の不安、言っても良いんだよね。
「なんだ。そんなことか。気にすること無いだろ。俺だけが梓に会いたいわけじゃないとわかって、俺は嬉しいけど?」
うわーうわー。そんなこと普通に言えちゃうとか、勇くん初恋だって言ってたのに。
なんだか僕だけ恥ずかしさでワタワタしてる気がする。
「ずるい」
気付いたら、言葉が零れ落ちてた。
「ん?何が?」
余裕そうな勇くん。僕は抱き締められてるのさえ、バクバクしてるのに。
「慣れてそうで、ずるい」
言い直す。本当に、僕が初めてなの?
「慣れて無い。梓が泣いてるのも、こうして抱き締めてるしか出来なかった。俺も手探りだよ。余裕も無い」
ギュッとさらに抱き締められた。
そしたら、勇くんの心臓の音が聞こえて来て。あぁ、僕と同じ様に、バクバクしてる。
そっか。僕だけじゃないんだ。
「梓、座ってゆっくり話そうか」
そういえば、僕たちずっと立ったままだ。
「椅子、持ってくるね。ついでに顔洗ってくる」
椅子は一脚しか置いてない。しかもレジ台の中だ。
もう一脚持って来ても、中で良いだろう。勇くん相手なんだから、近くにいたい。
それから、人前で泣いて恥ずかしいのも有る。一旦顔を洗って、スッキリしなきゃ。
離れ難いなんて、言ってらんないよ。
「じゃあ、この茶器、移動させておいても良いか?まだ金を払って無いが」
「うん。それはもう勇くんのだから、良いよ」
本当は、お金いらないくらいなんだけど。
それはきっと勇くんは嫌がるだろうから。だからお金は受け取る。
僕は急いで顔を洗って、それからダイニングに置いて有る使われてない椅子を取りに行かないと。
ゆっくり話がしたい。色々と、勇くんについて知りたい。
僕のことも、勇くんに知ってもらいたいし。
こんな欲求出て来るなんて、思いもしなかったなぁ。
最初に話しかけた時は、もうこれで終わりだ。なんて思っていたし。
僕にも人並みの欲求は有るらしい。びっくりだよね。
「あ、この椅子使って」
棚に茶器を移し終えた勇くんは、それを眺めて待っていてくれた。
「あぁ、ありがとう。梓は携帯持っているか?」
携帯!そうだ!両親以外の連絡先なんか、一個も入っていないから、僕はいつも手元には置いていなかった。
「取って来る!」
慌てて居住スペースの僕の部屋に駆け込む。
だって、だって。勇くんの連絡先が登録出来るんだ。嬉しい以外にないよ。
あ、でも待って。
「勇くん。僕、登録の仕方がわからない」
使わないから。電話だってそもそも両親はほとんどかけて来ない。
メールもあんまりしない。
最近電池がどうしようもなくなって、買い替えなきゃなんなくて。
でも今はもうスマホしか店に無かったから。ガラケーなら、まだ良かったのに。
僕には使い方を教えてくれる様な知り合いもいやしない。
「貸してくれるか?」
ロック機能とかもわかって無いから、そのままだ。
だから勇くんに言われたら、すぐに勇くんに手渡せる。見られて困るのなんて、何も入ってないし。
「ロックとか、セキュリティとかは?ウィルス対策とか」
「ちんぷんかんぷんでわかんない」
ロックは鍵かけるんでしょ?それ以外は何?
「僕ネットとかも見ないし。変なメールは開かないから」
「まぁ、それでもウィルスは有るから……。ロックは無くても良いかもしれないが。スマホが使えなくなったら、困ったりしないか?」
僕のスマホを起動した勇くんは、何か考えてるみたいだけど。
うーん。
「勇くんに連絡取れなくなって困るだけ。あ、でも固定電話有るから、電話番号だけでもちゃんと記録しておけば、連絡出来るよ?」
取引だって、固定電話でしてたし。
今は使われない昔の取引相手の連絡帳。アレに勇くんのを書くのは嫌だから、僕の普段のメモに使ってるノートに、ちゃんと記録しておけば問題は無いんだ。
予定が無くとも、一年のダイアリーは、何故か購入してしまう僕。
ただ買いたい本とか、そういうのメモするのに使ってただけなんだけど。
他に使い道が出来た!
