【R18】経験豊富そうに見えるけど、初心者です!〜額に輝く宝玉の縁〜

鶴れり

文字の大きさ
6 / 9

《6》悲しくて※

しおりを挟む

「ニナの魔力、貰っていい?」
「あっ……!待って……」

 ニナメルの返答を待たずに脚を大きく開かされる。愛蜜でてらてらと濡れる花弁をまじまじと見られて、全身が燃えるように熱くなる。
 見られているだけでもこの上なく恥ずかしいのに、ギルは更に指で花弁を左右に広げた。

「ぎる……っ」

 羞恥で心も体も爆ぜそうだ。
 懇願するように欲情に塗れた切れ長の眼をじっと見つめる。

「ニナは男を煽るのが上手いな……」

 口端を上げて妖艶に嗤うとニナメルに見せつけるように舌を出し、蜜に濡れた花弁を舐め上げた。

「ぁ…………!」

 音を立てて吸い上げられ、蜜穴に舌を差し込まれて甘美な痺れが全身へ巡る。
 広い寝室にぴちゃぴちゃと粘着質な音が響いて、羞恥に耐えられない。ニナメルは嫌々と首を振った。

「ぎる、はずかしいっ……!」
「初めてなら、十分にほぐさないと。ニナに痛い思いはさせない」
「もうっ……だいじょうぶ、っんああ!」

 先程まで舌が侵入していた蜜穴に指が押し込まれる。花弁の上にある淑やかな花芽を舌で擦り潰されて電流のような刺激が走った。ギルのゴツゴツとした指で敏感な蜜壁を掻き抉られて頭が真っ白になる。

「ニナは甘いな……もっと蕩かしてやる」

 ニナメルの甘ったるい嬌声ばかりが耳について、ギルの声が遠くに聞こえる。
 何度も大きすぎる激流にのまれて、ニナメルは背を弓なりに反らしてビクビクと痙攣した。

 ようやく身体の中から指が引き抜かれて、ほっと息をついたのも一瞬だった。

「ぎ、る?……ああぁあっ!」
「ニナ……!」

 凶大な棍棒に蜜路を拓かれ、何かが破れる感覚があった。しかし痛みは全く無く、あるのは圧倒的な気持ち良さだけだった。敏感な粘膜を擦り合わせるたびに甘美な刺激が襲う。

「本当に、初めてなんだな……。痛くないか?」

 腰をピッタリとくっつけたまま、ニナメルを気遣うように頬を撫でる。

「痛くない、けど……熱くて、奥がじんじんするの……」

 ギルの頬がカァっと赤くなる。それを誤魔化すように汗で湿った髪をかきあげる。色香にあふれた端正な男性を蕩けた瞳で見つめていると、綺麗な黒翡翠の石が目に入った。

「ギル、きれい……」

 赤らんだ頬に手を添える。純潔を捧げた男性のことを忘れないように目に焼き付ける。

「挿れても色は変わらない、か……。ニナ、今ここで止めるか?そうすればニナは汚れずに清純な白のままで居られる……」

 ギルの言葉に一瞬で心が冷たくなっていく。先程まではギルと一つになれて嬉しかったのに、この幸せな思い出を忘れないように抱きしめていたのに。
 再び自分では無く石を見つめられた気がして。ギルの言葉が悲しくて悔しくて。
 ニナメルはほろほろと涙を零した。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】

星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。 だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。 しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。 王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。 そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。 地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。 ⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。

拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました

星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎ 王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝―― 路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。 熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。 「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」 甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。 よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、 気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて―― しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!? 「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」 年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。 ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。

世間知らずな山ごもり薬師は、××な騎士団長の性癖淫愛から逃げ出せない

二位関りをん
恋愛
平民薬師・クララは国境沿いの深い山奥で暮らしながら、魔法薬の研究に没頭している。招集が下れば山を下りて麓にある病院や娼館で診察補助をしたりしているが、世間知らずなのに変わりはない。 ある日、山の中で倒れている男性を発見。彼はなんと騎士団長・レイルドで女嫌いの噂を持つ人物だった。 当然女嫌いの噂なんて知らないクララは良心に従い彼を助け、治療を施す。 だが、レイルドには隠している秘密……性癖があった。 ――君の××××、触らせてもらえないだろうか?

