28 / 1,204
雨降って
しおりを挟む
「チョココロネウイルスのスパイクタンパク質の設計図となるmRNA(メッセンジャーRNA)を脂質の膜に包んだワクチン… このワクチンを接種し、mRNAが人の細胞内に取り込まれると、細胞内でスパイクタンパク質が作られ、その後、免疫の仕組みが働き、ウイルスを攻撃する抗体を作るよう促します…世の中の人は何でこれだけで理解出来るんだ…順番にいこう。mRNAはDNAに保持されている遺伝情報のコピーであり、リボソームで翻訳されタンパク質が合成されます…タンパク質って人体に必要だよな…リボソームは、タンパク質複合体…。
釈っ迦が、RNAってどういうことなんだ?タンパク質を作ってたってこと?それが、何だって梵っ字の力が必要だったんだ?分からんのだが。」
「済まん。間違ったようだ。」
「…」
ふざけんなよ!
何だ、こいつ。
確信が無いなら言うなよ。
格好ばっかりつけて、無責任な奴って本当に嫌いだ。
こういう、無神経、無自覚な奴が世の中に蔓延るんだよな。
憎まれっ子世にはばかる。
だから、梵っ字が蔓延って世の中がめちゃくちゃなんだろ。
何千年前に死んだくせに、何時まで迷惑かけるんだ。
死んだよな。
今も、分体とかになって生きてるんじゃないだろうな。
「済まん。」
「悪いとも思ってないくせに謝るな。行動で示せよ。それで?」
「生きてる…それで、また暗示にかかって敵に利用されて、貴方に迷惑をかけています…!」
謝れば済むと思ってる態度がムカつく。
「免疫機能の方だと思います!今度は本当に!」
免疫…
「…免疫システムは、基本的に2つの仕組みから成り立つ…1つは「自然免疫」。常に体内を監視し、侵入者に対していち早く攻撃態勢を整え、異物が侵入した初期段階の防衛線。2つ目の「獲得免疫」は、高度な生命体のみに備わったシステム。強い破壊力を持ち、がんなどの強力な敵に対抗します。特定の病気に対して抗体を持つのもこのシステムのお蔭…この、獲得免疫の方?」
「合っているわ!今度こそ、それで良いはずよ!」
「…免疫システムは、がん細胞などを異物だと認識することで起動…その“認識”という重要な役目を担っているのが「樹状細胞」。樹状細胞は免疫の総司令官といわれるほど優秀な細胞で…この感じなら、細かくて、強い梵っ字の特性を活かせそうではあるけど…雅魔藻流は、何か分からないか?俺と入れ替えをしていたって…」
…反応が無い。
くそ。
突飛もないことして、思わせぶりなことやら、思いつきで無責任なこと言って話を混ぜっ返して、それっきりとか、分体だから何してもいいと思いやがって…
「苦しめて、核を抜いて、性行為をして入れ替えるのだわ!」
おお。
流石ヨーデルの人!
かろうじて、協力はしてくれる。
一人じゃどうしようもない。
有り難い。
ーん?
苦しめて、核を抜いて、性行為をして入れ替える…?
「フラッシュバックと、アディクション…?」
釈っ迦が、RNAってどういうことなんだ?タンパク質を作ってたってこと?それが、何だって梵っ字の力が必要だったんだ?分からんのだが。」
「済まん。間違ったようだ。」
「…」
ふざけんなよ!
何だ、こいつ。
確信が無いなら言うなよ。
格好ばっかりつけて、無責任な奴って本当に嫌いだ。
こういう、無神経、無自覚な奴が世の中に蔓延るんだよな。
憎まれっ子世にはばかる。
だから、梵っ字が蔓延って世の中がめちゃくちゃなんだろ。
何千年前に死んだくせに、何時まで迷惑かけるんだ。
死んだよな。
今も、分体とかになって生きてるんじゃないだろうな。
「済まん。」
「悪いとも思ってないくせに謝るな。行動で示せよ。それで?」
「生きてる…それで、また暗示にかかって敵に利用されて、貴方に迷惑をかけています…!」
謝れば済むと思ってる態度がムカつく。
「免疫機能の方だと思います!今度は本当に!」
免疫…
「…免疫システムは、基本的に2つの仕組みから成り立つ…1つは「自然免疫」。常に体内を監視し、侵入者に対していち早く攻撃態勢を整え、異物が侵入した初期段階の防衛線。2つ目の「獲得免疫」は、高度な生命体のみに備わったシステム。強い破壊力を持ち、がんなどの強力な敵に対抗します。特定の病気に対して抗体を持つのもこのシステムのお蔭…この、獲得免疫の方?」
「合っているわ!今度こそ、それで良いはずよ!」
「…免疫システムは、がん細胞などを異物だと認識することで起動…その“認識”という重要な役目を担っているのが「樹状細胞」。樹状細胞は免疫の総司令官といわれるほど優秀な細胞で…この感じなら、細かくて、強い梵っ字の特性を活かせそうではあるけど…雅魔藻流は、何か分からないか?俺と入れ替えをしていたって…」
…反応が無い。
くそ。
突飛もないことして、思わせぶりなことやら、思いつきで無責任なこと言って話を混ぜっ返して、それっきりとか、分体だから何してもいいと思いやがって…
「苦しめて、核を抜いて、性行為をして入れ替えるのだわ!」
おお。
流石ヨーデルの人!
かろうじて、協力はしてくれる。
一人じゃどうしようもない。
有り難い。
ーん?
苦しめて、核を抜いて、性行為をして入れ替える…?
「フラッシュバックと、アディクション…?」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
31
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる