11 / 60
第二章:侮辱と決別
第11話 運命の謁見の間
しおりを挟む
私たちが身を投じた地下水道は、まさにこの世の地獄だった。鼻を突く悪臭、足元を流れる汚水、そしてどこからともなく聞こえる不気味な物音。太陽の光が一切届かない、完全な闇の世界だ。
「ヴィクトリア様、ご無理なさらないでください」
忠実な家臣が松明の灯りで私の足元を照らしてくれる。戦闘服に着替えていたとはいえ、ドレスで着飾っていた令嬢の身にはあまりに過酷な環境だった。泥にまみれ髪は汚れ、自分でもひどい有様だと思う。
(……けれど、不思議ね)
心はあの華やかな王宮にいた時よりも、ずっと自由で晴れやかだった。偽りの仮面を被り、心にもないお世辞を言う必要はもうない。ここにあるのは剥き出しの現実と、生き残るための闘争心だけ。それは私が戦場で慣れ親しんだ感覚に、とても近かった。
「皆、もう少しの辛抱よ。この水路を抜ければ王都の外に出られるわ」
私は仲間たちを鼓舞し、先頭に立って暗闇を進んだ。どれほどの時間が経っただろうか。不意に湿った空気の中に、新鮮な夜風が混じっていることに気づいた。
「……出口よ!」
壁の隙間から微かに星の光が漏れている。私たちは最後の力を振り絞り、その光を目指した。
苔むした鉄格子を数人がかりでこじ開け、外へと這い出る。ひんやりとした森の空気が汚れた肺を満たしていく。ああ、生きている。その実感が全身を駆け巡った。
私たちは王都の北側に広がる『嘆きの森』と呼ばれる広大な森林地帯に脱出したのだ。
「やりましたな、ヴィクトリァ様!」 「これで故郷へ帰れる!」
仲間たちが安堵の表情で顔を見合わせる。しかし私が軍略家として叩き込まれた勘が、警鐘を鳴らしていた。
(……静かすぎる)
獣の鳴き声一つ聞こえない。まるで森全体が息を潜めているかのようだ。これは異常な事態だった。
「待って、皆!何かおかしいわ!」
私が叫んだ、その瞬間だった。
ヒュッ!
鋭い風切り音と共に一本の矢が私の頬を掠め、背後の木に突き刺さった。あと数センチずれていれば私の頭を貫いていただろう。
「……っ!?」
次の瞬間、森の暗闇の至る所から松明の火が、悪魔の目のように次々と灯された。カシャリ、カシャリと無数の甲冑が擦れる音。気づいた時には、私たちは完全に包囲されていた。
「くそっ、待ち伏せか!」 「いつの間に……!?」
家臣たちが慌てて剣を抜き、私の周りを固める。敵の数は目算で百を超える。対する私たちはわずか十数名。絶体絶命の状況だった。
松明の光の中から、一人の男がゆっくりと姿を現した。その顔には見覚えがあった。リヒター宰相に忠誠を誓う子飼いの騎士団長、ルドルフだ。
「これはこれは、ヴィクトリア嬢。……いや、今は『反逆者』と呼ばせていただくべきかな?」
ルドルフは粘つくような笑みを浮かべ、馬上から私たちを見下ろしている。その目は獲物をいたぶる蛇のように、冷酷で残忍な光を宿していた。
「みすぼらしいお姿ですな、『戦場の銀薔薇』も泥にまみれてはただの汚れた花。宰相閣下は全てお見通しでしたよ。貴女がこの抜け道を使うことも、ね」
(……やられた)
リヒター宰相は、私が王都から脱出することすらも計画の内に含んでいたのだ。彼は私をこの森に誘い込み、反逆者として確実に抹殺するつもりだったのだ。
この森こそが、私にとっての『運命の謁見の間』。王宮の玉座の間よりもずっと残酷で、真実が剥き出しになる場所。ここで私の運命が裁かれるというのか。
