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「さて、お話も終わった事だし丁度いい時間だから夕食にしましょうか!」
そう言って私以外全員が立ち上がる。
私は慌てて先程の疑問を伝えようと引き留めた。
「あっちょっと待ってお母さん!一つ聞きたいことがあるの!!」
「あら、どうしたのルチア?」
不思議そうな顔で私を見つめてくる母。
「実はちょっと気になることが一つあって…リロに名付けした時に頭からリロの声が響いてきたの!これも名付けした途端にできるようになるの?」
「まぁ!もうテレパスが出来る様になったの?」
「俺が教えることが減っていく…」
母と父が目を見開いて驚いた後、父は頭を下げて項垂れてそれを母が慰める。
それを見て私は慌てた。
「あっでも、リロの声が聞こえたのは最初だけで今はリロの声は聞こえないよ!」
「そうか…ならそれもルチアの魔力の影響かもしれないな。」
「そうねぇ…通常なら人型になる練習と並行してテレパスについても学ぶのよ。期間も大体人型になる練習と同じくらいしなきゃいけないのよね。でも、まぁよかったわねフェル。教えること減らなかったわよ。」
そう言って父の背中を叩く母。父も若干嬉しそうだ。
…私の魔力ってそこまで影響があったんだ。
「さて、じゃあ今度こそ夕食にしましょうか!」
母の声で今度こそ食堂に向かうため全員動き出した。
リロはというと私の側に来て私の足に擦り寄ってきた。
どうやらご飯よりも甘えたモードに入ってしまったみたい。
可愛くて仕方がなくなった私はリロの顔を撫で回す。
すると、リロはもっと撫でろというように私の手にグリグリと頭を擦り付ける。
あぁ~リロは可愛いなぁ~…!!
夢中になって撫でていると、母がその様子に気づき私達に声をかける。
「ルチア、リロ!移動するわよ~」
まぁ、とりあえず疑問も解けた所だし、母に従って食堂に行こう。
そう言って私以外全員が立ち上がる。
私は慌てて先程の疑問を伝えようと引き留めた。
「あっちょっと待ってお母さん!一つ聞きたいことがあるの!!」
「あら、どうしたのルチア?」
不思議そうな顔で私を見つめてくる母。
「実はちょっと気になることが一つあって…リロに名付けした時に頭からリロの声が響いてきたの!これも名付けした途端にできるようになるの?」
「まぁ!もうテレパスが出来る様になったの?」
「俺が教えることが減っていく…」
母と父が目を見開いて驚いた後、父は頭を下げて項垂れてそれを母が慰める。
それを見て私は慌てた。
「あっでも、リロの声が聞こえたのは最初だけで今はリロの声は聞こえないよ!」
「そうか…ならそれもルチアの魔力の影響かもしれないな。」
「そうねぇ…通常なら人型になる練習と並行してテレパスについても学ぶのよ。期間も大体人型になる練習と同じくらいしなきゃいけないのよね。でも、まぁよかったわねフェル。教えること減らなかったわよ。」
そう言って父の背中を叩く母。父も若干嬉しそうだ。
…私の魔力ってそこまで影響があったんだ。
「さて、じゃあ今度こそ夕食にしましょうか!」
母の声で今度こそ食堂に向かうため全員動き出した。
リロはというと私の側に来て私の足に擦り寄ってきた。
どうやらご飯よりも甘えたモードに入ってしまったみたい。
可愛くて仕方がなくなった私はリロの顔を撫で回す。
すると、リロはもっと撫でろというように私の手にグリグリと頭を擦り付ける。
あぁ~リロは可愛いなぁ~…!!
夢中になって撫でていると、母がその様子に気づき私達に声をかける。
「ルチア、リロ!移動するわよ~」
まぁ、とりあえず疑問も解けた所だし、母に従って食堂に行こう。
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