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本編
第十八話 馬の幸せ
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「十一番、春峰あさひ。乗馬、アルファエンブレム号」
会場内に流れるアナウンス。
ザッ!
ゆっくりと馬を進め、埒外に観衆が並ぶ会場に入る。
「よし。いける・・・・」
ヘルメットの顎紐を確認。いつもは入れ込みがちなアルファも落ち着いている。競技会に向けたコンディションは完璧・・・・・のはずだった。
「スタートです!」
旗が振り下ろされると同時に、わたしはアルファの腹を蹴って駆けだした。
ブオンッ!
クロスカントリー馬術の大会。アルファはいつにもまして調子よく障害を飛越していく。
(よしよし・・・いい感じ・・・・)
そう思った矢先だった。
ガクッ
アルファの乗り心地がおかしくなる。
(ヤバい!)
一瞬で故障だと分かった。
グイッ
手綱を引いて止めようとするけど、アルファはそのまま目の前の障害に向かって跳ぶ。次の瞬間・・・・
ゴン!
前足が障害に当たったのだと分かった。
「キャッ!」
前足を障害に取られたアルファが前転するように転ぶ。
ドサッ!
わたしはアルファの背から投げ出され、前方に落ちた。
「アルファ!」
わたしは起き上がると、アルファがいるだろう後方に向かって走り出す。
「痛っ!」
落馬したときにどこかを打ったのか、体のあちこちが痛むけど無視。
「アルファ!大丈夫!?」
叫びながら障害に向かって歩を進める。
「アルファ!」
わたしの愛馬は、その鹿毛の体を横たえ、まなざしをわたしに向けていた。
「アルファ・・・・・?」
彼は立てる状態じゃないようだった。
「春峰さん!大丈夫?」
乗馬の先生と獣医さんが埒を乗り越えて駆け寄ってくる。
「わたしは大丈夫です。それよりアルファを・・・・!」
「はい」
獣医さんがアルファに駆け寄り、診察を始めた。
(神様仏様・・・・・)
わたしは必死に心の中で祈る。
(・・・・どうか、どうかアルファを助けてください)
獣医さんが診察を終えると、こっちを見た。
「残念ながら・・・・・」
アルファに下された診断は左第一指粉砕骨折。予後不良。
「この状態では、馬運車に乗せることもできないでしょう」
「そんな・・・・」
わたしは崩れるように地面に正座すると、アルファの方を向いて額を地面につけた。
「アルファ・・・・・。ごめんなさい」
「・・・‼」
目を開けると、見慣れた南相馬春峰家の天井。
「クゥ~ン?」
横を見ると、愛犬のカローが不思議そうにわたしを見ていた。
(この夢を見るのは久しぶり・・・・)
昨日、久しぶりに障害を跳んだからだろうか。
「うぅ・・・・」
わたしは起き上がると、月明かりを頼りに机の引き出しを開く。
ゴトッ
中から取り出したのは、アルファが最期につけていた蹄鉄。
「アルファ・・・・」
月の光に輝くそれを額につける。
「あの時、わたしがもっとしっかりしていれば、あなたはもっと幸せに生きれたのかな・・・・?」
「ヴヒヒヒヒ~ン!」
天照が朝ごはんの催促をする。
「はいはい。ちょっと待っててね」
わたしは乾草とおから、燕麦を飼葉桶に入れると、それを持って天照の馬房に向かった。
「はい、天照の大好きなご飯だよ」
「グフフフ・・・・」
馬房内の棚に飼葉桶を置くと、天照は嬉しそうに鼻を鳴らしながら飼葉桶に顔を突っ込む。
「・・・・」
そういえば・・・・・
(天照って、アルファに似てる気がする・・・・・)
毛色は鹿毛、体高もだいたい同じ。額に星があるところも同じだ。
(しいて言うなら、牝馬か騙馬かの違いね・・・・・)
見れば見るほど、天照とアルファが重なって見えてきた。
(天照・・・・)
わたしは飼葉を食む天照の首をなでながら思う。
(わたしは、天照を幸せにできてるのかな・・・・・?)