「さあ、大人しく武器を捨てて投降しろ。さすればローゼンベルク家の名誉に免じて、苦しまずに殺してやろう」
ルドルフが勝ち誇ったように言い放つ。仲間たちの顔に絶望の色が浮かんだ。
しかし、私は――笑っていた。
「……ふふっ」
「何がおかしい?」
怪訝な顔をするルドルフに、私は毅然として言い返した。
「あなたこそ宰相の犬として、哀れな方ですわね、ルドルフ卿」
「な、何だと……!?」
「あなたはこの私を、ただか弱いだけの令嬢だと思い完全に侮っている。……その油断こそが、あなたの敗因よ」
私はゆっくりと銀薔薇の剣を抜き放った。その切っ先をルドルフにまっすぐに向ける。
「確かに数ではあなたが圧倒的に有利。正面からぶつかれば、私たちに勝ち目はないでしょう」
私は包囲網をゆっくりと見渡す。敵兵たちは松明の光を頼りに円陣を組んでいる。そのせいで彼らの目は、外の暗闇に慣れていないはずだ。
「――けれどここは森の中。地の利は、必ずしもあなたたちにあるとは限らないわ」
私は仲間たちにだけ聞こえる声で、短く指示を出す。
「皆、散開して!森の闇に紛れなさい!合図があるまで決して動かないで!」
仲間たちは一瞬の戸惑いの後、私の意図を理解し一斉に四方へと散った。あっという間にその場には私一人が取り残される。
「逃げる気か!卑怯者め!」
ルドルフが罵るが、私は動じない。
「いいえ。これは逃走ではなく、『狩り』の始まりよ」
私はわざとルドルフを挑発するように、優雅に微笑んでみせた。そして彼らが反応するよりも早く、身を翻して森の闇の中へと飛び込んだ。
これから始まるのはただの戦闘ではない。『戦場の銀薔薇』の真骨頂であるゲリラ戦。この嘆きの森を、彼らの墓場に変えてみせる。
絶望的な状況の中、私の心は不思議と燃え上がっていた。本当の戦いが、今、始まるのだ。
「ヴィクトリア様、ご無理なさらないでください」
忠実な家臣が松明の灯りで私の足元を照らしてくれる。戦闘服に着替えていたとはいえ、ドレスで着飾っていた令嬢の身にはあまりに過酷な環境だった。泥にまみれ髪は汚れ、自分でもひどい有様だと思う。
(……けれど、不思議ね)
心はあの華やかな王宮にいた時よりも、ずっと自由で晴れやかだった。偽りの仮面を被り、心にもないお世辞を言う必要はもうない。ここにあるのは剥き出しの現実と、生き残るための闘争心だけ。それは私が戦場で慣れ親しんだ感覚に、とても近かった。
「皆、もう少しの辛抱よ。この水路を抜ければ王都の外に出られるわ」
私は仲間たちを鼓舞し、先頭に立って暗闇を進んだ。どれほどの時間が経っただろうか。不意に湿った空気の中に、新鮮な夜風が混じっていることに気づいた。
「……出口よ!」
壁の隙間から微かに星の光が漏れている。私たちは最後の力を振り絞り、その光を目指した。
苔むした鉄格子を数人がかりでこじ開け、外へと這い出る。ひんやりとした森の空気が汚れた肺を満たしていく。ああ、生きている。その実感が全身を駆け巡った。
私たちは王都の北側に広がる『嘆きの森』と呼ばれる広大な森林地帯に脱出したのだ。
「やりましたな、ヴィクトリァ様!」 「これで故郷へ帰れる!」
仲間たちが安堵の表情で顔を見合わせる。しかし私が軍略家として叩き込まれた勘が、警鐘を鳴らしていた。
(……静かすぎる)
獣の鳴き声一つ聞こえない。まるで森全体が息を潜めているかのようだ。これは異常な事態だった。
「待って、皆!何かおかしいわ!」
私が叫んだ、その瞬間だった。
ヒュッ!
