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59もはや兵器
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無理やり引き上げられ、なんとか壁の中に入れた。
アラクネの糸を切ってもらい立ち上がるがフェルは顔色が悪い。
このまま俺が運ぶとしよう。
やはり少々無茶すぎたようだ。
リンドウの回りには竜人族と思われる人達が集まっていた。
数にして20人ほどの年配の方々が…
これはもしや捨て石か?
しかしリンドウの姿を見てみんな笑顔だ。
やはり知名度は高いのだなリンドウは…
フェルもいるので場所を変えてもらえるように提案したら村長さんらしき人の家に案内してくれた。
フェルを休ませるついでにリンドウが紹介してくれた村長のキトラさんから情報をいただけた。
どうやら盗賊の中に洗脳をできるものがいて盗賊は乗っ取られているようだ。そしてあらゆる生物を支配下に置き始めた。
今そいつらは龍脈を崩壊させてこの国を混沌させることが目的のようで龍脈の守備に若いのはみんな持って行かれて、ここは壁があるからまだ防げているがもうじき食料が尽きるらしい。
そうしたら全員討ち死に覚悟で逃げようと計画していたそうだ。
そこに現れたのは俺たち。まして一人は結構有名人らしいリンドウとくれば助けが来たと思ったらしい。
俺達は顔を見合わせてしまった。
こりゃ参った。
安易に考えて中に入ったがそりゃそうだよね。
ここまで囲まれてれば脱出は出来ない。壁があるから持ちこたえてる。食料も後一週間程らしい。
どっちにしろ時間はなかったようである。しかも俺はこの人達を見捨てられない。
こうなったらやるしかないようだ。
出来たら爆裂玉で数を減らしたところを突撃して脱出を図りたいが囲んでるトカゲは万単位…
時間があればフェルに水蒸気爆発でふっ飛ばしてもらいたいが消耗が激しい。
こうなったら村中の使えそうな物を集めてもらって考える方が良いのかもしれない。
村長に村中の残っている物を集めてもらえるようにお願いした。食料、武器、その他アイテムまで。
出来たら地図みたいなのも欲しいとお願いした。
フェル以外はみんな運ぶのに協力をして村長の家には大量の物が溜まっていった。
簡単な武器防具で村人20人分は確保出来た。しかし体力的に軽量な物にしたので防具の能力はさほど高くない。武器も若い連中が良いのを持っていってるので標準的な物しかない。
アイテムが予想外な物が出てきてしまった。
その名も最高級火薬
これはもしかしたらすごく使えるかもしれない。しかも樽で出てきたよ。しかも3つも。
早速爆裂玉の火薬を変更して3つほど火薬量を変えて作ってみた。
1つは通常より少なく、1つは爆裂玉と同じ量、1つは倍の量
火薬の能力上がってるのに倍は無茶か?