冷酷騎士様の「愛さない」は一分も持たなかった件

水月
恋愛
「君を愛するつもりはない」 結婚初夜、帝国最強の冷酷騎士ヴォルフラム・ツヴァルト公爵はそう言い放った。 出来損ないと蔑まれ、姉の代わりの生贄として政略結婚に差し出されたリーリア・ミラベルにとって、それはむしろ救いだった。 愛を期待されないのなら、失望させることもない。 契約妻として静かに役目を果たそうとしたリーリアは、緩んだ軍服のボタンを自らの銀髪と微弱な強化魔法で直す。 ただ「役に立ちたい」という一心だった。 ――その瞬間。 冷酷騎士の情緒が崩壊した。 「君は、自分の価値を分かっていない」 開始一分で愛さない宣言は撤回。 無自覚に自己評価が低い妻に、激重独占欲を発症した最強騎士が爆誕する。 以後、 寝室は強制統合 常時抱っこ移動 一秒ごとに更新される溺愛 妻を傷つける者には容赦なし宣言 甘さ過多、独占欲過剰、愛情暴走中。 さらにはリーリアを取り戻そうとする実家の横槍まで入り――? 自己評価ゼロの健気令嬢と愛が一分も我慢できなかった最強騎士。 溺愛が止まらない、契約結婚から始まる甘すぎる逆転ラブコメ

妹の身代わりだった私に「本命は君だ」――王宮前で王子に抱き潰され、溺愛がバレました。~私が虐げられるきっかけになった少年が、私と王子を結び付

唯崎りいち
恋愛
妹の身代わりとして王子とデートすることになった私。でも王子の本命は最初から私で――。長年虐げられ、地味でみすぼらしい私が、王子の愛と溺愛に包まれ、ついに幸せを掴む甘々ラブファンタジー。妹や家族との誤解、影武者の存在も絡み、ハラハラと胸キュンが止まらない物語。

余命僅かな大富豪を看取って、円満に未亡人になるはずでした

ぜんだ 夕里
恋愛
傾きかけた家を救うため、私が結んだのはあまりにも不謹慎な契約――余命いくばくもない大富豪の辺境伯様と結婚し、彼の最期を穏やかに看取ることで莫大な遺産を相続する、というものだった。 しかし、人の死を利用して富を得るなど不正義! そう考えた私が立てたのは、前代未聞の計画。 「そうだ、遺産が残らないくらい贅沢の限りを尽くしてもらえば、すべて丸く収まるじゃない!」

【完結】悪役令嬢の身代わりで処刑されかけた侍女、悪人面強面騎士にさらわれる。

雨宮羽那
恋愛
 侍女リーリエは、処刑される予定の主・エリーゼと容姿がそっくりだったせいで、身代わりとして処刑台へ立たされていた。  (私はエリーゼ様じゃないわ!)と心の中で叫んだ瞬間、前世の記憶がよみがえり、ここが読みかけだった悪役令嬢ものの小説の世界だと気づく。  しかも小説ではエリーゼが処刑されるはずなのに、リーリエが処刑されかけているという最悪の展開。  絶体絶命の瞬間、リーリエの前に現れたのは強面で悪人面の騎士ガウェイン。  彼はなぜかリーリエを抱えあげ連れ去ってしまい――? ◇◇◇◇ ※全5話 ※AI不使用です。 ※「小説家になろう」「エブリスタ」様にも掲載しております。

夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた

今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。 レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。 不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。 レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。 それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し…… ※短め

処理中です...