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本編
第二十一話 Let's Cosplay(?)
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カシャカシャッ!
「目線こっちにお願いしま~す」
カメラのシャッター音と一か月ほど前に聞いた声。
「はい」
わたしは短く答えると、その声の主。南相馬高校写真部部長、浜野美月に視線を向けた。
「も~、あさひさん、表情硬いですよ。もっと笑って、ほんわかした感じに」
「そんなこと言ったって・・・・・・」
わたしは自分の着ている服を見る。
「いきなり呼び出されて『この服着て写真に写ってくれ』って、いきなり笑える方がおかしいよ」
そう。わたしが今着てるのは、草色の詰襟の軍服。旧大日本帝国陸軍の昭和五年制式の軍装一式だ。
「このスカート、ちょっと短くない?」
ご丁寧にも、足元は当時とは違って膝上五センチほどのスカートに変更され、靴はいつもの乗馬ブーツを履いている。
「大丈夫大丈夫。これくらい普通ですから」
美月がらんらんと目を光らせて言った。
「まあまあ、あさひ。たまにはこんなのもいいんじゃない?」
後ろから、誰かがわたしの肩に手を置く。
「ほら、力抜いて~」
そう言ってわたしの肩を揺さぶるのは・・・・・・
「友里恵⁉」
「ふっふ~ん」
後ろを見ると、わたしと同じ昭五式軍装を身にまとった友里恵がいた。
「なんでここにいるの⁉」
「あそこの写真部部長に呼ばれてね」
友里恵はわたしと同じ軍装だけど、足元は通常のズボンに乗馬ブーツ。襟にはわたしと同じ若草色の騎兵を示す襟章。黄色地に赤三本線、星一つの少佐の肩章をつけている。
「それより・・・・」
友里恵がニヤッと笑い、わたしの前に回った。
トン・・・・・
片膝をつき、わたしに向かって首を垂れる。
「今日はわたしに何なりとご命令ください。中佐殿」
「⁉」
何、友里恵。いったい何があったの?
「ふふっ」
友里恵は軽く笑うと、顔を上げてわたしを見る。
「あさひなら、自分の階級章―黄色地に赤線三本、星二つの―意味が分かるんじゃない?」
「・・・・!友里恵、まさか、わたしの趣味を・・・・?」
わたしが訊くと、友里恵は笑ってうなずく。
「だって、あさひの普段使ってるものって、よくよく見るとミリタリー趣味が見え隠れしてるよ」
「えっ⁉」
例えば~。と言いながら、友里恵はわたしのポケットからスマホを取り出す。
「あさひのこのスマホカバー、よく見ると『軍隊手帳』って書いてあるし、天照の鞍だって、軍用鞍をモデルにした感じだったし・・・・・。そうじゃないかなって思ってたんだ」
「降参ね。そんなとこまで見てたなんて」
わたしは両手を上げ、肩をすくめた。
「だったら、その階級もわかるよね?」
友里恵がスマホを返しながら言う。
「わかるよ。この階級章は中佐」
わたしが言うと、友里恵は笑いながら、再びわたしの前に跪いた。
「だから今日は、わたしはあなたの部下です」
そして、顔を上げる。
「あんなりと御命令ください」
その瞬間・・・・・
「おほぉぉぉぉぉ!」
あ、美月がいるの忘れてた。
「素晴らしいですっ!」
美月が今にも鼻血を出しそうな勢いで言う。
「で、友里恵さんとあさひさんにとっていただきたいポーズがありまして・・・・」
「なに?」
なんか、嫌な予感がする。
「まず、あさひさんはそのまま椅子に腰かけてもらってですね・・・・・」
「OK」
わたしはさっきと同じように椅子に腰かける。木製のアンティーク調のものだ。
「で、友里恵さんはさっきみたいに、あさひさんの前に跪いてください」
「いいよ~」
やけに上機嫌でわたしの前に跪く友里恵。
「それで、あさひさんは右足を少し前に出してください!」
「こう?」
「バッチリです!」
美月が興奮気味に言う。
「で、友里恵さんは、あさひさんの右足のブーツをもって、つま先にキスするような感じで」
『え⁉』
思わず二人で声が飛び出た。
「お願いします~!」
美月が両手を合わせてわたしたちを拝む。
「フフッ」
友里恵がかすかに笑う。そして、言った。
「いいでしょう。今日のあさひはわたしの上官だから」
そして、友里恵はわたしの右の足をそっと手に取る。
「ちょっと友里恵、結構ノリノリじゃない?」
「こういう演技するのって、好きなんだよね」
わたしが驚いうて言うと、友里恵はいい笑顔でわたしを見て行った。
スッ
そのまま目を閉じた友里恵は、わたしのつま先に口を近づける。
「ちょっと友里恵。いったん落ち着いて。ほら、実際に口をつけるんじゃなくて、そうやってるように見えるだけとか・・・・ダメ?」
わたしが言うと、友里恵はちょっとわたしの顔を見た。
「あさひ」
「何?」
「あさひの焦ってる顔、すごい可愛い」
「~!」
わたしが声にならない声を発している間に、友里恵はそっとわたしのつま先に接吻する。
カシャカシャッ、カシャッ!
