愛させてよΩ様

ななな

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1章

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寝そうになりつつ、午後の授業が終わって帰る時間になった。
皆んな、教科書などをしまい、帰る準備をしている。
「オリヴァー、今日はありがとうね」
「いえ、いつでも頼ってください。今日はお疲れのようですし、早くおやすみになってくださいね」
「うん、君みたいな素敵な人が隣の席で安心だよ。これからも仲良くしてくれると嬉しいな」
「身に余るお言葉です。...あの、でも...」
「...どうかしたの?」
なんだかすごく申し訳なさそうな顔をしている。
もしかして僕と仲良く出来ない理由でも...。
「私は婚約者のいないαですので...」
「婚約者のいないαだと何かあるの?」
「その...殿下がご心配するかと」
「それは大丈夫だよ。僕はまだ発情期来てないからフェロモンとか分からないからさ」
「...そういう話ではなく、...殿下は非常にリオン様を大切にしているので周りにαがいるのもよく思われないと思います」
「あ、あぁ。えっと、少し耳を貸してくれないかな?」
「はい」
オリヴァーくんって背が高いんだな...。
耳を貸す時に身体を傾けて貰わないといけないだなんて。
羨ましい限りだ。
「あのね、実は僕と殿下は運命じゃないんだ」
「!?それは、どういう...!」
驚きのあまり声が大きくなってる...。
他の貴族に聞かれたら大変だ。
「声!小さくして!」
「申し訳ございません!...でも、なぜそう
思うのですか」
運命を感じないということ、アル様が勘違いをしていることを小声で伝えた。
「...本当なのですか。それは」
「本当!あと、これは内緒にしてね」
「もちろんです。ですが、」
「オリヴァー、聞いたからには手伝ってよね。僕と殿下の運命の番探し!」
「えぇ...。随分無茶な...、いえ、お任せください。必ずあなたの運命を見つけてみせます。そのかわり...」
えっと、冗談だったんだけど...。
なんだろう...。
「そのかわり?」
「お側に置いて貰えませんか」
お側に...?
それって、それって...。
「僕とお友達になってくれるの!?」
「え?」
「お側にってことは、僕と友達になってくれるってことじゃないの!?」
「...お友達だなんて。いいのですか」
「いいに決まってる!」
友達が出来るなんて!
しかも優しいオリヴァーだし!
「...では、これからよろしくお願いします」
「うん!」
こんなに早く、オリヴァーと友達になれるだなんて!
お友達を作ろう計画はすごく上手く行ったな。
これからは殿下と僕の運命の番探し!
オリヴァーも手伝ってくれるみたいだし、きっと上手くいく。
今日は本当良く寝れそうだ!
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