「あさひ?」
「はひっ!?」
後ろから狼森先輩の声。
「どうした?そんなボーっとして・・・・」
狼森先輩が馬糞入りの猫車を押しながら言う。
「いえ、少し考えていたんです」
わたしは天照のたてがみを弄びながら口を開いた。
「馬にとっての幸せって、何なんだろうって・・・・」
「ふぅん・・・・なるほどね」
狼森先輩は少し考え、それから口を開く。
「自分は、『生きてる間、どんな人がそばにいてくれたか』だと思う」
先輩はわたしの横にやってくると、天照の鼻面をなでた。
「馬って言うのは、一部の例外を除けば、基本的には家畜なんだ。人がお世話をしてあげないと生きられない。常に勝負に身を置く競走馬や競技馬なら尚更だ」
「そうですね」
「で、馬ってのは長生きできる方が少ないとも言われる家畜だ。競走馬では常に予後不良の影が付きまとうし、いい結果を残さなければすぐに処分されることも多い」
確かに、馬の世界というものは厳しい世界だ。天寿を全うできるのはごくごく一握り・・・・というより一つまみという話も聞いたことがある。
「そして、馬は脆い。ちょっとしたことで予後不良になることもあるし、調子は万全だと思っていても、いきなり死ぬことだってある・・・・」
だから。と言い、狼森先輩は言葉を継いだ。
「馬が生きている間、どんな人がそばにいてくれたか、どれだけ愛情をもってお世話してくれたかが、馬の幸せなんじゃないかな・・・・・?」
「どんな人がそばにいてくれたか・・・ですか・・・」
「うん。そういう意味では、野馬追部の馬たちはみんな幸せだね」
狼森先輩はそう言うと、わたしの顔を見る。
「これまでにあさひが乗って、お世話をしてきた馬も、きっと幸せだったと思うよ」
「そうでしょうか?」
「あれ?あさひはそう思ってないの?」
キョトンとした顔で訊いてくる狼森先輩。
「はい。一頭だけ・・・・」
「昔、何かあったの?」
狼森先輩は、天照の頬をなでながら、訊いてきた。
「先輩」
わたしは狼森先輩に問う。
「入部するとき、わたしはこう言いましたよね『昔、落馬した上馬に踏まれて、それがトラウマで馬に乗れなかった』って」
「ああ。言ってたな」
「あれ、嘘です。本当は、馬を一頭、予後不良にしているんです」
狼森先輩の目が大きく見開かれた。
「アルファエンブレムって言って、鹿毛の騙馬でした。少し手間はかかるし、決して気性がいいとは言えない馬でしたけど、心を通わせて、指示通りに動いてくれた時は嬉しかったです」
でも。と言ってわたしは話を続ける。
「わたしのせいで、アルファは予後不良になりました。わたしが、アルファを殺したんです」
「診断は?」
狼森先輩が問うた。
「左第一指粉砕骨折。馬運車に乗せることもできないほどの重傷で、その場で安楽死処分されました」
その日、アルファは完璧な仕上がりだった。誰がどう見ても、その日の競技会はアルファが勝つと言っただろう。でも・・・
「わたしは、わたしが許せません」
あの日から、自分のことを責めながら日々を送ってきた。
「あの時、わたしがアルファをもっと見てたら、もしかしたら、予後不良は回避できたかもしれない。もしかしたら、何かに気づいて治すこともできたかもしれない」
わたしは天照の、アルファにそっくりな星をなでながら言う。
「もし、わたし以外のもっといい人が乗ってたら、アルファが死ぬこともなかったかもしれない」
「あさひ」
狼森先輩が、わたしのことを見て言った。
「あさひは、そのアルファエンブレムに愛情をもって接したのか?」
「・・・・」
「まさか、どうせ動物だとか思って、乱暴に扱ったわけでもないだろう?」
「それは違います!」
わたしはついつい叫ぶ。
ビクッ!