美月が連写するシャッター音が響いた。
「あぁ、素晴らしい、素晴らしいです!」
恍惚とした表情でわたしと友里恵を見る。
「ねえ美月・・・・・・」
わたしは椅子から立ち上がると、美月の肩に手を置いた。
「そういえば、わたしがコスプレ撮影会されてる理由聞いてなかった」
美月の肩を握る手に力を籠める。そして、出来る限り声を荒げないように言った。
「教えてもらいない?」
「わかった!わかったから!肩を掴むのやめて!」
美月がうなずくのを確認してわたしはその肩から手を離す。
「えーっと、あさひさん、説明してなかったっけ?」
「してない!」
いきなり学校で拉致されて、言われるまま車に乗って、着いたのがここだった。
「あ~・・・・。だったらごめん」
美月が気まずそうに言う。
「え~っとね、わたしが趣味で写真集を作って売ってるのって、あさひさん知ってましたっけ?」
「初耳」
美月の言葉に、わたしは首を横に振った。
「で、わたしが作ってる写真集、いわゆるコスプレの同人誌なんですけど、今回は軍装縛りで行こうかと思ってたんです」
「うん、そこは分かった。で、そこからなんでわたしを拉致して撮影するってことになるの?」
わたしが問うと、美月は友里恵に視線を向ける。
「実は、最初は友里恵さんに協力してもらう予定だったんですけど、友里恵さんが『だったら、あさひもミリタリー趣味あるから、協力してもらおう』って言いだしまして・・・・」
「友~里~恵~?」
振り向くと、友里恵はサッと目をそらした。
「だってあさひ、こういうの好きそうだったし、わたしもあさひと写真撮りたいって思ってたし・・・・」
「残念だな・・・・・・」
言い訳する友里恵に近づきその肩に手を置く。
「あらかじめ言ってくれれば、喜んで参加したのに」
「え?」
キョトンとする友里恵の右手を掴み、わたしの右手を友里恵の背中に回し、グイっとわたしの方に引き寄せた。
「わたしの家、色々こういうのに便利な小道具あるの。言ってくれれば持ってきたのにな~」
「ごめん、あらかじめ言わなかったのは謝るから、放して」
友里恵がわたしのことを見る。その顔を見たと同時に、わたしのなかで何かが弾けたような気がした。
「ヤダ」
わたしはそう言うと、左手も友里恵の背中に回した。
「わたしに言わないで拉致させた罰」
左手に力を籠め、友里恵と体を密着させた。
「~‼」
声にならない声を発する友里恵の耳元に口を寄せて、ささやく。
「次にやるときは、ちゃんと呼んでね」
「は、はい・・・・・・・」
顔を真っ赤にする友里恵から手を離すと、わたしは美月を見て、椅子に腰を下ろした。
「さて、撮影を再開しましょうか」
数時間後・・・・・
「ふぅ・・・・終わったぁ・・・・・」
友里恵が疲労困憊の顔で言う。
「でも、楽しかったでしょ?」
わたしは、冴子お姉ちゃんに持ってきてもらった装備品をいじりながら言った。
「あさひって、はっちゃけると怖いね・・・・・」
「そう?」
力なくいう友里恵の声に、わたしはルガーP08のトグルアクションを動かしながら答える。
「そうだよ!だって、美月が『もう必要分は撮り終わった』って言っても『まだまだいけるでしょ?』とかいって撮影続行させるし・・・・・」
「え?あれくらい普通に撮れるでしょ?」
わたしが言うと、友里恵は首を横に振った。
「目隠しして頭に拳銃突き付けるのは、普通じゃないと思う」
「あさひさん、すっかりドSの目してましたよ・・・・」
ひきつった笑みで言う美月。
「でも、よかったんじゃない?」
わたしは友里恵の後ろに立つと、ルガーをホルスターに納め、少し背伸びをして友里恵の耳元に口を近づけた。
「新しい扉、開けたでしょ?」
「ひゃぁっ!耳元でささやくのやめて!」
友里恵の肩がビクッと跳ねる。
「ふふっ。友里恵のその顔、可愛い」
わたしはそう言い、私服に着替えるために更衣室に向かった。
「目線こっちにお願いしま~す」
カメラのシャッター音と一か月ほど前に聞いた声。
「はい」
わたしは短く答えると、その声の主。南相馬高校写真部部長、浜野美月に視線を向けた。
「も~、あさひさん、表情硬いですよ。もっと笑って、ほんわかした感じに」
「そんなこと言ったって・・・・・・」
わたしは自分の着ている服を見る。
