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11.打ち上げの後に・・・・!(二人のオトナ時間)※
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しおりを挟む「ん、っ、んんっ・・・・」
ぞくぞくとして、背筋が寒くなる。
こんな激しいキスをしたのは生まれて初めてで、どうしていいのか解らない。でも、嫌じゃない。
空いている社長の右手が、私の胸のふくらみに伸びた。神原の時は泣く程の嫌悪感しかなかったのに、今は――・・・・
「しゃ、ちょ・・・・んんっ、はぁっ・・・・」
歯列をなぞられたかと思うと、舌を少し吸われた。唾液を移すように舌先で敏感な場所を擦られ、身体の芯から興奮してくる。
ジャケットのボタンを解かれ、ブラウスや下着越しにカリカリと爪を立てられた。
「――――っ!」
びくん、と身体が跳ねる。私が一番反応を示した場所を執拗に攻めながら、福士社長と交わすキスがどんどん深く、激しく、官能的なものに変化していく。
私が羽織っていたジャケットが、巧みに社長の手によって脱がされた。深いキスを続けたまま、ブラウスのボタンがひとつ、またひとつと外されていく。
唇から溢れる唾液が、端から滲み出る。急速に部屋を温める為に、暖房がゴオっと派手な音を立てているが、それ以外互いの息遣いしか聞こえない。
熱。熱。二人から発せられる熱が、互いの体温を一気に上げる。
「あ、はっ・・・・んん・・・・しゃ・・・・ちょ・・・・っ」
どうしようと思っていると、そこで押し倒された。
まだ温もり切っていない冷やりとした空気と、社長の匂いがするベッドのシーツの冷たさで、自分の熱が想像以上に熱いものだと感じた。本当なら寒いと感じる筈のこの時期に、部屋が全然寒くない。
「紗那」
甘く名前を呼ばれるだけで、ゾクゾクと寒気がする。この寒気は一体なんだろう。
息が乱れ、自分の意思では身体をコントロールできない。もう、社長に翻弄(ほんろう)されるがままだ。
熱い吐息が耳元をくすぐる。相変わらず胸先の攻撃は止まない。カリカリと執拗に緩(ゆる)く甘い攻撃が繰り返される。これだけで、何だかおかしくなりそうだ。
「あっ、ん、社長っ、はっ・・・・」
甘く淫らな吐息が漏れ、堪らず身を捩(よじ)った。
「神原に」社長の大きな手が、はだけたブラウスの中に侵入してきた。「触られたのはどこだ?」
「――っ!」
ブラジャーの中にも彼の指が押し入った。フロントホックの白いブラジャーが簡単に解かれて、納まりきらなくなった胸が外へ放り出された。寒さと快感でぷくりと小さな果実が実った状態だ。
社長の指が、そっと果実の先を優しく摘まんだ。
「あっ、ん・・・・!」
敏感な先に触れられた途端、吐息が一際震え乱れていく。「しゃ、ちょ・・・・! だめ、です・・・・」
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