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だったらお家に帰ります!夫婦喧嘩からはじめる溺愛婚(続行)
最終話.ゆっくりの夜を君とだけ
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「早く」
「……っ」
促されるままに夜着のリボンをほどき、ぱさりと落とす。
簡単に露になった胸を、少し意地悪な瞳にじっと見られていると思うとなんだか堪らなく恥ずかしくて。
“見られるのなんて、初めてじゃないのに”
今までバルフとは何度もシてきたし、何度も見られていることはわかっている。
それなのに改めて自ら、と思うと何故だかやたらと恥ずかしかった。
けれど、このままじっと見られているままだというのもやはり恥ずかしくて――……
「ん」
自分で胸を持ち上げ、そっと彼の口へ差し出すように近付けた……の、だが。
“ちょっと!?舐めるんじゃないの……!?”
口元に近付けたのに動いてくれないバルフ。
ドクドクと激しく鳴る鼓動がさらに私の羞恥を煽るが、バルフはそれでもにこりと微笑んだまま。
「……ほら、どうして欲しい?」
「ど、どうして欲しいって……」
“口元に持ってこいって言ったのバルフなのにぃ!”
くすりと笑うバルフに内心文句を言うが、どうしようもなく期待してしまった私の体は、微かにかかる彼の吐息にすらもピクピクと反応してしまっていて。
「な、舐めて……っ」
「じゃあ、ほら、舐めさせて?」
「~~~ッッ」
再びれっと出された舌。
熱いほど赤くなった頬が全身を火照らせるようだったが、私は言われるがままに持ち上げた胸をそのままバルフの唇に押し付けた。
「――ひ、ゃぁんっ」
押し付けた乳首は、すぐにパクリと彼の口の中に含まれ強く吸われる。
温かい彼の口内で、舌がくりくりと私の乳首を執拗に捏ねると、ずっと待っていた刺激が私の背中を快感として走りビクリと腰を震えさせた。
「びくびくしちゃって、可愛いな」
私の腰を掴んだままバルフが横に転がると、あっさりと押し倒される形で上下が逆転してしまう。
のし掛かる状態で両胸を掴んだバルフに何度も揉まれつつ、私が差し出した胸は相変わらずバルフの口の中で――
「ふふ、そんなに舐めて欲しかったんだ?」
「も、意地悪……っ」
「そう?俺はシエラがして欲しいことをしてるつもりなんだけどなぁ」
くすくすと笑いながら、舌が強く私の乳首を弾くとやはりそれは堪らなく気持ちよくて。
「シエラって、吸われるのも好きだけと弾かれるのも好きだよね」
「ひゃあっ」
舌先でなぞりながら、反対の乳首がバルフの人差し指で軽く弾かれる。
「ほら、弾きやすいようにこんなにツンと立ってるよ」
「ちがっ、バルフが、触るから……っ」
「本当に俺のせい?それとも、――……俺のため?」
「ッ」
ずっと舐めていた乳首から口を離したバルフは、そのまますぐに反対の乳首に吸い付いてくる。
そのままれろっと舐められると、熱い舌が心地よくて。
「……ていうか、寄せたらどっちも一緒に舐めれるってエロすぎない……?」
「ば、ばかっ」
そしてその雰囲気を壊すように、しみじみと感想を言われて私は思わず文句を言った。
そんな私に、ふはっと小さく吹き出したバルフの手のひらがするりと太股を撫でて。
「……そろそろこっちも、期待してくれた?」
くちゅりと蜜壺に触れられると、まるで準備万端だとでもいうように湿った音を響かせた。
“やだ、欲求不満みたいじゃない、恥ずかしい……!”