「いきなり呼び出されて『この服着て写真に写ってくれ』って、いきなり笑える方がおかしいよ」
そう。わたしが今着てるのは、草色の詰襟の軍服。旧大日本帝国陸軍の昭和五年制式の軍装一式だ。
「このスカート、ちょっと短くない?」
ご丁寧にも、足元は当時とは違って膝上五センチほどのスカートに変更され、靴はいつもの乗馬ブーツを履いている。
「大丈夫大丈夫。これくらい普通ですから」
美月がらんらんと目を光らせて言った。
「まあまあ、あさひ。たまにはこんなのもいいんじゃない?」
後ろから、誰かがわたしの肩に手を置く。
「ほら、力抜いて~」
そう言ってわたしの肩を揺さぶるのは・・・・・・
「友里恵⁉」
「ふっふ~ん」
後ろを見ると、わたしと同じ昭五式軍装を身にまとった友里恵がいた。
「なんでここにいるの⁉」
「あそこの写真部部長に呼ばれてね」
友里恵はわたしと同じ軍装だけど、足元は通常のズボンに乗馬ブーツ。襟にはわたしと同じ若草色の騎兵を示す襟章。黄色地に赤三本線、星一つの少佐の肩章をつけている。
「それより・・・・」
友里恵がニヤッと笑い、わたしの前に回った。
トン・・・・・
片膝をつき、わたしに向かって首を垂れる。
「今日はわたしに何なりとご命令ください。中佐殿」
「⁉」
何、友里恵。いったい何があったの?
「ふふっ」
友里恵は軽く笑うと、顔を上げてわたしを見る。
「あさひなら、自分の階級章―黄色地に赤線三本、星二つの―意味が分かるんじゃない?」
「・・・・!友里恵、まさか、わたしの趣味を・・・・?」
わたしが訊くと、友里恵は笑ってうなずく。
「だって、あさひの普段使ってるものって、よくよく見るとミリタリー趣味が見え隠れしてるよ」
「えっ⁉」
例えば~。と言いながら、友里恵はわたしのポケットからスマホを取り出す。
「あさひのこのスマホカバー、よく見ると『軍隊手帳』って書いてあるし、天照の鞍だって、軍用鞍をモデルにした感じだったし・・・・・。そうじゃないかなって思ってたんだ」
「降参ね。そんなとこまで見てたなんて」
わたしは両手を上げ、肩をすくめた。
「だったら、その階級もわかるよね?」
友里恵がスマホを返しながら言う。
「わかるよ。この階級章は中佐」
わたしが言うと、友里恵は笑いながら、再びわたしの前に跪いた。
「だから今日は、わたしはあなたの部下です」
そして、顔を上げる。
「あんなりと御命令ください」
その瞬間・・・・・
「おほぉぉぉぉぉ!」
あ、美月がいるの忘れてた。
「素晴らしいですっ!」
美月が今にも鼻血を出しそうな勢いで言う。
「で、友里恵さんとあさひさんにとっていただきたいポーズがありまして・・・・」
「なに?」
なんか、嫌な予感がする。
「まず、あさひさんはそのまま椅子に腰かけてもらってですね・・・・・」
「OK」
わたしはさっきと同じように椅子に腰かける。木製のアンティーク調のものだ。
「で、友里恵さんはさっきみたいに、あさひさんの前に跪いてください」
「いいよ~」
やけに上機嫌でわたしの前に跪く友里恵。
「それで、あさひさんは右足を少し前に出してください!」
「こう?」
「バッチリです!」
美月が興奮気味に言う。
「で、友里恵さんは、あさひさんの右足のブーツをもって、つま先にキスするような感じで」
『え⁉』
思わず二人で声が飛び出た。
「お願いします~!」
美月が両手を合わせてわたしたちを拝む。
「フフッ」
友里恵がかすかに笑う。そして、言った。
「いいでしょう。今日のあさひはわたしの上官だから」
そして、友里恵はわたしの右の足をそっと手に取る。
「ちょっと友里恵、結構ノリノリじゃない?」
「こういう演技するのって、好きなんだよね」
わたしが驚いうて言うと、友里恵はいい笑顔でわたしを見て行った。
スッ
そのまま目を閉じた友里恵は、わたしのつま先に口を近づける。
「ちょっと友里恵。いったん落ち着いて。ほら、実際に口をつけるんじゃなくて、そうやってるように見えるだけとか・・・・ダメ?」
わたしが言うと、友里恵はちょっとわたしの顔を見た。
「あさひ」
「何?」
「あさひの焦ってる顔、すごい可愛い」
「~!」
わたしが声にならない声を発している間に、友里恵はそっとわたしのつま先に接吻する。
カシャカシャッ、カシャッ!