ダイアリーは、手元に置いておくのが常だったから。レジ台の中に置いて有る。
それを引っ張り出す。
予定表は何も書いて無いけど。寂しいダイアリーだよね。
でも、有る時から金曜日に丸が付いてる。それは、僕が勇くんを意識し始めた時から、勇くんが来た日に丸付けがされて行った物。
「そうか。それなら問題無いな。梓、連絡帳見てごらん」
勇くんに、スマホを返してもらえた。
連絡先に、村越勇って入ってる。うわー、嬉しい。
「ここ押して、メール開いて。俺にメール送って。固定電話の電話番号入れるだけで良いから」
勇くんの連絡先の中のメールのボタン。僕はドキドキしながら、メールの画面になったそこに、僕の家の固定電話の番号を入れる。
さ、最初のメールがこれだけって、なんだか寂しいけど。本人目の前に居るんだし。
「あ、固定電話の番号だけで良いの?メールアドレスはわかるけど、携帯の番号はわかんないよね?」
そんくらいの知識は有るよ、僕だって。
「あぁ、さっき見て覚えてすでに登録した。心配無い。ほら」
勇くんは僕に勇くんのスマホの画面を見せてくれた。
勇くんのスマホに、僕の東雲梓って名前が有る。すごい。
というか、勇くんのスマホの扱いが、早業過ぎてびっくりだ。
最近じゃ皆こうなの?僕置いてかれてるんだなぁ。
他人に近付かないでいたのは、僕自身だし。僕の自業自得なんだけど。
「僕、勇くんにメールとか、いつでもして良い?」
「当たり前だ。俺からもするし。そうだな、来れる時間が出来たら、メールで知らせる」
たしか何かのアプリとか、簡単に連絡取れるのが有るらしいけど。
僕は知らないから、メールに頼る。勇くんはなんにも言わないし。メールでも良いって言ってくれてるから、それに甘えてしまおう。
良いのかな、僕こんなに甘えて。
勇くんが、メールで知らせてくれるなら、僕はいつも携帯を持ち歩かなきゃ。
だって、勇くんからのメールに気付かなかったとか、絶対に嫌だ。
「両親以外の連絡先、入ったの初めてだ」
しみじみと呟いたって、仕方ないじゃんか。
僕には本当に初めてのことで。しかも嬉しいことなんだから。
「梓の携帯の第一号になれて、俺は嬉しいな」
そう言って笑ってくれる勇くんが、僕には本当に眩しくて。
俯いちゃった。
恥ずかしいっていうか、なんか、もう、よくわかんないけど。
とにかく、勇くんの顔が直視できなかったんだ。
涙がやっと止まった。
勇くんは嫌がりもしないで、ずっと抱き締めてくれていた。
「俺こそ、梓に会えて良かったよ」
ちゃんと返ってくる言葉。
僕ってこんなに幸せで、どこかに落とし穴有るんじゃないのかとか。ちょっと不安になったりするけど。
勇くんの力強い腕が、これは現実だって教えてくれてるし。この腕が、僕を守るって言ってくれてるみたいで。不安なんて感じなくて良いんだろうな、とか。
「俺は時々言葉が足りないから、梓は何か思ったことが有ったら、何でも良いから教えて欲しい。不安や不満を、溜め込まないで欲しい」
抱き締められながらそんなこと言われたら、僕は頷くしか出来なくて。
でもやっぱり確認したいことは有るのです。
「勇くんは、金曜日しか来れない?」
毎週金曜日の決まった時間だけ、来てた勇くん。
だからやっぱり、その時間しか空きが無いんだろうか。
寂しいとか、思うのは傲慢だろうか。
「いや、空き時間が有れば、来る。毎日でも来そうだな俺」
笑った勇くんは、本当に優しい顔をしている。
この人が、毎日僕に会いに来てくれるとか、言っちゃうんだから。僕はどんどん強欲になる気かする。
困ったなぁ。どうしよう。
「どうした?毎日来られたら、迷惑か?」
「ち、違うよ!ただ、勇くんが優しいから、僕はどんどん我儘になりそうで……」
勇くんの言葉に、強い力で否定した。
僕の今の不安、言っても良いんだよね。
「なんだ。そんなことか。気にすること無いだろ。俺だけが梓に会いたいわけじゃないとわかって、俺は嬉しいけど?」
うわーうわー。そんなこと普通に言えちゃうとか、勇くん初恋だって言ってたのに。
なんだか僕だけ恥ずかしさでワタワタしてる気がする。
「ずるい」
気付いたら、言葉が零れ落ちてた。
「ん?何が?」
余裕そうな勇くん。僕は抱き締められてるのさえ、バクバクしてるのに。
「慣れてそうで、ずるい」
言い直す。本当に、僕が初めてなの?