鋭い風切り音と共に一本の矢が私の頬を掠め、背後の木に突き刺さった。あと数センチずれていれば私の頭を貫いていただろう。
「……っ!?」
次の瞬間、森の暗闇の至る所から松明の火が、悪魔の目のように次々と灯された。カシャリ、カシャリと無数の甲冑が擦れる音。気づいた時には、私たちは完全に包囲されていた。
「くそっ、待ち伏せか!」 「いつの間に……!?」
家臣たちが慌てて剣を抜き、私の周りを固める。敵の数は目算で百を超える。対する私たちはわずか十数名。絶体絶命の状況だった。
松明の光の中から、一人の男がゆっくりと姿を現した。その顔には見覚えがあった。リヒター宰相に忠誠を誓う子飼いの騎士団長、ルドルフだ。
「これはこれは、ヴィクトリア嬢。……いや、今は『反逆者』と呼ばせていただくべきかな?」
ルドルフは粘つくような笑みを浮かべ、馬上から私たちを見下ろしている。その目は獲物をいたぶる蛇のように、冷酷で残忍な光を宿していた。
「みすぼらしいお姿ですな、『戦場の銀薔薇』も泥にまみれてはただの汚れた花。宰相閣下は全てお見通しでしたよ。貴女がこの抜け道を使うことも、ね」
(……やられた)
リヒター宰相は、私が王都から脱出することすらも計画の内に含んでいたのだ。彼は私をこの森に誘い込み、反逆者として確実に抹殺するつもりだったのだ。
この森こそが、私にとっての『運命の謁見の間』。王宮の玉座の間よりもずっと残酷で、真実が剥き出しになる場所。ここで私の運命が裁かれるというのか。
「さあ、大人しく武器を捨てて投降しろ。さすればローゼンベルク家の名誉に免じて、苦しまずに殺してやろう」
ルドルフが勝ち誇ったように言い放つ。仲間たちの顔に絶望の色が浮かんだ。
しかし、私は――笑っていた。
「……ふふっ」
「何がおかしい?」
怪訝な顔をするルドルフに、私は毅然として言い返した。
「あなたこそ宰相の犬として、哀れな方ですわね、ルドルフ卿」
「な、何だと……!?」
「あなたはこの私を、ただか弱いだけの令嬢だと思い完全に侮っている。……その油断こそが、あなたの敗因よ」
私はゆっくりと銀薔薇の剣を抜き放った。その切っ先をルドルフにまっすぐに向ける。
「確かに数ではあなたが圧倒的に有利。正面からぶつかれば、私たちに勝ち目はないでしょう」
私は包囲網をゆっくりと見渡す。敵兵たちは松明の光を頼りに円陣を組んでいる。そのせいで彼らの目は、外の暗闇に慣れていないはずだ。
「――けれどここは森の中。地の利は、必ずしもあなたたちにあるとは限らないわ」
私は仲間たちにだけ聞こえる声で、短く指示を出す。
「皆、散開して!森の闇に紛れなさい!合図があるまで決して動かないで!」
仲間たちは一瞬の戸惑いの後、私の意図を理解し一斉に四方へと散った。あっという間にその場には私一人が取り残される。
「逃げる気か!卑怯者め!」
ルドルフが罵るが、私は動じない。
「いいえ。これは逃走ではなく、『狩り』の始まりよ」
私はわざとルドルフを挑発するように、優雅に微笑んでみせた。そして彼らが反応するよりも早く、身を翻して森の闇の中へと飛び込んだ。
これから始まるのはただの戦闘ではない。『戦場の銀薔薇』の真骨頂であるゲリラ戦。この嘆きの森を、彼らの墓場に変えてみせる。
絶望的な状況の中、私の心は不思議と燃え上がっていた。本当の戦いが、今、始まるのだ。
58
あなたにおすすめの小説
『婚約破棄ありがとうございます。自由を求めて隣国へ行ったら、有能すぎて溺愛されました』
鷹 綾
恋愛
内容紹介
王太子に「可愛げがない」という理不尽な理由で婚約破棄された公爵令嬢エヴァントラ。
涙を流して見せた彼女だったが──
内心では「これで自由よ!」と小さくガッツポーズ。
実は王国の政務の大半を支えていたのは彼女だった。
エヴァントラが去った途端、王宮は大混乱に陥り、元婚約者とその恋人は国中から総スカンに。
そんな彼女を拾ったのは、隣国の宰相補佐アイオン。
彼はエヴァントラの安全と立場を守るため、
**「恋愛感情を持たない白い結婚」**を提案する。
「干渉しない? 恋愛不要? 最高ですわ」
利害一致の契約婚が始まった……はずが、
有能すぎるエヴァントラは隣国で一気に評価され、
気づけば彼女を庇い、支え、惹かれていく男がひとり。
――白い結婚、どこへ?
「君が笑ってくれるなら、それでいい」
不器用な宰相補佐の溺愛が、静かに始まっていた。
一方、王国では元婚約者が転落し、真実が暴かれていく――。
婚約破棄ざまぁから始まる、
天才令嬢の自由と恋と大逆転のラブストーリー!
---
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さくら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
【完結】「お前に聖女の資格はない!」→じゃあ隣国で王妃になりますね
ぽんぽこ@3/28新作発売!!
