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第107話 下着を濡らして
しおりを挟むルシアンは、恥じらうエマを辛抱強く待つ。
「んっ……」
艶やかな唇から、甘い声がもれる。
視線をあげれば、頬を上気させたエマが、薄紅の髪を揺らしている。
(髪の色を変えるだけで……本当に、オデット様と雰囲気が似ている)
ルシアンは、自らが作り上げた芸術品を、うっとりと見上げた。
エマに最高級のドレスを着せ、髪を淡い紅色に染める。
すべては、皇太子妃オデット・モンルージュの血縁者に見せかけるためだ。帝国の重臣であるモンルージュ公爵家の令嬢に仕立てれば、ランダリエの王子と言えども、無下には出来ない。
(あの愚かな王子も、その取り巻きも、全く気付いていなかったが)
劇場にいた見識ある貴族ならば、ルシアンの態度とエマの髪色ですぐに察しただろう。
今頃は、一部で噂になっているかもしれない。
(あの王子を始末する為には、確実な証拠が必要だ)
昨夜、ティエリーから命令が下った。
ダリウの政敵であるノワジエール侯爵を失脚させるため、不正や悪事の証拠を揃えるのがルシアンの任務だ。その中には、当然レオナールの悪事も含まれる。いや、むしろ愚かなレオナールを足がかりに、様々な証拠を掴めるはずだ。
(王子が片付けば、自然と王太子の政敵も消える)
そうなれば、ルシアンにとっても喜ばしい状況になる。
「ぁぁっ、……んっ、」
「エマ……」
「はぁっ……ぁ、ルシアンさまっ」
エマの甘い声に、ルシアンは目を細めた。
(この可憐な花を、手に入れる機会が巡ってくる)
第二王子の婚約者。その立場さえ、消滅してしまえば。
可憐で美しいエマがルシアンの隣に並び立ち、嬉しそうに微笑む……その姿を想像するだけで、胸が高鳴る。
「エマッ」
「んっ……ぁぁっ」
エマは恥じらいながら、スカートを捲り上げ、なまめかしい太ももを晒している。
その奥に見える、白いレースの一部。隠された秘部を妄想するだけで、ルシアンの息が速くなった。
「ぁっ……んぁっ」
エマは、黄水晶の瞳を潤ませ、ルシアンを見つめた。
顔を真っ赤にしながら、膝を少しずつ開いていく。
「ンッ……っ」
恥ずかしくてたまらないだろうに、ルシアンの望みに応えようとしてくれてるのだ。
(エマが、私の為に……なんていじらしい)
すぐにでも襲いかかりたい激情を堪えて、エマの動きを見守った。
貞淑な淑女が、自らドレスをまくり上げて、はしたなく濡れた秘部を晒そうとしている。
扇情的な光景を目の前にして、ルシアンは激しく興奮した。
(マズイ……想像するだけで、イきそうだッ)
まだ、その全貌を目にしていないのに、体が高揚する。
気を抜けば、エマを押し倒し、そのまま貫いてしまいそうだった。
「エマ……ッ!」
上ずった声で呼ぶと、エマがピクッと震える。
そして、閉じていた両脚を、ゆっくり開いていく。
「んっ、……ぁぁっ」
恥じらうエマの甘い声とともに、秘部があらわになった。
さっきよりも、香りが甘く濃厚になる。
(これは……オメガのフェロモンか?)
頭の芯まで痺れそうなほど、濃い香りだ。
香りも濃厚だが、眼前の光景も刺激的だった。
白いレースの下着が、エマの昂ぶりにぴたりと張り付いている。窮屈そうに収まっているが、今にもはみ出そうだ。
エマが動くたびに双玉が揺れ、先端からあふれる蜜にまみれて、テラテラと光る。
レースの布は、ぐっしょりと濡れていた。
ソファーに移動してからこのわずかな間に、羞恥と期待で先走りを漏らしたのだろう。
(なんて、美しく淫靡な光景だ)
ルシアンは、うっとりとエマの秘部を眺めた。
「ああ。可愛いですよ、エマ」
この、はしたなく淫らな姿を、ルシアンにだけ見せてくれるのだ。
エマの先端から、またトプリと蜜があふれる。
「ぁん、ッ、ぁぁ……ルシアンさまっ」
エマが、息を切らしながらルシアンを呼ぶ。
誘われているのだと思い、ルシアンはエマの太ももに両手をおくと、そのまま股間に顔を埋めた。
「ひゃぁぁんっ!」
「ッ……はぁ、甘い……」
「ひゃッ、ァァッ、……はぁんっ、……だ、だめぇぇっ」
布越しに舐め上げると、昂ぶりはフルッと震えて大きさを増す。
「このままでは、窮屈そうですね」
「ぁぁ、っ……んんっ」
「下着をこんなに濡らして。はしたないレディーですね」
「ひぅぅっ!」
エマの躰が、ビクンッと跳ねる。
同時に、トプッと蜜があふれて、また下着を濡らした。
エマから放たれるフェロモンが強くなり、ルシアンは余裕を見せるのが難しくなってきた。
「エマ……」
ルシアンは舌を伸ばし、レースからはみ出た昂ぶりと双玉を、優しく舐める。
「ひゃぅんっ……ぁっ、ァ、……はぅぅっ」
「貴方のここは、いい香りがしますよ」
「ひゃぁッ……ぁぁんっ、ゃぁぁっ、……ルシアン、さまぁっ」
あふれる先走りも、甘い味がする。
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