殿下との隠れた関係〜私がいなくなっても忘れないで〜

 切ないお話です。

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「アイシャ……」
「殿下……」


 私と殿下は月明かりの元、一本の林檎の木の下で逢瀬を喜びあっています。その限りなく幸せな時間は、週に一度だけ。しかも月明かりのあるうちのほんの数時間。

 私と殿下はこうして秘密の関係を持っているのです。

 誰にも知られてはならない、2人だけの秘密の関係。


 そんな2人の、救いを求める、深夜限りの時間が永遠でありますように……
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