恋愛
【全7話完結保証!】
聖王国の誇り高き聖女リリエルは、突如として婚約者であるルヴェール王国のルシアン王子から「偽聖女」の烙印を押され追放されてしまう。傷つきながらも母国へ帰ろうとするが、運命のいたずらで隣国エストレア新王国の策士と名高いエリオット王子と出会う。
「僕が君を守る代わりに、その力で僕を助けてほしい」
甘く微笑む彼に導かれ、戸惑いながらも新しい人生を歩み始めたリリエル。けれど、彼女を追い詰めた隣国の陰謀が再び迫り――!?
追放された聖女と策略家の王子が織りなす、甘く切ない逆転ロマンス・ファンタジー。
家族から虐げられた令嬢は冷血伯爵に嫁がされる〜売り飛ばされた先で温かい家庭を築きます〜
香木陽灯
恋愛
「ナタリア! 廊下にホコリがたまっているわ! きちんと掃除なさい」
「お姉様、お茶が冷めてしまったわ。淹れなおして。早くね」
グラミリアン伯爵家では長女のナタリアが使用人のように働かされていた。
彼女はある日、冷血伯爵に嫁ぐように言われる。
「あなたが伯爵家に嫁げば、我が家の利益になるの。あなたは知らないだろうけれど、伯爵に娘を差し出した家には、国王から褒美が出るともっぱらの噂なのよ」
売られるように嫁がされたナタリアだったが、冷血伯爵は噂とは違い優しい人だった。
「僕が世間でなんと呼ばれているか知っているだろう? 僕と結婚することで、君も色々言われるかもしれない。……申し訳ない」
自分に自信がないナタリアと優しい冷血伯爵は、少しずつ距離が近づいていく。
※ゆるめの設定
※他サイトにも掲載中
婚約破棄を兄上に報告申し上げます~ここまでお怒りになった兄を見たのは初めてでした~
ルイス
恋愛
カスタム王国の伯爵令嬢ことアリシアは、慕っていた侯爵令息のランドールに婚約破棄を言い渡された
「理由はどういったことなのでしょうか?」
「なに、他に好きな女性ができただけだ。お前は少し固過ぎたようだ、私の隣にはふさわしくない」
悲しみに暮れたアリシアは、兄に婚約が破棄されたことを告げる
それを聞いたアリシアの腹違いの兄であり、現国王の息子トランス王子殿下は怒りを露わにした。
腹違いお兄様の復讐……アリシアはそこにイケない感情が芽生えつつあったのだ。
地味で器量の悪い公爵令嬢は政略結婚を拒んでいたのだが
克全
恋愛
「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」に同時投稿しています。
心優しいエヴァンズ公爵家の長女アマーリエは自ら王太子との婚約を辞退した。幼馴染でもある王太子の「ブスの癖に図々しく何時までも婚約者の座にいるんじゃない、絶世の美女である妹に婚約者の座を譲れ」という雄弁な視線に耐えられなかったのだ。それにアマーリエにも自覚があった。自分が社交界で悪口陰口を言われるほどブスであることを。だから王太子との婚約を辞退してからは、壁の花に徹していた。エヴァンズ公爵家てもつながりが欲しい貴族家からの政略結婚の申し込みも断り続けていた。このまま静かに領地に籠って暮らしていこうと思っていた。それなのに、常勝無敗、騎士の中の騎士と称えられる王弟で大将軍でもあるアラステアから結婚を申し込まれたのだ。
私をいじめていた女と一緒に異世界召喚されたけど、無能扱いされた私は実は“本物の聖女”でした。
さくら
恋愛
私――ミリアは、クラスで地味で取り柄もない“都合のいい子”だった。
そんな私が、いじめの張本人だった美少女・沙羅と一緒に異世界へ召喚された。
王城で“聖女”として迎えられたのは彼女だけ。
私は「魔力が測定不能の無能」と言われ、冷たく追い出された。
――でも、それは間違いだった。
辺境の村で出会った青年リオネルに助けられ、私は初めて自分の力を信じようと決意する。
やがて傷ついた人々を癒やすうちに、私の“無”と呼ばれた力が、誰にも真似できない“神の光”だと判明して――。
王都での再召喚、偽りの聖女との再会、かつての嘲笑が驚嘆に変わる瞬間。
無能と呼ばれた少女が、“本物の聖女”として世界を救う――優しさと再生のざまぁストーリー。
裏切りから始まる癒しの恋。
厳しくも温かい騎士リオネルとの出会いが、ミリアの運命を優しく変えていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる