77 / 84
77
しおりを挟む
若き国王陛下は仮面の王妃を溺愛している。
微笑ましく感じる者もいれば奇妙だと受け取る者もいるのは当然だ。事もあろうに仮面を被っているのだから。
但し理由は明白であり、不要な懸念や邪推を招きはしなかった。
仮面の王妃は王家に纏わりつく蛇を退治し、負傷した。美しい顔に毒薬を噴き掛けられた。だから仮面を被っている。
噂は監獄にも届いているだろうか。
祝福の鐘の音は聞こえたはずだ。
「いいですか?陛下はイデア妃が噴き掛ける瞬間は必ず壁際に寄って、布で鼻を塞いでおいてください」
「わかった」
何度も繰り返されるカルネウスの指示にその都度しっかり答えているカールは、実に優しい国王だと妃の私でも思う。
ちなみにリムマーク大公国の感覚では王妃の私も陛下と呼ばれて然るべきらしく、こちらの現状とは差異がある為、二人の賓客は私をイデア妃と呼んでいる。私は妃殿下で違和感がないが、カールはこれもリムマーク大公国に倣い改めていくつもりらしい。
それはさておき。
「あなたも本当に気を付けて」
カルネウスが私にも念を押した。
いくら調合した本人とはいえども外国人が尋問に立ち会うわけにはいかない。
「ええ。この仮面どう?似合います?」
「馴染みない悪魔という感じですね」
外国人医師の的確な感想に私も頷き返した。
この日の為にカールが作らせた土色の仮面は、一言で現せば悪魔のように醜悪で見る者の恐怖を煽る造形をしている。
漆黒よりこちらの方が太陽光や燭台の灯を受け変化が見られ恐怖心を掻き立てるという事で採用したそうだが、効果は覿面でシャーロットとチチェスター伯爵夫人などはあからさまに恐がり近寄ってさえくれない。つまり逃げてしまう。
狂人キャタモールを如何にして追い詰めるかが私たちの課題だ。
あの男はもう鎖に繋がれ逃げる事は叶わない。
監獄長と看守の協力を得て城内に尋問の場を整えてもらった。
さすがに国王夫妻が揃って監獄へ下りていくのは誰もが眉を顰める異常事態であり、即位一年目結婚一月目にして闇の歴史も築いている私たちだ。
エルズワース3世の同席は断固として拒否させてもらった。
精神的に軟弱で不安定な老人はいつまたキャタモールに悪い影響を受け発狂するかわからない。キャタモールという宮廷医師を失った後、エルズワース3世はカルネウスの調合した安定剤を服用している。
その人生のほとんどを宮廷で生き憎悪を募らせ死んでいく、自身が悪魔と成り下がった男が今、私の前で椅子に繋がれている。椅子も本人も厳重に鎖で繋がれているが、肘から先だけ自由にしてあるのも指示通りだ。
「ああいえやあおう!!」
私とカールの姿を見て、何か叫んで笑った。
その後も判別できない言葉で恐らくはこちらを罵ったり、あの鬱陶しい馴れ馴れしさで挨拶か揶揄をしているのだとは思うが、咥内を損傷し治療を拒否している口から発せられる言葉など全く聞き取れない。
「全然わからない」
仮面の下から私は答える。
カールが壁際で待機した。あくまで付き添いという風を崩さないが、彼にとっては腹違いの妹の居場所を聞き出す場なのだから私より余程当事者である。
「どう?似合うかしら。人目に晒せない顔にして頂いて、あなたには本当に憎悪と嫌悪しかないわ」
実際はしつこい肌荒れ程度まで回復し、間もなく完治する。
ただ今はキャタモールを喜ばせ私に注視させるのが目的だ。
室内を歩き回る私をキャタモールは醜悪な笑顔で追っている。
「とても痛かった。陛下が結婚してくれたのは奇跡よ。聞こえたでしょう?鐘。私、王妃になった。あなたの望んだ通りね。でもあなたには何の恩恵もない。残念ね」
「げへ!あええがあおう!!」
「だから、わからないって言っているでしょう」
キャタモールは涎を垂らしながら笑っている。
室内を右往左往しながら距離を詰め、適正範囲まで近づいた所で後手に隠し持っていた香水の小瓶をキャタモールの眼前に据えた。
そして一噴き。
「ごっ!」
土色の悪魔の仮面で守られている私も、カルネウスの指示通り即座に離れる。
カールと並んで壁際に佇み、変化を観察した。
最初あれこれ喚いていたキャタモールは次第に勢いが弱まり、目は虚ろ、首を左右に揺らし、手首から先を忙しなく上下させるようになる。
そして暫く待てば、噴霧した自白剤も床に落ちきり近寄っても影響は受けない。
監獄長に予め用意させた手頃な板とチョークを持ち、再び詰め寄った。
「キャタモール」
仮面越しに低く名を呼ぶ。
「ひいっ!」
朦朧とした狂人は、私を覚えているだろうか?
