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6話 人脈チート その2
しおりを挟むさてさて……その日は、私の人脈チートがフル回転した日となってしまった。玄関先で話していたことにより、私を元気づけに来てくれていた貴族の人々に、私とローグ王子殿下の関係性を誤解されることになったから。
とりあえず、話しを聞いてしまった人々は屋敷内の応接室に詰め込んでおいた。そこには使用人たちも含まれ、なぜか、マールヴォロ伯爵も入っている。まあ、マールヴォロ伯爵も話を聞いていなかったし、丁度良かったのかもしれない。
「ははは、随分と強引な詰め込みだったな!」
応接室の入り口でローグ王子殿下は楽しそうに笑っていた。別に力づくで連れ込んだわけではないので念の為。主にローグ王子殿下の命令で応接室に連れて行かれたわけで。私はお願いしただけ。みんな、普通に従ってくれたのが嬉しかったけど、一時はどうなることかと思った。
「そうは言われましても……あのまま混乱が続けば、すぐに貴族街に噂が広まってしまいますし……」
「噂とは言っても、私がイリーナに告白をしたことは事実だ。それを隠す必要は特にないと思うが……」
「あ、それは確かに……」
ローグ王子殿下は特に焦っている様子が見受けられない。と、いうことは王家にこのことが知られても問題ないことを意味していた。まあ、庶民派とか人脈チートとか色々言われているけれど、私も伯爵令嬢だしね。貴族の中では比較的、身分は高い方だと思う。
「しかし、王子殿下とイリーナ嬢との結婚か……面白いことになりそうですな!」
「いやいや、まったくです! 国民のことを考えた、新たな国王夫妻の誕生というところでしょうか!」
応接室からは既に、私とローグ王子殿下が婚約しているかのような会話が聞こえて来ている。後から、ちゃんと説明しなきゃいけなさそうね……はあ。
「本当に楽しそうだ……ここまで、楽しそうな貴族連中は初めて見るかもしれないな」
「あはは、それは誉め言葉……と、受け取っても?」
「もちろんさ。国民のことを税の搾取の為の道具としか見ない貴族など不要だからな。君の人脈チートに入っている者達は、皆、清らかな心を持っているんだろう」
私の人脈の中に居る人達も、全てが素直で優しい人ばかりではない。必要に応じて民を利用し、富を得ている貴族だって存在している。でも、それも長い目で見れば民の為にはなっている……ローグ王子殿下はそんな部分も含めて、「清らかな心」と言っているのかもしれない。
「彼らへの口止めは私からしておきます、ローグ王子殿下……本日はお越しくださいまして、本当にありがとうございました」
「構わないさ、気にしないでくれ。私の愛する人が泣いていたんだ、放っておけるわけがないだろう?」
「はい……」
泣いていたかな……? まあ、そこは突っ込まないでおく。とっても悲しいことが起きたけど、それを覆すほどに嬉しいことが起きた……私はそのことを胸に秘めながら、誠心誠意、ローグ王子殿下の告白に答えないといけない。
ローグ王子殿下が私を好きになった理由はなんだろう? とか、疑問はあるけれど、そういう点はまた今度、訪ねればいいわね。
さて、忙しい1日はこうして終わりを告げて行ったのだけど……私と婚約破棄をしたマグナ王子殿下の再会は、思いの外早く訪れることになった。
婚約破棄を知った父さまと母様が、彼の元へと乗り込んだからだ。
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続きが気になります(*´꒳`*)
更新楽しみにしています!
ありがとうございます!
ありがとうございます
第一王子に婚約者いないのは不自然ですかね
参考になります
お読みいただき感謝いたします
確かに普通はないと思います
この話は、伯爵令嬢の主人公の庶民的な態度と人脈チートがウリにはなってますので
玄関先で主人公を見た瞬間にその話になってしまったということですね
その辺りは庶民的な性格が色濃く出ています
普通は応接室とかに招いて話をすると思いますが、先走っているのが普通の貴族関係とは違うところになります