私にわからせるようにちゅくちゅくと水音を響かせるバルフ。
私ばかりが煽られるように、なぞるように入り口を浅く触れるバルフの指がどこかもどかしくて――
「バルフ、も……」
「……凄い濡れてる」
「っ」
「……けど、流石に解さなきゃだよな」
「!」
それは私に向けてというより、自分に向けたような言葉。
熱く荒い吐息が耳にかかり、それだけでじわりと愛液が溢れる。
“バルフ、もう挿入したいんだ……”
早く私のナカに挿いりたくて仕方ないと言うように彼の息が上がる。
その吐息にすら怖いほど感じてしまい、私の方こそ堪らなくナカの欲しくて仕方なくて。
「挿れて、いい……わよ」
「……は?」
「別に初めてじゃないし、いきなりでも大丈夫よ。私だってその、早く欲しいし……」
「ダメ」
「ひゃうっ」
ちゅぷ、とバルフの指が挿れられ思わず声を上げてしまう。
そのままゆっくりとナカを擦るバルフは、少しだけ眉をひそめていて。
「や、なんでぇ……っ」
「もしシエラのナカが傷付いたらどうするの?それに、シエラにもうんと気持ちよくなって欲しいから」
「や、ぁんっ!も、十分気持ち、いい、からぁ……っ」
「まだ足りないの」
「やぁぁんっ!」
ぐちゅぐちゅと指でナカをかき混ぜるバルフ。
耳にあたる彼の吐息は余裕なんてないというように荒いのに、解す指はひたすら優しく丁寧で――……
“大事にされてるわ”
溺れそうなほどの彼からの想いを注がれて。
「バルフ、すき、すき……っ」
「んっ」
彼の首に腕を回し、奪うように口付ける。
少し驚いたのだろうか、一瞬手を止めたバルフはすぐに私の舌と自身の舌を絡めながらぷちゅりと指を引き抜いて。
「――……ひゃ、ぁあっ」
「ッ」
くち、と熱いバルフのソコがあてがわれる。
そのままゆっくり腰を進められると、くぷりと愛液を溢しながら私のナカがバルフのを締め付けた。
「ん、シエラのナカ、熱い……」
「や、バルフのも、熱いしおっきいわ……っ」
「…………そう」
ピキッ、と一瞬固まったバルフは、何故かゆっくり深呼吸したと思ったら再びゆっくり挿入を開始して。
「あ、ぁんっ」
ゆっくり奥まで挿れたと思ったら、そのままゆっくりとした抽挿を開始する。
ゆっくりとナカを擦られると、バルフの形もされていることもわかってしまって、その事実がじんと思考を痺れさせた。
「ね、どう動いて欲しい?」
「や、いっぱい、いっぱい突いて欲し……っ」
「ふふ、素直」
抽挿のスピードを徐々に上げたバルフが、私の腰を掴みぱちゅぱちゅと何度も奥を突く。
部屋に響く湿った音と、肌と肌がぶつかる音が堪らなく恥ずかしくて、そしてそれ以上に気持ちが良い。
バルフから与えられる全てが私を幸せにしているのだと実感すると、より一層私からもバルフに“与えたい”という気持ちが強くなるようで――……
「バルフ、バルフっ、おくっ、奥にいっぱい……!」
「ちょ、シエラそんなに締めたら……っ」
「欲しいの、奥にいっぱいちょーだい……っ」
「くっ」
ぐりっと子宮口の入り口を抉じ開けるように最奥を貫いたバルフから、どぴゅっと熱い熱が放たれる。
じわりと広がる熱が嬉しくて、そして何よりバルフとの子供が欲しくて。
“もし子供が出来たら、バルフは絶対いいパパになるから……”
父親を取り合って喧嘩する未来の自分を想像してくすりと笑ってしまう。
きっとこれからの未来も堪らなく幸せで、愛に満ちた時間を重ねるのだろう。
そう思うと、私の胸に温かい想いが溢れるようで――――
「…………シエラ、まだ、終わらないからね?」
「え?」
少し目元を赤くしたバルフが、何故か拗ねたように私をじっと見つめて……
「や、ひゃんっ、待って、だって今……っ」
「可愛いシエラが悪いよね?」
「ひゃ、あんっ、あぁんっ!」
バルフの出した精液と私の愛液が混ざり、より大きくなった卑猥な水音。
達したばかりの私の体をしっかり押さえ再び抽挿を開始されると、言葉にならない嬌声が部屋中に響かせた。
「何度もシないとね?」
「やぁ……っ!だめ、今イッたばかりなのぉ……っ」
「大丈夫、まだまだ夜は長いから」
「ひゃ、ぁんっ!んんんッ」
何度も繰り返しバルフの愛に包まれて、そんなバルフにしがみつくように必死に彼の背中に腕を回すと、啄むような口付けが額を掠めて。
「愛してる、シエラ」
「ん、ばる……っ、わた、しも……っ」
ゆっくりと近付く唇が、やはり吸い付くように、そして開いた隙間を埋めるように深く深く重なるのだった。
「……っ」
促されるままに夜着のリボンをほどき、ぱさりと落とす。
簡単に露になった胸を、少し意地悪な瞳にじっと見られていると思うとなんだか堪らなく恥ずかしくて。
“見られるのなんて、初めてじゃないのに”
今までバルフとは何度もシてきたし、何度も見られていることはわかっている。
それなのに改めて自ら、と思うと何故だかやたらと恥ずかしかった。
けれど、このままじっと見られているままだというのもやはり恥ずかしくて――……
「ん」
自分で胸を持ち上げ、そっと彼の口へ差し出すように近付けた……の、だが。
“ちょっと!?舐めるんじゃないの……!?”