それとも悪魔が迎えに来たと錯覚してくれるだろうか?
尋問を開始する。
「娘は何処だ」
「あ……あ、がぅ……」
「クリスティーンが産んだエルズワース3世の娘は──」
さほど時間はかからなかった。
チョークを持たせると、キャタモールは極度の怯えで涙を撒き散らしながら居場所を板に書きつけた。
「…………」
不格好にうねる狂人の文字を私は食い入るように見つめる。
書き記された居場所。
それはグレンフェル女子修道院だった。
微笑ましく感じる者もいれば奇妙だと受け取る者もいるのは当然だ。事もあろうに仮面を被っているのだから。
但し理由は明白であり、不要な懸念や邪推を招きはしなかった。
仮面の王妃は王家に纏わりつく蛇を退治し、負傷した。美しい顔に毒薬を噴き掛けられた。だから仮面を被っている。
噂は監獄にも届いているだろうか。
祝福の鐘の音は聞こえたはずだ。
「いいですか?陛下はイデア妃が噴き掛ける瞬間は必ず壁際に寄って、布で鼻を塞いでおいてください」
「わかった」
何度も繰り返されるカルネウスの指示にその都度しっかり答えているカールは、実に優しい国王だと妃の私でも思う。
ちなみにリムマーク大公国の感覚では王妃の私も陛下と呼ばれて然るべきらしく、こちらの現状とは差異がある為、二人の賓客は私をイデア妃と呼んでいる。私は妃殿下で違和感がないが、カールはこれもリムマーク大公国に倣い改めていくつもりらしい。
それはさておき。
「あなたも本当に気を付けて」
カルネウスが私にも念を押した。
いくら調合した本人とはいえども外国人が尋問に立ち会うわけにはいかない。
「ええ。この仮面どう?似合います?」
「馴染みない悪魔という感じですね」
外国人医師の的確な感想に私も頷き返した。
この日の為にカールが作らせた土色の仮面は、一言で現せば悪魔のように醜悪で見る者の恐怖を煽る造形をしている。
漆黒よりこちらの方が太陽光や燭台の灯を受け変化が見られ恐怖心を掻き立てるという事で採用したそうだが、効果は覿面でシャーロットとチチェスター伯爵夫人などはあからさまに恐がり近寄ってさえくれない。つまり逃げてしまう。
狂人キャタモールを如何にして追い詰めるかが私たちの課題だ。
あの男はもう鎖に繋がれ逃げる事は叶わない。
監獄長と看守の協力を得て城内に尋問の場を整えてもらった。
さすがに国王夫妻が揃って監獄へ下りていくのは誰もが眉を顰める異常事態であり、即位一年目結婚一月目にして闇の歴史も築いている私たちだ。
エルズワース3世の同席は断固として拒否させてもらった。
精神的に軟弱で不安定な老人はいつまたキャタモールに悪い影響を受け発狂するかわからない。キャタモールという宮廷医師を失った後、エルズワース3世はカルネウスの調合した安定剤を服用している。
その人生のほとんどを宮廷で生き憎悪を募らせ死んでいく、自身が悪魔と成り下がった男が今、私の前で椅子に繋がれている。椅子も本人も厳重に鎖で繋がれているが、肘から先だけ自由にしてあるのも指示通りだ。
「ああいえやあおう!!」
私とカールの姿を見て、何か叫んで笑った。
その後も判別できない言葉で恐らくはこちらを罵ったり、あの鬱陶しい馴れ馴れしさで挨拶か揶揄をしているのだとは思うが、咥内を損傷し治療を拒否している口から発せられる言葉など全く聞き取れない。
「全然わからない」
仮面の下から私は答える。
カールが壁際で待機した。あくまで付き添いという風を崩さないが、彼にとっては腹違いの妹の居場所を聞き出す場なのだから私より余程当事者である。
「どう?似合うかしら。人目に晒せない顔にして頂いて、あなたには本当に憎悪と嫌悪しかないわ」
実際はしつこい肌荒れ程度まで回復し、間もなく完治する。
ただ今はキャタモールを喜ばせ私に注視させるのが目的だ。
室内を歩き回る私をキャタモールは醜悪な笑顔で追っている。
「とても痛かった。陛下が結婚してくれたのは奇跡よ。聞こえたでしょう?鐘。私、王妃になった。あなたの望んだ通りね。でもあなたには何の恩恵もない。残念ね」
「げへ!あええがあおう!!」
「だから、わからないって言っているでしょう」
キャタモールは涎を垂らしながら笑っている。
室内を右往左往しながら距離を詰め、適正範囲まで近づいた所で後手に隠し持っていた香水の小瓶をキャタモールの眼前に据えた。
そして一噴き。
「ごっ!」
土色の悪魔の仮面で守られている私も、カルネウスの指示通り即座に離れる。
カールと並んで壁際に佇み、変化を観察した。
最初あれこれ喚いていたキャタモールは次第に勢いが弱まり、目は虚ろ、首を左右に揺らし、手首から先を忙しなく上下させるようになる。
そして暫く待てば、噴霧した自白剤も床に落ちきり近寄っても影響は受けない。
監獄長に予め用意させた手頃な板とチョークを持ち、再び詰め寄った。
「キャタモール」
仮面越しに低く名を呼ぶ。
「ひいっ!」
朦朧とした狂人は、私を覚えているだろうか?