「慣れて無い。梓が泣いてるのも、こうして抱き締めてるしか出来なかった。俺も手探りだよ。余裕も無い」
ギュッとさらに抱き締められた。
そしたら、勇くんの心臓の音が聞こえて来て。あぁ、僕と同じ様に、バクバクしてる。
そっか。僕だけじゃないんだ。
「梓、座ってゆっくり話そうか」
そういえば、僕たちずっと立ったままだ。
「椅子、持ってくるね。ついでに顔洗ってくる」
椅子は一脚しか置いてない。しかもレジ台の中だ。
もう一脚持って来ても、中で良いだろう。勇くん相手なんだから、近くにいたい。
それから、人前で泣いて恥ずかしいのも有る。一旦顔を洗って、スッキリしなきゃ。
離れ難いなんて、言ってらんないよ。
「じゃあ、この茶器、移動させておいても良いか?まだ金を払って無いが」
「うん。それはもう勇くんのだから、良いよ」
本当は、お金いらないくらいなんだけど。
それはきっと勇くんは嫌がるだろうから。だからお金は受け取る。
僕は急いで顔を洗って、それからダイニングに置いて有る使われてない椅子を取りに行かないと。
ゆっくり話がしたい。色々と、勇くんについて知りたい。
僕のことも、勇くんに知ってもらいたいし。
こんな欲求出て来るなんて、思いもしなかったなぁ。
最初に話しかけた時は、もうこれで終わりだ。なんて思っていたし。
僕にも人並みの欲求は有るらしい。びっくりだよね。
「あ、この椅子使って」
棚に茶器を移し終えた勇くんは、それを眺めて待っていてくれた。
「あぁ、ありがとう。梓は携帯持っているか?」
携帯!そうだ!両親以外の連絡先なんか、一個も入っていないから、僕はいつも手元には置いていなかった。
「取って来る!」
慌てて居住スペースの僕の部屋に駆け込む。
だって、だって。勇くんの連絡先が登録出来るんだ。嬉しい以外にないよ。
あ、でも待って。
「勇くん。僕、登録の仕方がわからない」
使わないから。電話だってそもそも両親はほとんどかけて来ない。
メールもあんまりしない。
最近電池がどうしようもなくなって、買い替えなきゃなんなくて。
でも今はもうスマホしか店に無かったから。ガラケーなら、まだ良かったのに。
僕には使い方を教えてくれる様な知り合いもいやしない。
「貸してくれるか?」
ロック機能とかもわかって無いから、そのままだ。
だから勇くんに言われたら、すぐに勇くんに手渡せる。見られて困るのなんて、何も入ってないし。
「ロックとか、セキュリティとかは?ウィルス対策とか」
「ちんぷんかんぷんでわかんない」
ロックは鍵かけるんでしょ?それ以外は何?
「僕ネットとかも見ないし。変なメールは開かないから」
「まぁ、それでもウィルスは有るから……。ロックは無くても良いかもしれないが。スマホが使えなくなったら、困ったりしないか?」
僕のスマホを起動した勇くんは、何か考えてるみたいだけど。
うーん。
「勇くんに連絡取れなくなって困るだけ。あ、でも固定電話有るから、電話番号だけでもちゃんと記録しておけば、連絡出来るよ?」
取引だって、固定電話でしてたし。
今は使われない昔の取引相手の連絡帳。アレに勇くんのを書くのは嫌だから、僕の普段のメモに使ってるノートに、ちゃんと記録しておけば問題は無いんだ。
予定が無くとも、一年のダイアリーは、何故か購入してしまう僕。
ただ買いたい本とか、そういうのメモするのに使ってただけなんだけど。
他に使い道が出来た!
ダイアリーは、手元に置いておくのが常だったから。レジ台の中に置いて有る。
それを引っ張り出す。
予定表は何も書いて無いけど。寂しいダイアリーだよね。
でも、有る時から金曜日に丸が付いてる。それは、僕が勇くんを意識し始めた時から、勇くんが来た日に丸付けがされて行った物。
「そうか。それなら問題無いな。梓、連絡帳見てごらん」
勇くんに、スマホを返してもらえた。
連絡先に、村越勇って入ってる。うわー、嬉しい。
「ここ押して、メール開いて。俺にメール送って。固定電話の電話番号入れるだけで良いから」
勇くんの連絡先の中のメールのボタン。僕はドキドキしながら、メールの画面になったそこに、僕の家の固定電話の番号を入れる。
さ、最初のメールがこれだけって、なんだか寂しいけど。本人目の前に居るんだし。
「あ、固定電話の番号だけで良いの?メールアドレスはわかるけど、携帯の番号はわかんないよね?」
そんくらいの知識は有るよ、僕だって。
「あぁ、さっき見て覚えてすでに登録した。心配無い。ほら」
勇くんは僕に勇くんのスマホの画面を見せてくれた。
勇くんのスマホに、僕の東雲梓って名前が有る。すごい。
というか、勇くんのスマホの扱いが、早業過ぎてびっくりだ。
最近じゃ皆こうなの?僕置いてかれてるんだなぁ。
他人に近付かないでいたのは、僕自身だし。僕の自業自得なんだけど。
「僕、勇くんにメールとか、いつでもして良い?」
「当たり前だ。俺からもするし。そうだな、来れる時間が出来たら、メールで知らせる」
たしか何かのアプリとか、簡単に連絡取れるのが有るらしいけど。
僕は知らないから、メールに頼る。勇くんはなんにも言わないし。メールでも良いって言ってくれてるから、それに甘えてしまおう。
良いのかな、僕こんなに甘えて。
勇くんが、メールで知らせてくれるなら、僕はいつも携帯を持ち歩かなきゃ。
だって、勇くんからのメールに気付かなかったとか、絶対に嫌だ。
「両親以外の連絡先、入ったの初めてだ」
しみじみと呟いたって、仕方ないじゃんか。
僕には本当に初めてのことで。しかも嬉しいことなんだから。
「梓の携帯の第一号になれて、俺は嬉しいな」
そう言って笑ってくれる勇くんが、僕には本当に眩しくて。
俯いちゃった。
恥ずかしいっていうか、なんか、もう、よくわかんないけど。
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