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とけたそのあとで
夏の小ネタ3本
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1本でアップするにはちょっと。
というものを集めてみた甘さシリーズ小ネタ集。
【スイーツプレイ】
「先輩がせっかく甘い物好きなのに、蜂蜜プレイなどの男体盛りをさせてくれないのは、お約束を台無しにしてると思うんです」
「なんのお約束だよ、なんの!」
「嫌がる先輩にスイーツを盛りつけて食べる……考えただけで興奮します。貴方の身体はどこもかしこも甘いですねって。まあ、スイーツなんて盛らなくても、先輩の身体はいつでも甘いですけど。ふふっ」
「冷房ガンガンにきかせてるんだから、これ以上寒くなるようなこと言うな、馬鹿。暑さで壊れたのか?」
「おれは本気です」
「なお悪い。俺はプレイめいたことは嫌いだし、何よりそんなのは甘い物に対する冒涜だ! 大体、俺に盛ったら俺が食べられないだろうが!」
あ……重要なの、そこなんだ。
なんだか凄く納得した。
【ストリベリーショートケーキ】
「先輩、あーんしてください」
「あー」
おれが差し出したフォークに、先輩が素直に口を開く。
可愛くて可愛くて、たまらない。
ふんわりとした生クリームが評判の、苺のショートケーキが先輩の口の中へと消えていく。
「美味しいですか?」
「ん」
先輩は雑誌に目を戻し、口をもぐもぐさせている。
一緒にくっついているのも好きだけど、このまったりとしたひとときも、凄く好き。
……でもケーキワンホールはさすがに食べさせすぎたな。可愛くてつい……。またこれが、いくらでも食べるしな、この人……。
「先輩、さすがに食べ過ぎですから、おれも一口貰いますね」
おれはそう言って、先輩の唇にキスをした。
甘い、ケーキの味。おれにとってはこの微かな甘さだけで、充分なデザート。
不意打ちのキスに少し頬を染める貴方も、可愛いくてたまりませんし。
【夏祭り】
先輩とお祭り。浴衣を着た先輩は、凄くかっこいい。モデルみたい。いや、モデルなんだけど、実際。
道行く人が、みんな先輩を振り返る……。
「先輩、さすがに、わたあめとリンゴ飴とクレープとかき氷は買いすぎだと思うんですよ。想像はしてましたけど」
「えー。まだべっこう飴もゲンゴロウドーナツも、カルメラ焼きも買ってないのに!」
ただでさえカッコイイ先輩が、さらに注目を浴びちゃうじゃないか、こんなの持って歩いてたら!
浴衣を着た先輩、凄く凄くかっこよくて、部屋に閉じこめておれだけしか見ないようにしたいくらいなんだから。
「じゃ、あとそれだけ買ったら帰りますからね」
「了解」
今来たばっかりなのに、とか、いろいろ言われると思ったのに、あっさり返ってきた了承の言葉におれは驚いた。
「え……いいんですか?」
「浴衣着た景ちゃん、可愛いんだもん。誰にも見せたくないって感じ?」
そう言ってニッと笑った先輩は、やっぱり凄くかっこよかった。
……どう考えても、今の姿はちょっと間抜けなのにね。
ああ、もう……大好きです。
というものを集めてみた甘さシリーズ小ネタ集。
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「先輩がせっかく甘い物好きなのに、蜂蜜プレイなどの男体盛りをさせてくれないのは、お約束を台無しにしてると思うんです」
「なんのお約束だよ、なんの!」
「嫌がる先輩にスイーツを盛りつけて食べる……考えただけで興奮します。貴方の身体はどこもかしこも甘いですねって。まあ、スイーツなんて盛らなくても、先輩の身体はいつでも甘いですけど。ふふっ」
「冷房ガンガンにきかせてるんだから、これ以上寒くなるようなこと言うな、馬鹿。暑さで壊れたのか?」
「おれは本気です」
「なお悪い。俺はプレイめいたことは嫌いだし、何よりそんなのは甘い物に対する冒涜だ! 大体、俺に盛ったら俺が食べられないだろうが!」
あ……重要なの、そこなんだ。
なんだか凄く納得した。
【ストリベリーショートケーキ】
「先輩、あーんしてください」
「あー」
おれが差し出したフォークに、先輩が素直に口を開く。
可愛くて可愛くて、たまらない。
ふんわりとした生クリームが評判の、苺のショートケーキが先輩の口の中へと消えていく。
「美味しいですか?」
「ん」
先輩は雑誌に目を戻し、口をもぐもぐさせている。
一緒にくっついているのも好きだけど、このまったりとしたひとときも、凄く好き。
……でもケーキワンホールはさすがに食べさせすぎたな。可愛くてつい……。またこれが、いくらでも食べるしな、この人……。
「先輩、さすがに食べ過ぎですから、おれも一口貰いますね」
おれはそう言って、先輩の唇にキスをした。
甘い、ケーキの味。おれにとってはこの微かな甘さだけで、充分なデザート。
不意打ちのキスに少し頬を染める貴方も、可愛いくてたまりませんし。
【夏祭り】
先輩とお祭り。浴衣を着た先輩は、凄くかっこいい。モデルみたい。いや、モデルなんだけど、実際。
道行く人が、みんな先輩を振り返る……。
「先輩、さすがに、わたあめとリンゴ飴とクレープとかき氷は買いすぎだと思うんですよ。想像はしてましたけど」
「えー。まだべっこう飴もゲンゴロウドーナツも、カルメラ焼きも買ってないのに!」
ただでさえカッコイイ先輩が、さらに注目を浴びちゃうじゃないか、こんなの持って歩いてたら!
浴衣を着た先輩、凄く凄くかっこよくて、部屋に閉じこめておれだけしか見ないようにしたいくらいなんだから。
「じゃ、あとそれだけ買ったら帰りますからね」
「了解」
今来たばっかりなのに、とか、いろいろ言われると思ったのに、あっさり返ってきた了承の言葉におれは驚いた。
「え……いいんですか?」
「浴衣着た景ちゃん、可愛いんだもん。誰にも見せたくないって感じ?」
そう言ってニッと笑った先輩は、やっぱり凄くかっこよかった。
……どう考えても、今の姿はちょっと間抜けなのにね。
ああ、もう……大好きです。
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