久しぶりに帰省した地元。久しぶりに再会した同級生。そして僕は僕を好きだった女性と意味もなく寝て年を越した。

久しぶりに帰省するごとに、僕は僕ではない自分と、地元じゃない地元を見つめてしまう。

変わっていく風景、薄れていく記憶。

そんななかで僕たちは時のなかを生きていく。

何かを思いながらすれ違いながら、ただただ生きていく。

僕と君も。

その例外にはなれない。
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