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第四一〇話 「連載決定! コミカライズ始動──そして再び、夢精の夜へ」
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──ある日の午後。
学校帰り、俺のスマホに一本の電話が入った。
「真壁弘弥先生ですね? 月刊ラブ・ラノ編集部です。
……正式に、“連載決定”とさせていただきます」
俺は、しばらく言葉が出なかった。
◆ ◆ ◆
【作品名】
『夢精で世界を救った少年、次は“愛”を知る。』
【掲載誌】
月刊ラブ・ラノ(累計発行部数100万部の人気ラブコメ誌)
【初回仕様】
・巻頭カラー50ページ
・ヒロイン総登場
・異世界×学園×青春×夢精
「……夢精、堂々すぎるタイトルだな……」
◆ ◆ ◆
その夜、編集部会議室。
担当編集・久遠美月は、感慨深げにモニターを見つめていた。
「……出版界、変わったわね。ほんとに」
「“夢精”ってワードが、ここまで市民権を得る日が来るなんて……」
いおり先生は、腕を組んでふふんと微笑む。
「さあ……ここからが、“夢精愛戦争”の本番よ♡」
弘弥「戦争って言った!? ねえ今、“戦争”って言ったよね!?」
◆ ◆ ◆
そして数日後。
俺の家には、ヒロインたちが勢揃いしていた。
「連載おめでとう、弘弥くん!」
「記念すべき第一話、全員で見るよ♡」
「えっ? ちょっと、待って! なんでみんな制服のまま!?」
「“読者目線”を大事にしたいから。あと、視写会用にカメラもあるよ~♪」
「勝手にメディア設置しないでぇぇ!!」
◆ ◆ ◆
──夜。
PCの前にひとり、座る。
画面には、いおり先生から届いた完成原稿。
巻頭カラー、主人公の“覚醒”。
濡れた布団を抱えて立ち上がるシーンに、愛と光と覚悟が宿っていた。
(……夢精を、ここまで“綺麗に”描けるなんて……)
思わず、俺は呟いた。
「さぁ、再び描こう。“夢精”の、その先の物語を──」
学校帰り、俺のスマホに一本の電話が入った。
「真壁弘弥先生ですね? 月刊ラブ・ラノ編集部です。
……正式に、“連載決定”とさせていただきます」
俺は、しばらく言葉が出なかった。
◆ ◆ ◆
【作品名】
『夢精で世界を救った少年、次は“愛”を知る。』
【掲載誌】
月刊ラブ・ラノ(累計発行部数100万部の人気ラブコメ誌)
【初回仕様】
・巻頭カラー50ページ
・ヒロイン総登場
・異世界×学園×青春×夢精
「……夢精、堂々すぎるタイトルだな……」
◆ ◆ ◆
その夜、編集部会議室。
担当編集・久遠美月は、感慨深げにモニターを見つめていた。
「……出版界、変わったわね。ほんとに」
「“夢精”ってワードが、ここまで市民権を得る日が来るなんて……」
いおり先生は、腕を組んでふふんと微笑む。
「さあ……ここからが、“夢精愛戦争”の本番よ♡」
弘弥「戦争って言った!? ねえ今、“戦争”って言ったよね!?」
◆ ◆ ◆
そして数日後。
俺の家には、ヒロインたちが勢揃いしていた。
「連載おめでとう、弘弥くん!」
「記念すべき第一話、全員で見るよ♡」
「えっ? ちょっと、待って! なんでみんな制服のまま!?」
「“読者目線”を大事にしたいから。あと、視写会用にカメラもあるよ~♪」
「勝手にメディア設置しないでぇぇ!!」
◆ ◆ ◆
──夜。
PCの前にひとり、座る。
画面には、いおり先生から届いた完成原稿。
巻頭カラー、主人公の“覚醒”。
濡れた布団を抱えて立ち上がるシーンに、愛と光と覚悟が宿っていた。
(……夢精を、ここまで“綺麗に”描けるなんて……)
思わず、俺は呟いた。
「さぁ、再び描こう。“夢精”の、その先の物語を──」
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