初恋のつづき、していいですか? 〜未練しかない幼馴染へ〜

ムラサキ

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大怪我

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 帰宅してきた雫。さっさとメイクを落とし寝巻きに着替えるとリビングのソファに寝転び、体全体を伸ばした。

「あ~~~~~!この瞬間が一番幸せだわ~…」

今日は尚美は夜勤だ。雫は明日も休みだが、早めに起きて家事をしなければならない。それにもうすぐで本格的に研修だ。その準備もしなければいけない。が、ちょっとくらいいいよね、とスマホを手に取る。久しぶりに開いた動画サイト。一番最初に目に飛び込んだのは、小学生の頃から見ていたMeTuberのふたばぶちょーの結婚報告動画だった。

「え!?ふたばぶちょー、結婚!!?」

「え~、みなさん。なんと、私、ふたばぶちょー。…結婚しました!!パチパチパチ…」

雫は再生したばかりの動画をスマホの電源ごと落とし、そっと画面を伏せた。

(え。待って待って。なんだこの喪失感。別にリアコじゃないけど、なんだこのショック感…。)

最近、というか今年は『結婚』というワードをよく聞く気がする。同級生もそれが流行りかのように次々と結婚していっているではないか。

(私、何してるんだ……。まあ、ふたばぶちょーは年上だし、当たり前か…。でもなんか……マジか~…。)

結婚とは関係ないが、最近出てきた新星アイドルグループと言われている子達はもう雫より年下が多い。自分の精神年齢はいつまでも中学生のままな気がするのに周りはどんどん変わり始めている。焦りがすごい。
 雫は気を取り直してスマホを手に取り、動画を再生する。

「お相手はですね。まあ、一般の方なんであれなんですけど、二十代前半の…」

雫はふたばぶちょーの言葉をブチ切りにしてスマホを再び伏せた。投げるように伏せた。おいおい。まじか、と。あんま歳変わらねぇ人じゃん、と。

「もう、寝よ…。」

雫は夜更かしモードから一気にお通夜モードに切り替わり、暗い画面になったスマホを寝巻きのポッケに入れ、自身の部屋に戻ろうとした。その時だった。

ゴスっ!!!

「いっっっっった!!!いた~~い!…え?なに?」

雫のすねに当たったのは尚美が置きっぱにしたステンレスでできた何かの箱。殺意を感じるほど角が鋭くなっている。中身が重たいのだろうか。雫の肌に『一』の字を書くように傷をつけてもぴくりとも動かなかった。切り傷から血が滲むように出てくる。

「もう、最悪…。なおちゃんのばか!!」

文句を言っても血は止まらない。ここ最近、使っていない救急箱を探しに行く。確か洗面所にあったはずだ。クローゼットを開け、足台を広げるとそこに乗り救急箱を探した。

「はぁ……どこにあんの……。救急箱!!いるのはわかってるんだぞ!!」

たまにこういう時、一人寸劇を始めてしまうのが雫の癖だ。本人はふざけているつもりはない。至って真剣だ。
 雫がやっとの思いで探し出し、確保された救急箱。大人しく雫にリビングまで連行される。救急箱は雫の記憶より小さかった。いや、雫が大きくなったのか?雫は床に座り込むと、救急箱を開け、消毒液とピンセット、綿球を取り出した。

(久しぶりに怪我したなぁ…)

と言っても、小さい頃の雫。特に小学生だった雫は本当によく怪我をする子だった。ちょっとでも傷がつかないと帰って来れないのか、というくらい家に帰るたびに傷を増やしていた。別にアクロバティックなことをしていた訳じゃない。他の子達と同じことをしているだけで、切り傷、刺し傷、擦り傷、あざ、を作っていた。保健室の先生からはもはや才能だと言われたほどだ。そのせいか最初の方こそ周りは雫を心配したが、大きくなるにつれ「またお前かよ」という目で見られていた。雫本人も本人で、怪我慣れをしてしまい、いちいち泣くこともなかった。痛みがなかったわけではないが、痛みに慣れてしまったのだ。泣いても治らないことを誰よりも早く理解した児童とも言える。
 ここで雫の歴代大怪我トップスリーをご紹介しよう。
 ナンバースリー。保育園年長。ブランコに振り落とされ、空中に舞った後、地面に叩きつけられ人差し指折り曲がり事件。現代医療技術の素晴らしさたるや。今ではなんの問題もない綺麗な人差し指になっている。
 ナンバートゥー。小学三年生。グラウンド歩いてる時、迅の蹴ったサッカーボールが飛んできて顔面で受け止め事件。鼻血祭りに加えて前歯二本が中途半端に折れたが、子供の歯だったため歯医者さんに綺麗に抜いてもらい、今では矯正不要の綺麗な歯が生えている。しかし一時期は子泣き爺のような見た目だった。
 そして、ラストのナンバーワン。ゴッツゴツのアスファルト歩道で顔面スライディング事件。

(あ~~…、あれ痛かったよなぁ…。左顔面の皮膚ほとんど持っていかれたもんな。ピーラーで剥いたみたいな。)

そうこの時の怪我は後でお医者さん(尚美)が傷跡が残るんじゃないかと本気で心配するほどの大怪我だった。

ーーーーーー

 小学四年生。その日、雫の登校班は学校に遅刻しそうになっていた。登校班には雫の他に蓮、迅もおり、他学年の子達も合わせて一二名ほど児童がいた。その集団が塊になって走っているもんだから、普段怪我ばかりしている雫にとっては絶好の大怪我チャンス。加えて、今の小学生はどうなのか知らないが、十年前の小学生は自分の体重とトントン、もしくはそれ以上の荷物を持って学校に行くことなんかザラにあった。重たいランドセルに、重たい水筒。プラスで手提げ袋や給食袋もある。大人になってからではどうとでもなる量だが、小学生にとっては大荷物だ。その日の雫も、両手に手提げ袋を提げていた。…もうフラグだよね。
 学校にもうすぐ着くという時、目の前で走っていた一つ上の学年の女の子が、もう遅刻しないと安心したんだろう、急に走るのをやめ歩き始めた。雫はその子のランドセルに顔面が当たると思い、左に身を交わす。踏み切った足は左足。前の子の体と雫の体の間から右足を抜くようにした。しかし、雫のスピードは落ちていない。抜こうとした右足のつま先が前の子の左膝に直撃。威力百の膝カックンだ。雫はそのまま体制を崩し、幻の顔面スライディングを見事してみせたのだ。怪我をしたのは雫だけではない。前の女の子も雫が蹴ったくった左膝から崩れ落ち、左膝に石が食い込む痛々しい傷と、なぜだか唇に傷ができた。雫よりも先に大号泣を始める。
 そして先ほど説明したように、雫はこの時すでに大怪我大名として知れ渡っていたため、周りの反応は…

「え!?ちょっと大丈夫!!?…雫!!何やってんのよ!!」
「ゆらちゃん!大丈夫!?…あ!唇切れちゃってる!!雫ちゃん、なんでゆらちゃんのこと蹴るの!?酷い!!」
「怪我するなら一人でしろよ!関係無い人巻き込むなよな。」

まぁ、これが普段の感じ。みんなの声とは別に、今何が起きたのか把握しきれなかった雫は手提げから手を離し、ゆっくりと立ち上がる。いつものように冷静に。

(…骨折はしてないよね?…うん。足は動く。)

足に目をやると、両膝は無事死亡。大きな擦り傷に砂がたくさんついている。右足に至っては『1』の字が書かれているように切り傷がある。そこから出る血がもうすでに足を伝って、白かったはずの靴下を赤染にしようとしていた。だが雫は自分で立ち上がり、自分で砂を落とす。そして何事もなかったように手提げを両手に持ち、騒いでるみんなの方を向いた。振り返った雫の顔にみんな一斉に声を上げる。

「何その、顔…。」
「きもっ!」
「え?」

雫は何事かと思い、左手の手提げ袋を腕にかけ直し、手で顔を触ろうとした。それを止めるように雫の腕を掴んだのは、迅だった。迅は雫の怪我を覗き込むように顔を近づける。そして言い放ったのが…

「雫、お化けみたい!!」

やっぱりクソガキ。雫、心の痛みで泣きそうになる。が、この時の雫。だいぶ変わっていて、怪我をしても泣かないことを一種の特技として見ていた。今ここで泣けば怪我で泣いたと思われる。そう思って、グッと堪えた。涙の代わりに顎から滴る血。ゆらちゃんと呼ばれた前を歩いていた子は六年生の男の子におんぶをされながら学校に向かった。もちろん雫は自力だ。
 学校に着くや否や、門で待っていた教員はことの重大さを把握し、すぐに保健師を呼びにいった。保健師は最初こそゆらちゃんを見たが、顎から血を滴らせている雫に驚き駆け寄ろうとした。しかし、そこでゆらちゃんをおんぶしていた男の子が口を開いた。

「雫が蹴り飛ばして、ゆらちゃんが怪我しました!雫より先にゆらちゃんです!」

まあ、子供だからね。しょうがない。しょうがない。だが、その後に保健師がとった行動が問題だった。保健師は雫を睨むように見ると、ゆらちゃんを連れて保健室に行ってしまった。なぜか他の教師や教頭までもがそれについて行く。もちろん他の子が雫の手当てをするわけもなく、どうすることもできない雫はその場に立ち尽くしてしまった。すでに右足の靴下も赤縁ができてしまっている。手提げにも両膝の血がついている。そっちはともかく、問題は顔だ。血が止まらないに加えて、中に砂利もついている。早く処置しなければ、傷跡になってしまうだろう。女の子だからとかじゃない。顔の傷跡は一生後悔する。雫は誰もいなくなってしまった門の前で涙を流した。

「痛い……」

左目から流れる涙は傷跡に沁みた。涙も流すのも痛い。でも泣かないと心も痛い。立ち尽くす雫の後ろの門はすでにしまっている。だが、雫でも開けられる施錠だ。このまま帰ってしまおうか。

「雫!!」

雫は名前を呼ばれて、振り返った。門の外にいたのは、蓮だった。

「雫!開けて!」

雫は荷物を全て下ろすと、施錠を外し重たい門を開けた。蓮は中に入ると、雫に拳を見せた。そしてゆっくりと開いてみせた。その手のひらにあったのは、尚美が手作りで作ってくれたフェルト生地のお守りだった。入学時からランドセルの左の肩掛けにある金具に結んでいた。見てみると、金具には引きちぎられた紐だけがついていた。雫はそっとそのお守りを受け取る。

「雫が振り返った時に無かったから、探してたら遅れた。保健室の先生は?」
「………。」
「雫?」
「………ゆらちゃんのこと……怪我させちゃった…から……私は…行っちゃダメなの。悪い子だから…。」

蓮は雫の涙を見ると、門をしっかりと閉め、雫のランドセルを前にかけ、手提げを持った。

「あそこの蛇口で洗おう。」
「…うん。」
「歩ける?」
「…うん。」

蓮は外にある蛇口に着くと、全ての荷物をその場に置き、自分のハンカチを濡らした。雫は蓮の後についていった。蓮は少し戸惑う雫を説得し、蛇口に顔を近づけさせる。そして流水で砂を落とし始めた。

「いたーい!いやだー!」
「我慢!」

顔の汚れをとった後、次に膝に移る。蓮は雫を座らせると靴と靴下を脱がすと同じように流水で砂利を取ると、血の跡を先ほど濡らした自分のハンカチで拭いた。

「ハンカチ、汚れちゃう。」
「いいよ。まだ家にあるし。」
「…ありがとう。」

蓮は拭き終わると、ハンカチをその場に置き、雫に背を見せてしゃがんだ。

「ん。」
「蓮?何してるの?」
「おんぶ。」
「……無理だよ。蓮じゃ運べないよ。私歩くよ。」
「靴履いてないだろ。雫の方が軽いから運べるよ。」
「…わかった。じゃあ、」

雫は蓮の説得に折れ、蓮の背中に乗る。蓮はゆっくりと立ちあがろうとした。

「うおわっ!」
「わっ!」

しかし、体格はあまり差のない二人。蓮はバランスを崩した。

「やっぱ、」
「うるさい。……よいしょっ」

蓮は再び立ち上がると、雫を職員室まで運んで行った。
 その後は担任の先生が職員室用の救急箱で雫を手当てし、大怪我だったため尚美に連絡を入れた。尚美は急遽お休みをもらい、雫を迎えに行く。そして雫は早退していった。後日。蓮から弓月。弓月から尚美と当時の教員の対応(蓮の門締め出しの件も含め)が伝わり、怒った尚美は学校に抗議。PTAの四学年代表だった須美のお父さんを筆頭に他の同級生の親も参戦したためかなり大きな事件となった。

ーーーーーー

(最近、何思い出しても蓮ばっかだなぁ…。)

 雫にとってこの怪我の思い出は悲しい思い出ではない。蓮にまた飽きずに惚れ直した思い出になっている。雫にとって蓮は御伽話から出てきた王子様であり、映画から出てきたヒーローなのだ。
 大きめのガーゼを怪我に貼り、救急箱を元の場所にしまうと自室に戻り、ふたばぶちょーの過去動画を見始め、眠りについた。
 翌朝。九時になる手前に尚美は帰ってきた。ガチャリとドアが開く。

「ただいま~~。」
「おかえり~~~。って、どうしたの!?」
「ん?どうしたって?」
「耳!血出てるよ!」
「え?……あー、患者さん暴れた時に傷ついたのかな?」
「もう…」

さすが親子だな。
 雫は尚美が風呂に入っている間に昨日使ったばかりの救急箱を取り出した。風呂に上がった尚美に朝ごはんを用意し、耳にガーゼを貼る。

「…どうして精神科に行ったの?こんなに危ないのに。」
「今更だな~。性に合ってたの。……あれ、雫だって怪我してんじゃん。どったの?」
「なおちゃんがあんなデカい箱置きっぱにしたから!!何あの怪しいステンレス箱!!」
「あー、ごめんごめん。あれ、アルバム入れ。」
「アルバム…?」

尚美はソファの近くに置いていたステンレス箱を重たそうに持ち上げ、机に置いた。

「よいっしょぉ…、オラァ!」
「どこから出したの。今の声?」
「女だって、雄叫びくらい出せんのよ。」

尚美は蓋を開ける。そこにはたくさんのアルバム冊子が入っていた。

「お~!初めて見るかも。」
「え~?うそーん。」

尚美が一冊のアルバムを取り出す。それを開くと保育園の頃の雫の写真がたくさん出てきた。

「えー!!何これ!私かわい~!」
「ね~。たまに見ては癒されてんのよ。『この時は』捻くれてなかったからね。」
「なんか嫌味~…。あれ?これ蓮?」
「そー。それ弓月ちゃんが撮ったんだよ~。」

雫が見ていた写真には、丸っこくて小さい雫と蓮がいた。二人ともゼロ距離でひっついている。今では考えられない距離感だ。自分の過去なのに小さい時の自分を妬むほど羨ましく思う。

「かわいー…」
「今は今で幸せだけど、この時は特別幸せだったなぁ…。忙しかったけど。二人とも知らないうちにおっきくなってって。弓月ちゃんとそれを話すのも楽しかった…。」
「………。」
「雫の初恋は蓮だけど、雫のファーストキスも蓮なんだよ?」
「え!!?」
「あはははっ!やっぱ覚えてないか~。あんたら保育園でキスしてたんだよ~?どこで覚えたのか知らないけど、二人になってチュッチュしちゃって。」
「え!何それ!?今更言われるの気まずい!!」

雫の顔が真っ赤になる。尚美は笑いを堪えて雫を見ていた。

「何が気まずいのよ。物心つく前のチビのやりとりよ。まともに受け止めんじゃないの。それにファーストキスは十三歳からって言うしね。」
「………そっか。」
「…今ちょっと残念に思ったでしょ?」
「ちょっと。…ちょっとね?」
「あら、素直。」
「あー!もう!さっさとご飯食べて寝て!私次の研修で忙しいんだから!」

雫はそう言うと照れ隠しに大きな足音を立てて自室に戻っていった。
 残された尚美は他の写真を見る。次のページには坂野ファミリー(蓮と弓月とその旦那)とバーベキューをした時の写真があった。

(この時、弓月ちゃんと蓮と雫が結婚してくれたらねとか話してたんだよな~。)

もう戻らない時間を懐かしむ尚美なのであった。
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