突然の大声に驚いたのか、天照が顔を振り上げた。
「ごめん。何でもないよ・・・・」
天照をなだめながら、わたしは狼森先輩に言う。
「わたしは・・・・少なくとも自分でできる限りのすべてをアルファに注ぎました。練習の後は毎回体を入念に点検して、ケアしましたし、餌も水もできる限りいいものを与えました」
「そうか・・・・」
狼森先輩は天照に背を向かると、馬栓棒に背中を預けた。
「さっきも言ったみたいに、馬・・・特にサラブレッドというのは、とても脆い生き物だ」
狼森先輩が厩舎の入り口付近を見る。その視線の先には・・・・・
「獣魂碑・・・・・・」
「馬の死というものは、往々にして突然訪れる。それを防ぐため、自分たちは毎日、全身全霊で馬の世話をするんだ」
でも。と言って言葉を継ぐ。
「救うことができなかった馬もいる。野馬追部でも、前日までピンピンしてたのに、翌朝来たら冷たくなってた馬もいた。獣除けの花火に驚いて暴れて、壁にぶつかって首の骨を折ってしまった馬もいた・・・・」
狼森先輩は馬栓棒によりかかるのをやめ、わたしに体を向けた。
「だからこそ、馬にとって幸せなことは、生きている間にどんな人がそばにいて、お世話して、背に乗ってくれたか。だと思ってる」
「どんな人がそばにいてくれたか、お世話してくれたか・・・・・・」
「そういう意味では、そのアルファって馬は幸せだったんじゃないかと、俺は思ってる」
「ありがとうございます」
「ま、馬の幸せなんて自分たちが勝手に解釈して、分かった気になってるだけかもしれないけどな」
狼森先輩はそう言うと、猫車を押して厩舎を出て行った。
会場内に流れるアナウンス。
ザッ!
ゆっくりと馬を進め、埒外に観衆が並ぶ会場に入る。
「よし。いける・・・・」
ヘルメットの顎紐を確認。いつもは入れ込みがちなアルファも落ち着いている。競技会に向けたコンディションは完璧・・・・・のはずだった。
「スタートです!」
旗が振り下ろされると同時に、わたしはアルファの腹を蹴って駆けだした。
ブオンッ!
クロスカントリー馬術の大会。アルファはいつにもまして調子よく障害を飛越していく。
(よしよし・・・いい感じ・・・・)
そう思った矢先だった。
ガクッ
アルファの乗り心地がおかしくなる。
(ヤバい!)
一瞬で故障だと分かった。
グイッ
手綱を引いて止めようとするけど、アルファはそのまま目の前の障害に向かって跳ぶ。次の瞬間・・・・
ゴン!
前足が障害に当たったのだと分かった。
「キャッ!」
前足を障害に取られたアルファが前転するように転ぶ。
ドサッ!
