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刺客
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1
テッドは睡魔の限界を漂っていた。このまま車を止めて寝ないと非常に危険な水域まで来ていたのだった。
と、左手に「モーテル」の明かりが見える。幸運ここに極まれり。
テッドはすぐにモーテルに車を止め、主人に前金を支払い、いわれるがままに部屋に案内され、室内で1人になった。
「これで…しばらくは寝られるな…」
とにかくポーチを枕の下に、そして銃を片手に持ち、すぐに眠りに入った。
2
12時間経ってもテッドはまだベッドの中にいた。相当疲れていたとはいえ豪快な快眠っぷりである。
一方、モーテルに1台のランボルギーニがぬめりとやってきた。
出てきた男はどこからどう見ても忍者の恰好そのものである。腰と背中に刀を携帯していた。
忍者は宿屋の主人に紙を見せ、なにやら会話しているようだった。主人は部屋の方向を指差すと、
忍者は部屋へとゆっくりと近づいていった。
テッドは部屋のドアの向こう側から聞こえる、カチャカチャとした不気味な音でやっと目を覚ました。
銃の安全装置を外す。問題はテッドの部屋に入りたがっている人物は誰なのか、である。
最後に「カチャリ」と音を立て、静まった。ドアの鍵が開いたのだ。
「誰だ⁉」
テッドが叫ぶと、数秒の間をおいて忍者が入ってくると同時に間合いを詰め、刀を振りかざす。
すんでの所で刀を銃で受け止める。この近すぎる間合いでは銃が撃てない。忍者はあらゆる方向から
刀を繰り出してくるが、その全てを銃でガードした。
大きく振りかざそうと忍者がのけぞると、やっと1発、弾丸を発射する事ができた。
しかし忍者は素早く後ろに下がったため、被弾は免れた。
「さすがAAA…だがお主がターゲットではない‼手紙をよこすのだ」
「誰がお前なんかに‼」
刀に銃を5発ぶち込むと、忍者が持っていた刀は折れてしまった。それを投げ捨て、背中に背負っていた
刀をさやから抜くと不敵な笑いを見せた。
「やるな。」
そういうと今度は無理に間合いを取らなくなった。テッドはスピードローダーで6発同時充填する。
郵便屋がベッドから飛び移ると、折れた刀を拾う。
「賞金首稼ぎの強盗にしてはやるほうだけど、格が違うな」
「ぬかしおる‼」
忍者は大きくジャンプしながら刀を振りかざした、テッドは折れた刀で忍者の刀を受け止め、同時に腹に2発打ち込んだ。
よろめいた所を4発頭に撃ちこむ。
忍者はドカっと倒れてピクリともしなかった。
「はぁ…雑魚の相手も疲れるよ」
郵便屋はそう言って、またベッドに寝転がり寝息をたてるのであった。
テッドは睡魔の限界を漂っていた。このまま車を止めて寝ないと非常に危険な水域まで来ていたのだった。
と、左手に「モーテル」の明かりが見える。幸運ここに極まれり。
テッドはすぐにモーテルに車を止め、主人に前金を支払い、いわれるがままに部屋に案内され、室内で1人になった。
「これで…しばらくは寝られるな…」
とにかくポーチを枕の下に、そして銃を片手に持ち、すぐに眠りに入った。
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12時間経ってもテッドはまだベッドの中にいた。相当疲れていたとはいえ豪快な快眠っぷりである。
一方、モーテルに1台のランボルギーニがぬめりとやってきた。
出てきた男はどこからどう見ても忍者の恰好そのものである。腰と背中に刀を携帯していた。
忍者は宿屋の主人に紙を見せ、なにやら会話しているようだった。主人は部屋の方向を指差すと、
忍者は部屋へとゆっくりと近づいていった。
テッドは部屋のドアの向こう側から聞こえる、カチャカチャとした不気味な音でやっと目を覚ました。
銃の安全装置を外す。問題はテッドの部屋に入りたがっている人物は誰なのか、である。
最後に「カチャリ」と音を立て、静まった。ドアの鍵が開いたのだ。
「誰だ⁉」
テッドが叫ぶと、数秒の間をおいて忍者が入ってくると同時に間合いを詰め、刀を振りかざす。
すんでの所で刀を銃で受け止める。この近すぎる間合いでは銃が撃てない。忍者はあらゆる方向から
刀を繰り出してくるが、その全てを銃でガードした。
大きく振りかざそうと忍者がのけぞると、やっと1発、弾丸を発射する事ができた。
しかし忍者は素早く後ろに下がったため、被弾は免れた。
「さすがAAA…だがお主がターゲットではない‼手紙をよこすのだ」
「誰がお前なんかに‼」
刀に銃を5発ぶち込むと、忍者が持っていた刀は折れてしまった。それを投げ捨て、背中に背負っていた
刀をさやから抜くと不敵な笑いを見せた。
「やるな。」
そういうと今度は無理に間合いを取らなくなった。テッドはスピードローダーで6発同時充填する。
郵便屋がベッドから飛び移ると、折れた刀を拾う。
「賞金首稼ぎの強盗にしてはやるほうだけど、格が違うな」
「ぬかしおる‼」
忍者は大きくジャンプしながら刀を振りかざした、テッドは折れた刀で忍者の刀を受け止め、同時に腹に2発打ち込んだ。
よろめいた所を4発頭に撃ちこむ。
忍者はドカっと倒れてピクリともしなかった。
「はぁ…雑魚の相手も疲れるよ」
郵便屋はそう言って、またベッドに寝転がり寝息をたてるのであった。
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