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47犠牲
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急いでマスターに合流しなきゃ。あっ右から誰か来る。フェアリーズ戦闘隊形。出てきたのはリン姉。しかも薙刀を構え今にも斬りかかろうとしていた。
「リン姉脅かさないでよ」
「すまんな危うく切り捨てるとこじゃった」
「も~それより唇どうしたの」
「わらわも覚えておらん気付いたらこうなってたのじゃ」
「でもそれありかも」
無駄話をしているとテオ達に追いついた。しかし皆入口から入ろうとしない。中を覗き見るとマスターとクーちゃんが対峙していた。奥にはフードを被った男と軽装の戦士のような男がいた。
「テオ姉。どうしたの?どーなってるの?」
「フェルか。少々まずいね。洗脳されたクーニャのリミッターがないのか自分が傷つくのも厭わず攻撃してくるから手が出せない」
「それにしてもすごい格好じゃの~。それにしてもあやつは…」
「おや?懐かしい人に会いましたね。リンドウ様。青龍様のお屋敷以来ですかね」
「貴様ナギ丸じゃな?そうか貴様が手引きしたのじゃな。この怨み晴らしてくれる」
「お~怖い怖い。相手するのはいいですが貴女もいい商品になる。壊したくないんですがね~」
「きさま~!」
リンドウは薙刀を構え、ナギ丸目掛けて突進するがクーニャが間に入り行くてを阻む。
「クーニャどくのじゃ」
「いっても無理聞こえないよ。だって俺が操ってるから。貴女も商品価値が高い。直々に実力を確かめてあげるよ。貴女ぐらいの年増が好きな人も一部には居るからね」
「貴様~!許さん!」
ナギ丸はクーニャをどかしリンドウを直接相手した。片手剣で薙刀をあしらい、感情の起伏で大振りになる隙を付いて着物を切り裂いていった。その様子を見たテオは矢を取るがナギ丸がフードの男に合図してモンスターを呼び出させた。
「アークそいつらも商品になるから殺さないように足止めしてよ」
アークと呼ばれた男は頷き、キラーマウスで周りを囲み、「遊びもほどほどにしとけよ。また怒られるぞ。俺は先に行くからな」と言い残して消えた。
ナギ丸も「遊びって言われちゃった」とお茶目に言うが剣は殺気を伴って振りつずけた。
リンドウの着物ももはや原型を留めず、太腿が露わになる程切り裂かれ胸元もその双丘が覗くほど切り開かれた。
「着物にそれは似合わないな~まだ教育が必要そうだね。今日は時間ないから今度にしてあげる。クーニャその男倒したら戻っておいで。ついでにマウスに麻痺させられたのいたら連れておいでよ。それじゃあね」
ナギ丸も一瞬のうちに姿を消した。
「フェル!あたいが通路から来るのを防ぐあんたはリンドウ任せるよ」
「テオ姉任せて」
「あたち結界はるね。ここまでつれてくればネズミしゃん、はいれなくしゅるよ」
「では私もこの爪で狩りをさせてもらいましょう」
####
怒りに任せ扉を蹴破った。そこにいたのはフードを被った男と軽装の戦士のような男、そして獣素材のビキニのような水着みたいなのを着せられたクーニャがいた。
「おやおやここまで来るようなのが居るとはこの場所もおしまいですね。次の工場探さないといけないのは面倒ですね」
「クーニャを返してもらう」
「ほ~この子はクーニャと言うのですか?なかなかの上物ですよ。助けに来るぐらい大事なのに手を出さないなんて貴方もバカですね。おかげでこっちは大儲けですよ。ご覧のとうりの色気があって戦闘力もあるから護衛にもなる。しかもそれでいてさらに生娘なんですからこれはかなりの値がつきますよ」
「貴様~」
「せっかくですからクーニャの手で死んでいきなさい。私の手ほどきでどこまで強くなったか実力の差を見せつけられながら死ぬのはどんな顔を見せるのか楽しみですね」
そう言うと男は合図を送ってクーニャが攻撃を仕掛けてきた。手には両手剣として使うぐらいの大型の片手剣が握られている。一撃一撃がかなり重い。その一撃毎にクーニャの関節が悲鳴をあげている。このままではクーニャが壊れてしまう。それにこちらからも下手な手出しが出来ない。そんな状況に陥ってる中続々と到着する仲間たち。
呼ぶまで来るなとは言っておいたが、今となっては合流してくれたのはありがたい。
リンドウが到着してから状況が動いた。しかも悪い方向に。どうやらこの男はリンドウの仇のようだ。こいつは遊び半分でリンドウを嬲っている。綺麗な着物は今じゃボロ切れのようになり下手な娼婦より過激な格好になっている。
クーニャが間に居るので助けにも動けない。視界の端にテオが矢を取ったのが見えた。頼む見つからないでくれ。そんな祈りもむなしくさらにネズミの大群を呼ばれてしまった。しかし喜ぶべきことはフード男が去った。ある意味ネズミをなんとかすればいいだけになった。これはチャンスである。