わたしはアルファの背から投げ出され、前方に落ちた。
「アルファ!」
わたしは起き上がると、アルファがいるだろう後方に向かって走り出す。
「痛っ!」
落馬したときにどこかを打ったのか、体のあちこちが痛むけど無視。
「アルファ!大丈夫!?」
叫びながら障害に向かって歩を進める。
「アルファ!」
わたしの愛馬は、その鹿毛の体を横たえ、まなざしをわたしに向けていた。
「アルファ・・・・・?」
彼は立てる状態じゃないようだった。
「春峰さん!大丈夫?」
乗馬の先生と獣医さんが埒を乗り越えて駆け寄ってくる。
「わたしは大丈夫です。それよりアルファを・・・・!」
「はい」
獣医さんがアルファに駆け寄り、診察を始めた。
(神様仏様・・・・・)
わたしは必死に心の中で祈る。
(・・・・どうか、どうかアルファを助けてください)
獣医さんが診察を終えると、こっちを見た。
「残念ながら・・・・・」
アルファに下された診断は左第一指粉砕骨折。予後不良。
「この状態では、馬運車に乗せることもできないでしょう」
「そんな・・・・」
わたしは崩れるように地面に正座すると、アルファの方を向いて額を地面につけた。
「アルファ・・・・・。ごめんなさい」
「・・・‼」
目を開けると、見慣れた南相馬春峰家の天井。
「クゥ~ン?」
横を見ると、愛犬のカローが不思議そうにわたしを見ていた。
(この夢を見るのは久しぶり・・・・)
昨日、久しぶりに障害を跳んだからだろうか。
「うぅ・・・・」
わたしは起き上がると、月明かりを頼りに机の引き出しを開く。
ゴトッ
中から取り出したのは、アルファが最期につけていた蹄鉄。
「アルファ・・・・」
月の光に輝くそれを額につける。
「あの時、わたしがもっとしっかりしていれば、あなたはもっと幸せに生きれたのかな・・・・?」
「ヴヒヒヒヒ~ン!」
天照が朝ごはんの催促をする。
「はいはい。ちょっと待っててね」
わたしは乾草とおから、燕麦を飼葉桶に入れると、それを持って天照の馬房に向かった。
「はい、天照の大好きなご飯だよ」
「グフフフ・・・・」
馬房内の棚に飼葉桶を置くと、天照は嬉しそうに鼻を鳴らしながら飼葉桶に顔を突っ込む。
「・・・・」
そういえば・・・・・
(天照って、アルファに似てる気がする・・・・・)
毛色は鹿毛、体高もだいたい同じ。額に星があるところも同じだ。
(しいて言うなら、牝馬か騙馬かの違いね・・・・・)
見れば見るほど、天照とアルファが重なって見えてきた。
(天照・・・・)
わたしは飼葉を食む天照の首をなでながら思う。
(わたしは、天照を幸せにできてるのかな・・・・・?)
「あさひ?」
「はひっ!?」
後ろから狼森先輩の声。
「どうした?そんなボーっとして・・・・」
狼森先輩が馬糞入りの猫車を押しながら言う。
「いえ、少し考えていたんです」
わたしは天照のたてがみを弄びながら口を開いた。
「馬にとっての幸せって、何なんだろうって・・・・」
「ふぅん・・・・なるほどね」
狼森先輩は少し考え、それから口を開く。
「自分は、『生きてる間、どんな人がそばにいてくれたか』だと思う」
先輩はわたしの横にやってくると、天照の鼻面をなでた。
「馬って言うのは、一部の例外を除けば、基本的には家畜なんだ。人がお世話をしてあげないと生きられない。常に勝負に身を置く競走馬や競技馬なら尚更だ」
「そうですね」
「で、馬ってのは長生きできる方が少ないとも言われる家畜だ。競走馬では常に予後不良の影が付きまとうし、いい結果を残さなければすぐに処分されることも多い」
確かに、馬の世界というものは厳しい世界だ。天寿を全うできるのはごくごく一握り・・・・というより一つまみという話も聞いたことがある。
「そして、馬は脆い。ちょっとしたことで予後不良になることもあるし、調子は万全だと思っていても、いきなり死ぬことだってある・・・・」
だから。と言い、狼森先輩は言葉を継いだ。
「馬が生きている間、どんな人がそばにいてくれたか、どれだけ愛情をもってお世話してくれたかが、馬の幸せなんじゃないかな・・・・・?」