まあいい
試せばいいことだ。
村長に龍脈の方向を聞きその方向で次の村の位置を確認して脱出方向を西の壁と決め、その壁の近くに拠点になりそうな建物があるようなのでそこに荷物を移してもらうことにした。
フェルもだいぶ復活して自分で移動してくれた。そのまま荷物を整理してもらって俺は実験に壁の上に立った。
まずは火薬量少から。導火線に火をつけ投げてみる。
ドゴーン
ほ~爆裂玉と同等くらいか…これなら小型化出来持ち運び量は増やせるな。
次は同じ量
バゴーン
やべ~すげ~威力…地面まで掘れてるしこりゃ凄いね。
投げる事を考えるとこれくらいまでなら巻き込まれずに済みそうだけど…脱出路ボコボコにしちゃった…こりゃ参ったね。
でもこの倍量どおしようか…
人が投げるには自爆に近いからな…どおせ捨てる村だけど…ん~ちょっと投石機作ってきちゃおうかな…家一軒潰せば材料は手に入りそうだし…やってみるか
村長に相談に行くとなぜかみんな手伝ってくれた。
さっきの玉を見てたらしい。
しかも倍量残してるのもばれてた。
村長達が投石機を作ってくれるらしい。
部品加工は俺がやって組み立てをしてくれるようだ。
その代わりに倍量のを作ってくれってさ。
こうなったらとことんやってやる。通常量と倍量いっぱい作ってやる。
作ってる間に脱出作の検討を始めてもらった。
おそらく通常量のをいっぱい使うことになるだろう。最低全員に2つは渡したい。
翌日
結局容器が無くなるまで作り続けてしまった…
ついでに20人分の武器のカスタマイズもしてしまったし荷物を運搬用にリュックも人数分作るなんて…やれば出来るものだ…
さて今日は朝一から実験である。
投石機に倍量乗せて飛ばしてみるのである。
いちよう10個程は容易してある。
昨日のうちにいろいろな物は容易が出来脱出作の検討だけになって、せっかくだから倍量の実験をしてからにしようとなった。
昨日の段階で通常量は爆裂玉改となったのだが倍量はまだ?でしか表示が出ないのである。
使えるのかどうか確認してから話をしようとなったのである。
まずは投石機に同じ重さの石を使って射程距離を測ることにした。
フルに使ってみるとどこに飛んだか見えない…
しょうがない次は半分まで…トカゲの1番奥に届いたっぽいな…次は4分の1…トカゲの中程…なるほど…思ったより飛ぶんだな。
廃材使って小型とはいえ使えそうだ。
爆裂玉改で地面まで削れるからあまり足場を悪くしたくない。でも正面は減らしたいな。
それなら角の方を狙ってみるか。
倍量をセットして導火線に着火。
半分の力で左45度の方向に発射。
ズガガガガーン
壁の上で見ていた俺は吹き飛ばされた。
再び壁に登りあたりを見回すと…
これはやりすぎだろう…
地面に空いた大きな穴。
10mクラスで地面に穴空いてるよ。
もう1つの倍量を手に取り名前をみると豪爆弾
こりゃ~投擲で使えるレベルを超えてしまった。
アラクネの糸を切ってもらい立ち上がるがフェルは顔色が悪い。
このまま俺が運ぶとしよう。
やはり少々無茶すぎたようだ。
リンドウの回りには竜人族と思われる人達が集まっていた。
数にして20人ほどの年配の方々が…
これはもしや捨て石か?
しかしリンドウの姿を見てみんな笑顔だ。
やはり知名度は高いのだなリンドウは…
フェルもいるので場所を変えてもらえるように提案したら村長さんらしき人の家に案内してくれた。
フェルを休ませるついでにリンドウが紹介してくれた村長のキトラさんから情報をいただけた。
どうやら盗賊の中に洗脳をできるものがいて盗賊は乗っ取られているようだ。そしてあらゆる生物を支配下に置き始めた。
今そいつらは龍脈を崩壊させてこの国を混沌させることが目的のようで龍脈の守備に若いのはみんな持って行かれて、ここは壁があるからまだ防げているがもうじき食料が尽きるらしい。
そうしたら全員討ち死に覚悟で逃げようと計画していたそうだ。
そこに現れたのは俺たち。まして一人は結構有名人らしいリンドウとくれば助けが来たと思ったらしい。
俺達は顔を見合わせてしまった。
こりゃ参った。
安易に考えて中に入ったがそりゃそうだよね。
ここまで囲まれてれば脱出は出来ない。壁があるから持ちこたえてる。食料も後一週間程らしい。
どっちにしろ時間はなかったようである。しかも俺はこの人達を見捨てられない。
こうなったらやるしかないようだ。
出来たら爆裂玉で数を減らしたところを突撃して脱出を図りたいが囲んでるトカゲは万単位…
時間があればフェルに水蒸気爆発でふっ飛ばしてもらいたいが消耗が激しい。
こうなったら村中の使えそうな物を集めてもらって考える方が良いのかもしれない。
村長に村中の残っている物を集めてもらえるようにお願いした。食料、武器、その他アイテムまで。
出来たら地図みたいなのも欲しいとお願いした。
フェル以外はみんな運ぶのに協力をして村長の家には大量の物が溜まっていった。
簡単な武器防具で村人20人分は確保出来た。しかし体力的に軽量な物にしたので防具の能力はさほど高くない。武器も若い連中が良いのを持っていってるので標準的な物しかない。
アイテムが予想外な物が出てきてしまった。
その名も最高級火薬
これはもしかしたらすごく使えるかもしれない。しかも樽で出てきたよ。しかも3つも。
早速爆裂玉の火薬を変更して3つほど火薬量を変えて作ってみた。
1つは通常より少なく、1つは爆裂玉と同じ量、1つは倍の量
火薬の能力上がってるのに倍は無茶か?