戦士の方も一旦帰るようだ。これならリンドウを回収してもらえればなんとかなる。
さすがテオだな。後ろから状況をよく見れている。通路からの流入を防いでフェルがリンドウのところに向かった。しかも思わぬ実力者が結界を作って安全エリアを作った。それにルーシアさんの爪が煌めくたびにネズミが吹っ飛んでいる。あれなら任せて平気だな。
フェルもリンドウにたどり着いて、肩を貸しながら合流出来そうだ。さてそうなると俺は本格的にクーニャに挑まなければ。
古城の宝石女と同じなら捕食の瞬間に隙が生まれて外せたんだが…今は剣を振るってるからな。接近して抱きつき剥がさないといけないのは難易度高いな。ネズミがもう少し減れば少しゆとりが出てこっちの手伝いに来てくれそうだが、それまでクーニャが待ってくれないよな。
来た!クーニャが動いた。鋭い突きを身をひねり交わし無理やり払いに来たのはスコップでいなす。その隙に接近するもクーニャのスピードでまた間合いを取られる。
これは困った。クーニャのスピードが予想より早く捉えられない。なんとか食らった振りをしてカウンターで詰めるしかないか…黒龍のベストの耐久度を頼ろう。でも俺の装備外してくれてて助かったよな。あれあったら手も足も出なかっただろうな。
クーニャはシビレを切らし突進してきた。突きに来たのを半身でかわすが刃が服をかすめる程度ギリギリで躱し次第にベストが受ける数を増やしていった。チャンスと見たのかより鋭い突きを出してくるが鱗が弾いてくれた。再度クーニャは離れるがさっきより離れた。助走をつけて仕留めに来るようだ。これは俺にもチャンスだろう。躱して抱きつき、背中の魔石を掴むための。
クーニャと目が合う。お互い動き始める。クーニャは同じように突きできた。交わる瞬間に身を捻るがクーニャも逃げられないように刃先を下げた。「ブスッ」クーニャの持つ剣は俺の下腹部に消えていった。しかし俺は御構い無しにさらに一歩踏み込んだ。クーニャを抱きしめ背中に手をかける。しかしあの時の様には動かなかった。しっかり根を張った木の様に動かなかった。あの時は口づけして吸っていた。俺は魔石を右手で持ちつつ左手でクーニャのアゴを上げ唇を合わせた。
背中の魔石は喜んでいる様で俺からエネルギーを吸い始めた。その瞬間クーニャの身体から装置の脚が抜けた。
俺はそのまま魔石を握り潰しクーニャに覆いかぶさる様に倒れた。
背中に血染めの剣を生やしたまま
「リン姉脅かさないでよ」
「すまんな危うく切り捨てるとこじゃった」
「も~それより唇どうしたの」
「わらわも覚えておらん気付いたらこうなってたのじゃ」
「でもそれありかも」
無駄話をしているとテオ達に追いついた。しかし皆入口から入ろうとしない。中を覗き見るとマスターとクーちゃんが対峙していた。奥にはフードを被った男と軽装の戦士のような男がいた。
「テオ姉。どうしたの?どーなってるの?」
「フェルか。少々まずいね。洗脳されたクーニャのリミッターがないのか自分が傷つくのも厭わず攻撃してくるから手が出せない」
「それにしてもすごい格好じゃの~。それにしてもあやつは…」
「おや?懐かしい人に会いましたね。リンドウ様。青龍様のお屋敷以来ですかね」
「貴様ナギ丸じゃな?そうか貴様が手引きしたのじゃな。この怨み晴らしてくれる」
「お~怖い怖い。相手するのはいいですが貴女もいい商品になる。壊したくないんですがね~」
「きさま~!」
リンドウは薙刀を構え、ナギ丸目掛けて突進するがクーニャが間に入り行くてを阻む。
「クーニャどくのじゃ」
「いっても無理聞こえないよ。だって俺が操ってるから。貴女も商品価値が高い。直々に実力を確かめてあげるよ。貴女ぐらいの年増が好きな人も一部には居るからね」
「貴様~!許さん!」
ナギ丸はクーニャをどかしリンドウを直接相手した。片手剣で薙刀をあしらい、感情の起伏で大振りになる隙を付いて着物を切り裂いていった。その様子を見たテオは矢を取るがナギ丸がフードの男に合図してモンスターを呼び出させた。
「アークそいつらも商品になるから殺さないように足止めしてよ」
アークと呼ばれた男は頷き、キラーマウスで周りを囲み、「遊びもほどほどにしとけよ。また怒られるぞ。俺は先に行くからな」と言い残して消えた。
ナギ丸も「遊びって言われちゃった」とお茶目に言うが剣は殺気を伴って振りつずけた。
リンドウの着物ももはや原型を留めず、太腿が露わになる程切り裂かれ胸元もその双丘が覗くほど切り開かれた。
「着物にそれは似合わないな~まだ教育が必要そうだね。今日は時間ないから今度にしてあげる。クーニャその男倒したら戻っておいで。ついでにマウスに麻痺させられたのいたら連れておいでよ。それじゃあね」