口元に近付けたのに動いてくれないバルフ。
ドクドクと激しく鳴る鼓動がさらに私の羞恥を煽るが、バルフはそれでもにこりと微笑んだまま。
「……ほら、どうして欲しい?」
「ど、どうして欲しいって……」
“口元に持ってこいって言ったのバルフなのにぃ!”
くすりと笑うバルフに内心文句を言うが、どうしようもなく期待してしまった私の体は、微かにかかる彼の吐息にすらもピクピクと反応してしまっていて。
「な、舐めて……っ」
「じゃあ、ほら、舐めさせて?」
「~~~ッッ」
再びれっと出された舌。
熱いほど赤くなった頬が全身を火照らせるようだったが、私は言われるがままに持ち上げた胸をそのままバルフの唇に押し付けた。
「――ひ、ゃぁんっ」
押し付けた乳首は、すぐにパクリと彼の口の中に含まれ強く吸われる。
温かい彼の口内で、舌がくりくりと私の乳首を執拗に捏ねると、ずっと待っていた刺激が私の背中を快感として走りビクリと腰を震えさせた。
「びくびくしちゃって、可愛いな」
私の腰を掴んだままバルフが横に転がると、あっさりと押し倒される形で上下が逆転してしまう。
のし掛かる状態で両胸を掴んだバルフに何度も揉まれつつ、私が差し出した胸は相変わらずバルフの口の中で――
「ふふ、そんなに舐めて欲しかったんだ?」
「も、意地悪……っ」
「そう?俺はシエラがして欲しいことをしてるつもりなんだけどなぁ」
くすくすと笑いながら、舌が強く私の乳首を弾くとやはりそれは堪らなく気持ちよくて。
「シエラって、吸われるのも好きだけと弾かれるのも好きだよね」
「ひゃあっ」
舌先でなぞりながら、反対の乳首がバルフの人差し指で軽く弾かれる。
「ほら、弾きやすいようにこんなにツンと立ってるよ」
「ちがっ、バルフが、触るから……っ」
「本当に俺のせい?それとも、――……俺のため?」
「ッ」
ずっと舐めていた乳首から口を離したバルフは、そのまますぐに反対の乳首に吸い付いてくる。
そのままれろっと舐められると、熱い舌が心地よくて。
「……ていうか、寄せたらどっちも一緒に舐めれるってエロすぎない……?」
「ば、ばかっ」
そしてその雰囲気を壊すように、しみじみと感想を言われて私は思わず文句を言った。
そんな私に、ふはっと小さく吹き出したバルフの手のひらがするりと太股を撫でて。
「……そろそろこっちも、期待してくれた?」
くちゅりと蜜壺に触れられると、まるで準備万端だとでもいうように湿った音を響かせた。
“やだ、欲求不満みたいじゃない、恥ずかしい……!”
