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4章
Part 295『答えは自分で探すもの』
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目を覚ますと篝さんの家だった。体には、毛布がかけられていた。
「マスター、起きましたか?」
壁にもたれかかる俺の顔を覗き込みながら椿が声をかけてきた。
どうやら、この毛布は、椿がかけてくれたらしい。
夢の中の記憶は鮮明に覚えている。ウチガネさんとの再会することが出来たのは、素直に嬉しい。ただ、俺以上にもっと会いたい人がいたのにと思うと少し申し訳ない気持ちもあった。
「マスター、暖房機器もないのに、こんな所で寝ていたら、風邪をひいてしまいます。マスターは、人間なのですから気をつけないといけません。」
そう言いながら、俺にマグカップを差し出してきてくれる。中から甘い匂いが漂ってきていて、すぐにココアだと分かった。
お礼を言ってから受け取り、一口飲むと口の中に甘さが広がる。ちょうど喉が渇いていたので、余計に美味しく感じる。
「進捗はどうですか?」
「まあ、ぼちぼちかな? 出来自体は、悪くないと思う。後は細かな所に注意しながら完成させるって感じかな。」
「そうですか。頑張ってください。」
「ありがと。あ、そうだ。何を作りたいか、作ってどうしたいのかってどういう意味だと思う?」
夢で聞いたウチガネさんの言葉について聞いてみる。すると椿は、首を傾げて「質問の意味がわからない。」と答えた。
言われてみれば、脈絡のない話で、いきなり聞かれても意味がわからないだろう。
「いや、悪い。なんでもない。」
あそこで途切れたのも何かの縁だろう。答えは、自分で見つけるべきか。
「そういえば、小説の方はどうなんだ? 進捗は」
「ぼちぼちです。書いてはいるけど、纏まってない感じです。」
文字に関しては、そういう時期もあるのかもしれない。俺みたいに既存の人物を立体に再現してるのと違って、何もない状態から全てを設計する完全な作品は、取り留めもなく作ってしまうのかもしれない。
「まあ、頑張ろうな。お互い」
「頑張りましょう。」
そんな話をして、俺は、再び作業に戻った。そして、集中力が切れたら、一度休憩を挟んで、また、作業。その繰り返しだ。
出来る限り丁寧に作業を進め、完成したのは、お昼時だった。細かい削り残しが無いかを丁寧に最終確認していく。
我ながら綺麗なサクヤが出来たものだ。本物そっくりの可愛さだ。石像は、一見して、知っている人がみれば、サクヤだとわかる出来で、重量感のあるフィギュアのような仕上がりになっていた。
「よし!」
そう呟いて、篝さんに持っていこうとするが、篝さんは、まだ、作業をしている途中だったので、もう一眠りしようかと思ったが、ポケットに入れた短刀の存在を思い出した。
使い方を教えてもらったのだが、結局、効果は教えてもらう時間がなかった。
もう一度、眠ってみれば、会えるのかもしれないと思うが、狙って会いに行ける訳ではないので、とりあえず試してみるのが一番かもしれない。
俺はそう言って妖刀を自分の足に突き刺した。
「マスター、起きましたか?」
壁にもたれかかる俺の顔を覗き込みながら椿が声をかけてきた。
どうやら、この毛布は、椿がかけてくれたらしい。
夢の中の記憶は鮮明に覚えている。ウチガネさんとの再会することが出来たのは、素直に嬉しい。ただ、俺以上にもっと会いたい人がいたのにと思うと少し申し訳ない気持ちもあった。
「マスター、暖房機器もないのに、こんな所で寝ていたら、風邪をひいてしまいます。マスターは、人間なのですから気をつけないといけません。」
そう言いながら、俺にマグカップを差し出してきてくれる。中から甘い匂いが漂ってきていて、すぐにココアだと分かった。
お礼を言ってから受け取り、一口飲むと口の中に甘さが広がる。ちょうど喉が渇いていたので、余計に美味しく感じる。
「進捗はどうですか?」
「まあ、ぼちぼちかな? 出来自体は、悪くないと思う。後は細かな所に注意しながら完成させるって感じかな。」
「そうですか。頑張ってください。」
「ありがと。あ、そうだ。何を作りたいか、作ってどうしたいのかってどういう意味だと思う?」
夢で聞いたウチガネさんの言葉について聞いてみる。すると椿は、首を傾げて「質問の意味がわからない。」と答えた。
言われてみれば、脈絡のない話で、いきなり聞かれても意味がわからないだろう。
「いや、悪い。なんでもない。」
あそこで途切れたのも何かの縁だろう。答えは、自分で見つけるべきか。
「そういえば、小説の方はどうなんだ? 進捗は」
「ぼちぼちです。書いてはいるけど、纏まってない感じです。」
文字に関しては、そういう時期もあるのかもしれない。俺みたいに既存の人物を立体に再現してるのと違って、何もない状態から全てを設計する完全な作品は、取り留めもなく作ってしまうのかもしれない。
「まあ、頑張ろうな。お互い」
「頑張りましょう。」
そんな話をして、俺は、再び作業に戻った。そして、集中力が切れたら、一度休憩を挟んで、また、作業。その繰り返しだ。
出来る限り丁寧に作業を進め、完成したのは、お昼時だった。細かい削り残しが無いかを丁寧に最終確認していく。
我ながら綺麗なサクヤが出来たものだ。本物そっくりの可愛さだ。石像は、一見して、知っている人がみれば、サクヤだとわかる出来で、重量感のあるフィギュアのような仕上がりになっていた。
「よし!」
そう呟いて、篝さんに持っていこうとするが、篝さんは、まだ、作業をしている途中だったので、もう一眠りしようかと思ったが、ポケットに入れた短刀の存在を思い出した。
使い方を教えてもらったのだが、結局、効果は教えてもらう時間がなかった。
もう一度、眠ってみれば、会えるのかもしれないと思うが、狙って会いに行ける訳ではないので、とりあえず試してみるのが一番かもしれない。
俺はそう言って妖刀を自分の足に突き刺した。
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