まあいい
試せばいいことだ。
村長に龍脈の方向を聞きその方向で次の村の位置を確認して脱出方向を西の壁と決め、その壁の近くに拠点になりそうな建物があるようなのでそこに荷物を移してもらうことにした。
フェルもだいぶ復活して自分で移動してくれた。そのまま荷物を整理してもらって俺は実験に壁の上に立った。
まずは火薬量少から。導火線に火をつけ投げてみる。
ドゴーン
ほ~爆裂玉と同等くらいか…これなら小型化出来持ち運び量は増やせるな。
次は同じ量
バゴーン
やべ~すげ~威力…地面まで掘れてるしこりゃ凄いね。
投げる事を考えるとこれくらいまでなら巻き込まれずに済みそうだけど…脱出路ボコボコにしちゃった…こりゃ参ったね。
でもこの倍量どおしようか…
人が投げるには自爆に近いからな…どおせ捨てる村だけど…ん~ちょっと投石機作ってきちゃおうかな…家一軒潰せば材料は手に入りそうだし…やってみるか
村長に相談に行くとなぜかみんな手伝ってくれた。
さっきの玉を見てたらしい。
しかも倍量残してるのもばれてた。
村長達が投石機を作ってくれるらしい。
部品加工は俺がやって組み立てをしてくれるようだ。
その代わりに倍量のを作ってくれってさ。
こうなったらとことんやってやる。通常量と倍量いっぱい作ってやる。
作ってる間に脱出作の検討を始めてもらった。
おそらく通常量のをいっぱい使うことになるだろう。最低全員に2つは渡したい。
翌日
結局容器が無くなるまで作り続けてしまった…
ついでに20人分の武器のカスタマイズもしてしまったし荷物を運搬用にリュックも人数分作るなんて…やれば出来るものだ…
さて今日は朝一から実験である。
投石機に倍量乗せて飛ばしてみるのである。
いちよう10個程は容易してある。
昨日のうちにいろいろな物は容易が出来脱出作の検討だけになって、せっかくだから倍量の実験をしてからにしようとなった。
昨日の段階で通常量は爆裂玉改となったのだが倍量はまだ?でしか表示が出ないのである。
使えるのかどうか確認してから話をしようとなったのである。
まずは投石機に同じ重さの石を使って射程距離を測ることにした。
フルに使ってみるとどこに飛んだか見えない…
しょうがない次は半分まで…トカゲの1番奥に届いたっぽいな…次は4分の1…トカゲの中程…なるほど…思ったより飛ぶんだな。
廃材使って小型とはいえ使えそうだ。
爆裂玉改で地面まで削れるからあまり足場を悪くしたくない。でも正面は減らしたいな。
それなら角の方を狙ってみるか。
倍量をセットして導火線に着火。
半分の力で左45度の方向に発射。
ズガガガガーン
壁の上で見ていた俺は吹き飛ばされた。
再び壁に登りあたりを見回すと…
これはやりすぎだろう…
地面に空いた大きな穴。
10mクラスで地面に穴空いてるよ。
もう1つの倍量を手に取り名前をみると豪爆弾
こりゃ~投擲で使えるレベルを超えてしまった。
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