「どんな人がそばにいてくれたか・・・ですか・・・」
「うん。そういう意味では、野馬追部の馬たちはみんな幸せだね」
狼森先輩はそう言うと、わたしの顔を見る。
「これまでにあさひが乗って、お世話をしてきた馬も、きっと幸せだったと思うよ」
「そうでしょうか?」
「あれ?あさひはそう思ってないの?」
キョトンとした顔で訊いてくる狼森先輩。
「はい。一頭だけ・・・・」
「昔、何かあったの?」
狼森先輩は、天照の頬をなでながら、訊いてきた。
「先輩」
わたしは狼森先輩に問う。
「入部するとき、わたしはこう言いましたよね『昔、落馬した上馬に踏まれて、それがトラウマで馬に乗れなかった』って」
「ああ。言ってたな」
「あれ、嘘です。本当は、馬を一頭、予後不良にしているんです」
狼森先輩の目が大きく見開かれた。
「アルファエンブレムって言って、鹿毛の騙馬でした。少し手間はかかるし、決して気性がいいとは言えない馬でしたけど、心を通わせて、指示通りに動いてくれた時は嬉しかったです」
でも。と言ってわたしは話を続ける。
「わたしのせいで、アルファは予後不良になりました。わたしが、アルファを殺したんです」
「診断は?」
狼森先輩が問うた。
「左第一指粉砕骨折。馬運車に乗せることもできないほどの重傷で、その場で安楽死処分されました」
その日、アルファは完璧な仕上がりだった。誰がどう見ても、その日の競技会はアルファが勝つと言っただろう。でも・・・
「わたしは、わたしが許せません」
あの日から、自分のことを責めながら日々を送ってきた。
「あの時、わたしがアルファをもっと見てたら、もしかしたら、予後不良は回避できたかもしれない。もしかしたら、何かに気づいて治すこともできたかもしれない」
わたしは天照の、アルファにそっくりな星をなでながら言う。
「もし、わたし以外のもっといい人が乗ってたら、アルファが死ぬこともなかったかもしれない」
「あさひ」
狼森先輩が、わたしのことを見て言った。
「あさひは、そのアルファエンブレムに愛情をもって接したのか?」
「・・・・」
「まさか、どうせ動物だとか思って、乱暴に扱ったわけでもないだろう?」
「それは違います!」
わたしはついつい叫ぶ。
ビクッ!
突然の大声に驚いたのか、天照が顔を振り上げた。
「ごめん。何でもないよ・・・・」
天照をなだめながら、わたしは狼森先輩に言う。
「わたしは・・・・少なくとも自分でできる限りのすべてをアルファに注ぎました。練習の後は毎回体を入念に点検して、ケアしましたし、餌も水もできる限りいいものを与えました」
「そうか・・・・」
狼森先輩は天照に背を向かると、馬栓棒に背中を預けた。
「さっきも言ったみたいに、馬・・・特にサラブレッドというのは、とても脆い生き物だ」
狼森先輩が厩舎の入り口付近を見る。その視線の先には・・・・・
「獣魂碑・・・・・・」
「馬の死というものは、往々にして突然訪れる。それを防ぐため、自分たちは毎日、全身全霊で馬の世話をするんだ」
でも。と言って言葉を継ぐ。
「救うことができなかった馬もいる。野馬追部でも、前日までピンピンしてたのに、翌朝来たら冷たくなってた馬もいた。獣除けの花火に驚いて暴れて、壁にぶつかって首の骨を折ってしまった馬もいた・・・・」
狼森先輩は馬栓棒によりかかるのをやめ、わたしに体を向けた。
「だからこそ、馬にとって幸せなことは、生きている間にどんな人がそばにいて、お世話して、背に乗ってくれたか。だと思ってる」
「どんな人がそばにいてくれたか、お世話してくれたか・・・・・・」
「そういう意味では、そのアルファって馬は幸せだったんじゃないかと、俺は思ってる」
「ありがとうございます」
「ま、馬の幸せなんて自分たちが勝手に解釈して、分かった気になってるだけかもしれないけどな」
狼森先輩はそう言うと、猫車を押して厩舎を出て行った。
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