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世界を一つに

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茨城都は工業力の総力を上げて飛行船艦の製造を行っていた
飛行船艦は秘密にしなければならない物が多かったため、他の地域では作られてはいなかったのである
流石に大量生産には時間がかかる為、龍之介専用飛行船艦艦隊を作るために集中されていた

蒸気機関鉄甲船は日本国の限られた軍港造船されたが、蒸気機関貨客船は各国で作られていた

蒸気機関鉄甲車は小名浜で作られ、各地にある大日本合衆国の基地に配備されていた

さらには、蒸気機関輸送車が開発され武装していない蒸気機関輸送車は各国に輸出され活用され始めていた


蒸気機関車は名古屋に割り振られ製造されこちらも順次輸出が始まっていた

勿論、日本国内は太平洋側路線が完成し、本州は一本の線路でつながっていた
今は日本海路線が建設が始まっていた

新シルクロ-ドは各国の協力のもと線路は伸び、少しずつ試験走行が開始されていたのであった
ヨ-ロッパ側からからも線路工事は進められ残るはボスボラフ海峡だけであったボスラフ海峡の鉄橋戦が困難を極めていたが、吊り橋の建設が進められ一本の線路がもうすぐ繋がるところまで来ていた

ロシア大陸も、ウラジオストクを起点にロシア大陸横断鉄道建設が進行
アフリカ大陸も、アフリカ喜望峰城を起点にアフリカ大陸横断鉄道建設が進行

この二つの路線は新シルクロ-ドにつながるようになっていた
世界が一本につながろうとしていた

勿論、北アメリカ大陸・南アメリカ大陸横断鉄道も建設は始まっていた

全ては、世界をつなげ物資・食料の輸送を滞りなく行える世界を作りたい龍之介の考えもとであった
物資・食料の輸送で貧困の差をなくせば戦乱防げると信じていた


一番貧困に苦しむだろう、アフリカ大陸では大日本合衆国アフリカ喜望峰州から少しずつ農業が広まりを見せていた、大豆の生産に成功していたのであった
そこから、麦・とうもろこし・そばなどが生産され始め少しずつ農業が定着しつつあった
水のないところでは、上総掘りによる井戸掘りが盛んにおこなわれ水の心配も少なくなっていた
しかし、砂漠地方の開発は困難極めていたが少しずつ少しずつ確実に農業が広がりを見せていた
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