それとも悪魔が迎えに来たと錯覚してくれるだろうか?
尋問を開始する。
「娘は何処だ」
「あ……あ、がぅ……」
「クリスティーンが産んだエルズワース3世の娘は──」
さほど時間はかからなかった。
チョークを持たせると、キャタモールは極度の怯えで涙を撒き散らしながら居場所を板に書きつけた。
「…………」
不格好にうねる狂人の文字を私は食い入るように見つめる。
書き記された居場所。
それはグレンフェル女子修道院だった。
35
あなたにおすすめの小説
不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。
桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。
戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。
『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。
※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。
時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。
一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。
番外編の方が本編よりも長いです。
気がついたら10万文字を超えていました。
随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
死に物狂いで支えた公爵家から捨てられたので、回帰後は全財産を盗んで消えてあげます 〜今さら「戻れ」と言われても、私は隣国の皇太子妃ですので〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能、我が公爵家の恥だ!」
公爵家の長女エルゼは、放蕩者の父や無能な弟に代わり、寝る間も惜しんで領地経営と外交を支えてきた。しかし家族は彼女の功績を奪った挙句、政治犯の濡れ衣を着せて彼女を処刑した。
死の間際、エルゼは誓う。 「もし次があるのなら――二度と、あいつらのために働かない」
目覚めると、そこは処刑の二年前。 再び「仕事」を押し付けようとする厚顔無恥な家族に対し、エルゼは優雅に微笑んだ。
「ええ、承知いたしました。ただし、これからは**『代金』**をいただきますわ」
隠し金庫の鍵、領地の権利書、優秀な人材、そして莫大な隠し資産――。 エルゼは公爵家のすべてを自分名義に書き換え、着々と「もぬけの殻」にしていく。
そんな彼女の前に、隣国の冷徹な皇太子シオンが現れ、驚くべき提案を持ちかけてきて……?
「君のような恐ろしい女性を、独り占めしたくなった」
資産を奪い尽くして亡命した令嬢と、彼女を溺愛する皇太子。 一方、すべてを失った公爵家が泣きついてくるが、もう遅い。 あなたの家の金庫も、土地も、働く人間も――すべて私のものですから。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!
処刑台の皇妃、回帰して復讐を誓う ~冷酷公爵と偽りの婚約者~ おまえたちは許さない!
秦江湖
ファンタジー
皇妃エリアーナは、夫である皇帝アランと、たった一人の親友イザベラの策略により、無実の罪で処刑される。
民衆に罵られ、アランの冷酷な目とイザベラの嘲笑を「始まりの景色」として目に焼き付けながら絶命した彼女は、しかし、処刑の記憶を持ったまま三年前の過去に回帰する。
「おまえたちは許さない」
二度目の人生。
エリアーナの目的はただ一つ、自分を陥れた二人への完璧な復讐。
彼女はまず、アラン(皇太子)からの婚約内示を拒絶。そして、アラン最大の政敵である「北の冷血公爵」ルシアン・ヴァレリウスに接触する。
1周目で得た「未来の知識」を対価に、エリアーナはルシアンに持ちかける。
「貴方様には帝国の覇権を。わたくしには復讐の舞台を。そのための『契約婚約』を――」
憎悪を糧に生きる皇妃と、氷の瞳を持つ公爵。
二人の偽りの婚約の行く末は……
幼馴染が熱を出した? どうせいつもの仮病でしょう?【完結】
小平ニコ
恋愛
「パメラが熱を出したから、今日は約束の場所に行けなくなった。今度埋め合わせするから許してくれ」
ジョセフはそう言って、婚約者である私とのデートをキャンセルした。……いったいこれで、何度目のドタキャンだろう。彼はいつも、体の弱い幼馴染――パメラを優先し、私をないがしろにする。『埋め合わせするから』というのも、口だけだ。
きっと私のことを、適当に謝っておけば何でも許してくれる、甘い女だと思っているのだろう。
いい加減うんざりした私は、ジョセフとの婚約関係を終わらせることにした。パメラは嬉しそうに笑っていたが、ジョセフは大いにショックを受けている。……それはそうでしょうね。私のお父様からの援助がなければ、ジョセフの家は、貴族らしい、ぜいたくな暮らしを続けることはできないのだから。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる