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「解決出来ない心の問題があると、辛い記憶を忘れていて、何かのきっかけで思い出して、感情のコントロールが出来なくなる。それが、フラッシュバックで、その痛みから、逃れようとする行動がアディクション…性虐待を受けた場合は、虐待環境と同じような性行為を繰り返し、今度こそ、自分は上手く愛されるはずだと加害者、多くの場合は親と似たパートナーを選んで暴力を愛だと思おうとする、DVのような関係になる…」
「合ってるわ!それでいいと思うわ!」
「核っていうのは、よく分からんが、インナーチャイルドってことかな。」
「そうね。どうして、抜かれるのかしら?」
「…火事場の馬鹿力みたいなもんかな?その場を生き抜く為に、一時的に、自分の痛みや感情を無視、置き去りにして、生きることを優先する…」
「それが、常に分体で起こっているのだわ。」
「一時的な措置を常用してるのか。馬鹿じゃないのか。」
「そうね!馬鹿ね!でも、人類はその方がいいと思っているから、止めようとしないのよ!それが、チョココロネウイルスのワクチンの蔓延に繋がって…!」
悲しそうだ。
本当に心配している感情は伝わる。
「フラッシュバックを起こす、虐待時と同じ状態にする…それは、故意に出来るのか?」
「出来るわ。記憶を読んで、感情を引っ張り出すのよ。」
「記憶を読んで、感情を引っ張り出す…前言ってたHDDを読み取るみたいに、磁石の力が強いと出来る?」
「合っているわ!」
「えげつないな…それで、核を抜かれる…いい子になって親に愛されたいと思う子供は、自分の心、インナーチャイルドを殺して、親に寄り添う。その状態で、親が操るのは簡単だが、夢ばっかり見てないで、ちゃんとしなさいとか、そういう、親に認められたいと思う…」
「こちらでは、ご褒美と言っているわ。」
「なるほどな。分かりやすい。そんな感じだ。そのご褒美をエサにして、インナーチャイルドを見捨てるよう仕向けてる?それが、抜かれるって状態?」
「そうね。」
「それで、性行為、アディクションだよな。痛みや、感情を置き去りにされた、インナーチャイルドは、痛みから開放されたい、そして、愛されているはずだと思いたい。すり替えることでしか生き抜けないから、自分に暴力を振るう者に縋る。銀行強盗に監禁された被害者が、愛されてるから、監禁されたとすり替えるように。それもあって、虐待状況を想起させる性行為に耽る。」
「強い痛みを興奮とすり替えているから…」
「ああ…オーガズムに至ると、扁桃体や視床下部など脳で最も深い領域の一部から、ドーパミンやオキシトシン、エンドルフィンといった快感を引き起こす神経伝達物質の放出がうながされて、ストレスや不安に対応する脳の意識部分の活動が抑えられる。興奮が雪崩のように押し寄せ、頭のなかで他のあらゆるものが消失する…ドーパミンの放出中は、あらゆるものが平穏かつ素晴しく感じられ、自分自身や他人との一体感を憶える。ところがこの神経伝達物質はすぐになくなってしまうので、満たされず、気分が落ち込む。オーガズムによる気分の高揚を繰り返し得ようとして、セックス中毒に陥る人がいるのも不思議ではない…」
「分体でも同じ事が起こっているのよ。梵っ字で…」
「あの野郎…どうやって?」
「ちょっと、分からないわ…」
「基本、電気だしな…静電気だけでも、結構ビリビリするもんな。」
「今は取り敢えずそれでいいと思うわ!」
うむ。
分からんことは、先延ばしだ。
「それで、そういった不安や、痛みの消失、他者との一体感が一時的に得られる為に、性行為に依存することがある。他にも、アルコール、ギャンブル、薬物の依存症とかあるけど、それで入れ替えるって何だ?」
「そうね…苦しめた時に騙すのかしら…」
「いい子になったら褒められるってことだよな。自分らしい在り方は否定されて、世間が認めるような評価を求めるようになる…さっきのご褒美だよな…」
「貴方のようになりたいってことだと思う…正確には、貴方に似た偽物ってことだけど…偽物は、貴方に似た姿をしてるわ。チョココロネウイルスのワクチンと同じね…」
「従来のワクチンは、自然感染と同じ仕組みで、ウイルスの一部を入れて、免疫を作る…チョココロネウイルスのワクチンは、mRNA(メッセンジャーRNA)というタンパク質を生成するために使用する情報を運ぶ設計図が、チョココロネウイルスのスパイク蛋白、つまりウイルス表面のトゲトゲした突起の部分を作る指示を伝える役割を果たしています… ワクチンが接種されると、mRNAは注射部位近くの細胞に取り込まれ、細胞内のリボソームという器官がmRNAの情報を読み込み、スパイク蛋白を作ります。 その後、スパイク蛋白はマクロファージ(免疫細胞である白血球)の表面に現れると、このスパイク蛋白に対する抗体が作られたりT細胞を介した免疫が誘導されることで、チョココロネウイルスに対する免疫を持つことができます… 生きたウイルスはワクチンの中には入っておらず…短期間で大量のワクチンが作れるのが最大のメリット…だとかが、理由なんだと思うけど。スパイクタンパク質ってのは、ウイルスの侵入に関与する…ウイルス自体ではないんだよな?」
「合っているわ!そうね!私達なんだと思うの!」
「うむ…ちょっと待ってくれよ…雅魔藻流が偽物になって入れ替わったって言ってたけど、そもそも、入ってくるのが、本体ではなくて、表面上だけの情報だ。スパイクタンパク質のメッセンジャーRNAってのは。そして、コピー、翻訳されて、スパイクタンパク質がそれぞれの人の身体で作られる。それを、攻撃するような状態を今の人類は良しとしている…偽物の入れ替えと似ていないか…?」
「そうね!そうだわ!ちょっと難しくて付いていけないわ!」
「俺もだ…雅魔藻流が、チョココロネウイルスは真実を見極める目だと言っていたが、中途半端に情報が入った為に、アレルギーと同じ状態になって排除する…中日如来や、空っ海が、俺を悪人と思っていたと言った。中途半端に入ってきた情報で作られたコピー、偽物を、悪と判断してる。そして、親の認めるいい子ではない、世間で評価されないから、否定する…その抗体っていうのが、ご褒美なんじゃないだろうか?」
「合ってるわ!それでいいと思うわ!」
「核っていうのは、よく分からんが、インナーチャイルドってことかな。」
「そうね。どうして、抜かれるのかしら?」
「…火事場の馬鹿力みたいなもんかな?その場を生き抜く為に、一時的に、自分の痛みや感情を無視、置き去りにして、生きることを優先する…」
「それが、常に分体で起こっているのだわ。」
「一時的な措置を常用してるのか。馬鹿じゃないのか。」
「そうね!馬鹿ね!でも、人類はその方がいいと思っているから、止めようとしないのよ!それが、チョココロネウイルスのワクチンの蔓延に繋がって…!」
悲しそうだ。
本当に心配している感情は伝わる。
「フラッシュバックを起こす、虐待時と同じ状態にする…それは、故意に出来るのか?」
「出来るわ。記憶を読んで、感情を引っ張り出すのよ。」
「記憶を読んで、感情を引っ張り出す…前言ってたHDDを読み取るみたいに、磁石の力が強いと出来る?」
「合っているわ!」
「えげつないな…それで、核を抜かれる…いい子になって親に愛されたいと思う子供は、自分の心、インナーチャイルドを殺して、親に寄り添う。その状態で、親が操るのは簡単だが、夢ばっかり見てないで、ちゃんとしなさいとか、そういう、親に認められたいと思う…」
「こちらでは、ご褒美と言っているわ。」
「なるほどな。分かりやすい。そんな感じだ。そのご褒美をエサにして、インナーチャイルドを見捨てるよう仕向けてる?それが、抜かれるって状態?」
「そうね。」
「それで、性行為、アディクションだよな。痛みや、感情を置き去りにされた、インナーチャイルドは、痛みから開放されたい、そして、愛されているはずだと思いたい。すり替えることでしか生き抜けないから、自分に暴力を振るう者に縋る。銀行強盗に監禁された被害者が、愛されてるから、監禁されたとすり替えるように。それもあって、虐待状況を想起させる性行為に耽る。」
「強い痛みを興奮とすり替えているから…」
「ああ…オーガズムに至ると、扁桃体や視床下部など脳で最も深い領域の一部から、ドーパミンやオキシトシン、エンドルフィンといった快感を引き起こす神経伝達物質の放出がうながされて、ストレスや不安に対応する脳の意識部分の活動が抑えられる。興奮が雪崩のように押し寄せ、頭のなかで他のあらゆるものが消失する…ドーパミンの放出中は、あらゆるものが平穏かつ素晴しく感じられ、自分自身や他人との一体感を憶える。ところがこの神経伝達物質はすぐになくなってしまうので、満たされず、気分が落ち込む。オーガズムによる気分の高揚を繰り返し得ようとして、セックス中毒に陥る人がいるのも不思議ではない…」
「分体でも同じ事が起こっているのよ。梵っ字で…」
「あの野郎…どうやって?」
「ちょっと、分からないわ…」
「基本、電気だしな…静電気だけでも、結構ビリビリするもんな。」
「今は取り敢えずそれでいいと思うわ!」
うむ。
分からんことは、先延ばしだ。
「それで、そういった不安や、痛みの消失、他者との一体感が一時的に得られる為に、性行為に依存することがある。他にも、アルコール、ギャンブル、薬物の依存症とかあるけど、それで入れ替えるって何だ?」
「そうね…苦しめた時に騙すのかしら…」
「いい子になったら褒められるってことだよな。自分らしい在り方は否定されて、世間が認めるような評価を求めるようになる…さっきのご褒美だよな…」
「貴方のようになりたいってことだと思う…正確には、貴方に似た偽物ってことだけど…偽物は、貴方に似た姿をしてるわ。チョココロネウイルスのワクチンと同じね…」
「従来のワクチンは、自然感染と同じ仕組みで、ウイルスの一部を入れて、免疫を作る…チョココロネウイルスのワクチンは、mRNA(メッセンジャーRNA)というタンパク質を生成するために使用する情報を運ぶ設計図が、チョココロネウイルスのスパイク蛋白、つまりウイルス表面のトゲトゲした突起の部分を作る指示を伝える役割を果たしています… ワクチンが接種されると、mRNAは注射部位近くの細胞に取り込まれ、細胞内のリボソームという器官がmRNAの情報を読み込み、スパイク蛋白を作ります。 その後、スパイク蛋白はマクロファージ(免疫細胞である白血球)の表面に現れると、このスパイク蛋白に対する抗体が作られたりT細胞を介した免疫が誘導されることで、チョココロネウイルスに対する免疫を持つことができます… 生きたウイルスはワクチンの中には入っておらず…短期間で大量のワクチンが作れるのが最大のメリット…だとかが、理由なんだと思うけど。スパイクタンパク質ってのは、ウイルスの侵入に関与する…ウイルス自体ではないんだよな?」
「合っているわ!そうね!私達なんだと思うの!」
「うむ…ちょっと待ってくれよ…雅魔藻流が偽物になって入れ替わったって言ってたけど、そもそも、入ってくるのが、本体ではなくて、表面上だけの情報だ。スパイクタンパク質のメッセンジャーRNAってのは。そして、コピー、翻訳されて、スパイクタンパク質がそれぞれの人の身体で作られる。それを、攻撃するような状態を今の人類は良しとしている…偽物の入れ替えと似ていないか…?」
「そうね!そうだわ!ちょっと難しくて付いていけないわ!」
「俺もだ…雅魔藻流が、チョココロネウイルスは真実を見極める目だと言っていたが、中途半端に情報が入った為に、アレルギーと同じ状態になって排除する…中日如来や、空っ海が、俺を悪人と思っていたと言った。中途半端に入ってきた情報で作られたコピー、偽物を、悪と判断してる。そして、親の認めるいい子ではない、世間で評価されないから、否定する…その抗体っていうのが、ご褒美なんじゃないだろうか?」
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