ナギ丸も一瞬のうちに姿を消した。
「フェル!あたいが通路から来るのを防ぐあんたはリンドウ任せるよ」
「テオ姉任せて」
「あたち結界はるね。ここまでつれてくればネズミしゃん、はいれなくしゅるよ」
「では私もこの爪で狩りをさせてもらいましょう」
####
怒りに任せ扉を蹴破った。そこにいたのはフードを被った男と軽装の戦士のような男、そして獣素材のビキニのような水着みたいなのを着せられたクーニャがいた。
「おやおやここまで来るようなのが居るとはこの場所もおしまいですね。次の工場探さないといけないのは面倒ですね」
「クーニャを返してもらう」
「ほ~この子はクーニャと言うのですか?なかなかの上物ですよ。助けに来るぐらい大事なのに手を出さないなんて貴方もバカですね。おかげでこっちは大儲けですよ。ご覧のとうりの色気があって戦闘力もあるから護衛にもなる。しかもそれでいてさらに生娘なんですからこれはかなりの値がつきますよ」
「貴様~」
「せっかくですからクーニャの手で死んでいきなさい。私の手ほどきでどこまで強くなったか実力の差を見せつけられながら死ぬのはどんな顔を見せるのか楽しみですね」
そう言うと男は合図を送ってクーニャが攻撃を仕掛けてきた。手には両手剣として使うぐらいの大型の片手剣が握られている。一撃一撃がかなり重い。その一撃毎にクーニャの関節が悲鳴をあげている。このままではクーニャが壊れてしまう。それにこちらからも下手な手出しが出来ない。そんな状況に陥ってる中続々と到着する仲間たち。
呼ぶまで来るなとは言っておいたが、今となっては合流してくれたのはありがたい。
リンドウが到着してから状況が動いた。しかも悪い方向に。どうやらこの男はリンドウの仇のようだ。こいつは遊び半分でリンドウを嬲っている。綺麗な着物は今じゃボロ切れのようになり下手な娼婦より過激な格好になっている。
クーニャが間に居るので助けにも動けない。視界の端にテオが矢を取ったのが見えた。頼む見つからないでくれ。そんな祈りもむなしくさらにネズミの大群を呼ばれてしまった。しかし喜ぶべきことはフード男が去った。ある意味ネズミをなんとかすればいいだけになった。これはチャンスである。
戦士の方も一旦帰るようだ。これならリンドウを回収してもらえればなんとかなる。
さすがテオだな。後ろから状況をよく見れている。通路からの流入を防いでフェルがリンドウのところに向かった。しかも思わぬ実力者が結界を作って安全エリアを作った。それにルーシアさんの爪が煌めくたびにネズミが吹っ飛んでいる。あれなら任せて平気だな。
フェルもリンドウにたどり着いて、肩を貸しながら合流出来そうだ。さてそうなると俺は本格的にクーニャに挑まなければ。
古城の宝石女と同じなら捕食の瞬間に隙が生まれて外せたんだが…今は剣を振るってるからな。接近して抱きつき剥がさないといけないのは難易度高いな。ネズミがもう少し減れば少しゆとりが出てこっちの手伝いに来てくれそうだが、それまでクーニャが待ってくれないよな。
来た!クーニャが動いた。鋭い突きを身をひねり交わし無理やり払いに来たのはスコップでいなす。その隙に接近するもクーニャのスピードでまた間合いを取られる。
これは困った。クーニャのスピードが予想より早く捉えられない。なんとか食らった振りをしてカウンターで詰めるしかないか…黒龍のベストの耐久度を頼ろう。でも俺の装備外してくれてて助かったよな。あれあったら手も足も出なかっただろうな。
クーニャはシビレを切らし突進してきた。突きに来たのを半身でかわすが刃が服をかすめる程度ギリギリで躱し次第にベストが受ける数を増やしていった。チャンスと見たのかより鋭い突きを出してくるが鱗が弾いてくれた。再度クーニャは離れるがさっきより離れた。助走をつけて仕留めに来るようだ。これは俺にもチャンスだろう。躱して抱きつき、背中の魔石を掴むための。
クーニャと目が合う。お互い動き始める。クーニャは同じように突きできた。交わる瞬間に身を捻るがクーニャも逃げられないように刃先を下げた。「ブスッ」クーニャの持つ剣は俺の下腹部に消えていった。しかし俺は御構い無しにさらに一歩踏み込んだ。クーニャを抱きしめ背中に手をかける。しかしあの時の様には動かなかった。しっかり根を張った木の様に動かなかった。あの時は口づけして吸っていた。俺は魔石を右手で持ちつつ左手でクーニャのアゴを上げ唇を合わせた。
背中の魔石は喜んでいる様で俺からエネルギーを吸い始めた。その瞬間クーニャの身体から装置の脚が抜けた。
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