美月が連写するシャッター音が響いた。
「あぁ、素晴らしい、素晴らしいです!」
恍惚とした表情でわたしと友里恵を見る。
「ねえ美月・・・・・・」
わたしは椅子から立ち上がると、美月の肩に手を置いた。
「そういえば、わたしがコスプレ撮影会されてる理由聞いてなかった」
美月の肩を握る手に力を籠める。そして、出来る限り声を荒げないように言った。
「教えてもらいない?」
「わかった!わかったから!肩を掴むのやめて!」
美月がうなずくのを確認してわたしはその肩から手を離す。
「えーっと、あさひさん、説明してなかったっけ?」
「してない!」
いきなり学校で拉致されて、言われるまま車に乗って、着いたのがここだった。
「あ~・・・・。だったらごめん」
美月が気まずそうに言う。
「え~っとね、わたしが趣味で写真集を作って売ってるのって、あさひさん知ってましたっけ?」
「初耳」
美月の言葉に、わたしは首を横に振った。
「で、わたしが作ってる写真集、いわゆるコスプレの同人誌なんですけど、今回は軍装縛りで行こうかと思ってたんです」
「うん、そこは分かった。で、そこからなんでわたしを拉致して撮影するってことになるの?」
わたしが問うと、美月は友里恵に視線を向ける。
「実は、最初は友里恵さんに協力してもらう予定だったんですけど、友里恵さんが『だったら、あさひもミリタリー趣味あるから、協力してもらおう』って言いだしまして・・・・」
「友~里~恵~?」
振り向くと、友里恵はサッと目をそらした。
「だってあさひ、こういうの好きそうだったし、わたしもあさひと写真撮りたいって思ってたし・・・・」
「残念だな・・・・・・」
言い訳する友里恵に近づきその肩に手を置く。
「あらかじめ言ってくれれば、喜んで参加したのに」
「え?」
キョトンとする友里恵の右手を掴み、わたしの右手を友里恵の背中に回し、グイっとわたしの方に引き寄せた。
「わたしの家、色々こういうのに便利な小道具あるの。言ってくれれば持ってきたのにな~」
「ごめん、あらかじめ言わなかったのは謝るから、放して」
友里恵がわたしのことを見る。その顔を見たと同時に、わたしのなかで何かが弾けたような気がした。
「ヤダ」
わたしはそう言うと、左手も友里恵の背中に回した。
「わたしに言わないで拉致させた罰」
左手に力を籠め、友里恵と体を密着させた。
「~‼」
声にならない声を発する友里恵の耳元に口を寄せて、ささやく。
「次にやるときは、ちゃんと呼んでね」
「は、はい・・・・・・・」
顔を真っ赤にする友里恵から手を離すと、わたしは美月を見て、椅子に腰を下ろした。
「さて、撮影を再開しましょうか」
数時間後・・・・・
「ふぅ・・・・終わったぁ・・・・・」
友里恵が疲労困憊の顔で言う。
「でも、楽しかったでしょ?」
わたしは、冴子お姉ちゃんに持ってきてもらった装備品をいじりながら言った。
「あさひって、はっちゃけると怖いね・・・・・」
「そう?」
力なくいう友里恵の声に、わたしはルガーP08のトグルアクションを動かしながら答える。
「そうだよ!だって、美月が『もう必要分は撮り終わった』って言っても『まだまだいけるでしょ?』とかいって撮影続行させるし・・・・・」
「え?あれくらい普通に撮れるでしょ?」
わたしが言うと、友里恵は首を横に振った。
「目隠しして頭に拳銃突き付けるのは、普通じゃないと思う」
「あさひさん、すっかりドSの目してましたよ・・・・」
ひきつった笑みで言う美月。
「でも、よかったんじゃない?」
わたしは友里恵の後ろに立つと、ルガーをホルスターに納め、少し背伸びをして友里恵の耳元に口を近づけた。
「新しい扉、開けたでしょ?」
「ひゃぁっ!耳元でささやくのやめて!」
友里恵の肩がビクッと跳ねる。
「ふふっ。友里恵のその顔、可愛い」
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