私にわからせるようにちゅくちゅくと水音を響かせるバルフ。
私ばかりが煽られるように、なぞるように入り口を浅く触れるバルフの指がどこかもどかしくて――
「バルフ、も……」
「……凄い濡れてる」
「っ」
「……けど、流石に解さなきゃだよな」
「!」
それは私に向けてというより、自分に向けたような言葉。
熱く荒い吐息が耳にかかり、それだけでじわりと愛液が溢れる。
“バルフ、もう挿入したいんだ……”
早く私のナカに挿いりたくて仕方ないと言うように彼の息が上がる。
その吐息にすら怖いほど感じてしまい、私の方こそ堪らなくナカの欲しくて仕方なくて。
「挿れて、いい……わよ」
「……は?」
「別に初めてじゃないし、いきなりでも大丈夫よ。私だってその、早く欲しいし……」
「ダメ」
「ひゃうっ」
ちゅぷ、とバルフの指が挿れられ思わず声を上げてしまう。
そのままゆっくりとナカを擦るバルフは、少しだけ眉をひそめていて。
「や、なんでぇ……っ」
「もしシエラのナカが傷付いたらどうするの?それに、シエラにもうんと気持ちよくなって欲しいから」
「や、ぁんっ!も、十分気持ち、いい、からぁ……っ」
「まだ足りないの」
「やぁぁんっ!」
ぐちゅぐちゅと指でナカをかき混ぜるバルフ。
耳にあたる彼の吐息は余裕なんてないというように荒いのに、解す指はひたすら優しく丁寧で――……
“大事にされてるわ”
溺れそうなほどの彼からの想いを注がれて。
「バルフ、すき、すき……っ」
「んっ」
彼の首に腕を回し、奪うように口付ける。
少し驚いたのだろうか、一瞬手を止めたバルフはすぐに私の舌と自身の舌を絡めながらぷちゅりと指を引き抜いて。
「――……ひゃ、ぁあっ」
「ッ」
くち、と熱いバルフのソコがあてがわれる。
そのままゆっくり腰を進められると、くぷりと愛液を溢しながら私のナカがバルフのを締め付けた。
「ん、シエラのナカ、熱い……」
「や、バルフのも、熱いしおっきいわ……っ」
「…………そう」
ピキッ、と一瞬固まったバルフは、何故かゆっくり深呼吸したと思ったら再びゆっくり挿入を開始して。
「あ、ぁんっ」
ゆっくり奥まで挿れたと思ったら、そのままゆっくりとした抽挿を開始する。
ゆっくりとナカを擦られると、バルフの形もされていることもわかってしまって、その事実がじんと思考を痺れさせた。
「ね、どう動いて欲しい?」
「や、いっぱい、いっぱい突いて欲し……っ」
「ふふ、素直」
抽挿のスピードを徐々に上げたバルフが、私の腰を掴みぱちゅぱちゅと何度も奥を突く。
部屋に響く湿った音と、肌と肌がぶつかる音が堪らなく恥ずかしくて、そしてそれ以上に気持ちが良い。
バルフから与えられる全てが私を幸せにしているのだと実感すると、より一層私からもバルフに“与えたい”という気持ちが強くなるようで――……
「バルフ、バルフっ、おくっ、奥にいっぱい……!」
「ちょ、シエラそんなに締めたら……っ」
「欲しいの、奥にいっぱいちょーだい……っ」
「くっ」
ぐりっと子宮口の入り口を抉じ開けるように最奥を貫いたバルフから、どぴゅっと熱い熱が放たれる。
じわりと広がる熱が嬉しくて、そして何よりバルフとの子供が欲しくて。
“もし子供が出来たら、バルフは絶対いいパパになるから……”
父親を取り合って喧嘩する未来の自分を想像してくすりと笑ってしまう。
きっとこれからの未来も堪らなく幸せで、愛に満ちた時間を重ねるのだろう。
そう思うと、私の胸に温かい想いが溢れるようで――――
「…………シエラ、まだ、終わらないからね?」
「え?」
少し目元を赤くしたバルフが、何故か拗ねたように私をじっと見つめて……
「や、ひゃんっ、待って、だって今……っ」
「可愛いシエラが悪いよね?」
「ひゃ、あんっ、あぁんっ!」
バルフの出した精液と私の愛液が混ざり、より大きくなった卑猥な水音。
達したばかりの私の体をしっかり押さえ再び抽挿を開始されると、言葉にならない嬌声が部屋中に響かせた。
「何度もシないとね?」
「やぁ……っ!だめ、今イッたばかりなのぉ……っ」
「大丈夫、まだまだ夜は長いから」
「ひゃ、ぁんっ!んんんッ」
何度も繰り返しバルフの愛に包まれて、そんなバルフにしがみつくように必死に彼の背中に腕を回すと、啄むような口付けが額を掠めて。
「愛してる、シエラ」
「ん、ばる……っ、わた、しも……っ」
ゆっくりと近付く唇が、やはり吸い付くように、そして開いた隙間を埋めるように深く深く重なるのだった。
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