修学旅行のよる

真城詩

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修学旅行のよる

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間違いは、彼らを部屋に招き入れたことだったのだ。修学旅行の夜、生徒たちだけでなく教師である自分ですらきっと少し浮かれていたのだ。彼ら五人がトランプを持って部屋に押し入ってきたとき、拒まなかったのだから。それからあっという間に手は浴衣の帯できつく縛られ、脚は両脚とも大きく開かされたまま生徒の手によって固定されていた。それからはボールが坂道を転がるように、彼の後孔は解され、生徒の男根を受け入れていた。手の空いた生徒たちは彼の乳首を指で弄ったり、舌で転がすようにして快感を与え続ける。また彼の膨張した男根も手や舌、口などあらゆる器官を使って攻められていた。彼の口にはタオルが詰め込まれ、それを吐き出させないようにともう一度上から布で縛ってある。彼がこの状況から抜け出すことはほぼ不可能に等しかった。

「せーんせ、気持ちいい?気持ちいいよね、こんなんなっちゃってんだもん、ここ」
生徒の一人が彼の膨張した男の象徴を指さしていう。
「でもね、イカせてあげない」
そしてその膨張の根元をぎゅうと紐で縛った。こうすれば男にとってつらいことは一目瞭然である。それに、男の象徴が縛られるということは彼の男としての尊厳を奪われることを示している。
「んんんんんーっ!んんー!」
彼は両目に涙を浮かべ、激しく頭を横に振って拒絶の意を表した。外して、という懇願も入っている。
「うん、つらいよね。でも後ろだけでイクための練習だからさ、ね?ごめんね。ちょっと我慢してね」
そういわれてできるものではない。それに”練習”という言葉はこの行為がこの夜だけのものではないだろうことを示していた。後ろだけでイケて何がいいのだろうか。この行為がこれからも続くのならせめて今くらいは素直に快楽を享受し、射精したかった。それに今夜、後ろだけでイケるとは限らない。もしかしたらこの責め苦が終わった時も自分は一度も射精できていないかもしれない。夜はまだ長い。そのことを考えると狂ってしまいそうだった。

「んんんーっ!ふんんーっ!」
他の生徒たちは彼を責め立てるのをやめない。秘孔は閉じることを許されず、かわりがわり生徒たちに犯され続け、乳首もぴんとその存在を主張したところを激しく責められている。勿論男根も、先ほどそれを縛り付けた生徒によって咥えこまれている。とろけそうな快感だった。与えられ得る限りの快楽を与えられつづけ、それなのに射精はできない。彼はおかしくなりそうだった。
「んんんんーっ!」
五人の生徒たちによる一人の教師の凌辱は朝まで続くのだった。
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