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私には婚約者がいる。容姿端麗で成績優秀で将来有望だと言われる伯爵家の子息ソル・シャーロン様(20)だ。私はというと公爵家の娘、ヴィオラ・シャワーノ(19)。
私と婚約者との仲はすごくよかった。
でも今は、、
「ヴィオラ、今日も好きだ。」
はぁ、、またなの、、?
「そうですか。そんなことよりお仕事の方はどうなされたのですか?今日はお休みではないはずですが。」
「ヴィオラに会いたくて抜けてきた。」
(はぁ、、。何を考えてるのかしら。)
「今すぐ公務に戻ってください。」
「まだ会ったばかりだしもう少しだけ」
「いいから早く戻って。」
「....また来る。」
はぁ。
お仕事をサボるなんてありえないわ。まぁお仕事は完璧にこなす方だからあまり支障はないとは思うけれど、、。
(それに、、またあんなこと言って。)
何が好きよ。
私とソル様は幼なじみだった。幼い頃はよく一緒に遊んでいた。でもソル様が学園に入学してからは話すこと少なくなった。
そして、ある日私に婚約の話が持ち上がった。私はその時にはすでにソル様のことを好きだった。しかし爵位は釣り合うものの、その時のソル様のご実家は伯爵ではあったが、子爵に近い状態だった。それでも私はソル様のことをお慕いしていた。幼い頃にソル様も私のことを好きだと言ってくれたから、その時を思い出してしまい、諦めることができなかった。
そして両親にその話をすると何故かあっさり承諾してくれた。
私は幸せ者だと思った。貴族は政略結婚が当たり前で、愛のない結婚がほんとんだから。私は好き人結婚できる事がとても嬉しかった。
その後、久しぶりソル様とお話をした。そしてソル様もずっと前から私を好きだったと言ってくれた。
私たちは、それから婚約者として一緒に過ごした。その日々はとても楽しくて、ずっと続けばいいと思っていた。
でも、、私は見てしまった。
ソル様が美しい女性と口づけをしているところを。
私と婚約者との仲はすごくよかった。
でも今は、、
「ヴィオラ、今日も好きだ。」
はぁ、、またなの、、?
「そうですか。そんなことよりお仕事の方はどうなされたのですか?今日はお休みではないはずですが。」
「ヴィオラに会いたくて抜けてきた。」
(はぁ、、。何を考えてるのかしら。)
「今すぐ公務に戻ってください。」
「まだ会ったばかりだしもう少しだけ」
「いいから早く戻って。」
「....また来る。」
はぁ。
お仕事をサボるなんてありえないわ。まぁお仕事は完璧にこなす方だからあまり支障はないとは思うけれど、、。
(それに、、またあんなこと言って。)
何が好きよ。
私とソル様は幼なじみだった。幼い頃はよく一緒に遊んでいた。でもソル様が学園に入学してからは話すこと少なくなった。
そして、ある日私に婚約の話が持ち上がった。私はその時にはすでにソル様のことを好きだった。しかし爵位は釣り合うものの、その時のソル様のご実家は伯爵ではあったが、子爵に近い状態だった。それでも私はソル様のことをお慕いしていた。幼い頃にソル様も私のことを好きだと言ってくれたから、その時を思い出してしまい、諦めることができなかった。
そして両親にその話をすると何故かあっさり承諾してくれた。
私は幸せ者だと思った。貴族は政略結婚が当たり前で、愛のない結婚がほんとんだから。私は好き人結婚できる事がとても嬉しかった。
その後、久しぶりソル様とお話をした。そしてソル様もずっと前から私を好きだったと言ってくれた。
私たちは、それから婚約者として一緒に過ごした。その日々はとても楽しくて、ずっと続けばいいと思っていた。
でも、、私は見てしまった。
ソル様が美しい女性と口づけをしているところを。
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