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11話 それから
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サトルと一緒に大所帯でユリアンの屋敷に行った事件から1週間が経過した。
私とサトルは一般のレストランで食事をしていた。
「ユリアンとの婚約破棄が決まって、慰謝料も入って来るようで安心したよ」
「そうね、ありがとう。サトルのおかげだわ」
サトルに相談しなければ、私は身勝手な婚約破棄をされただけで謝罪などは一切なかっただろうし。そう考えるとサトルに相談して本当に良かったと思えて来る。
「貴方がいなかったら、私、なにもできなかった」
「いや、俺は自分ができることをしただけさ。こんな能力は本来使うものじゃないし」
「そうかもしれないけれど、サトルだったら、間違った使い方をしないでしょう?」
「どうかな……まあ、間違えないように頑張るさ」
「うん」
相手を操ることが出来る能力なんて便利過ぎるけれど、今回の事件のようなことがないと、サトルは使わないだろう。そこに彼への信頼があった。私はやはりサトルのことが好きみたいね。
「サトル……例の能力は私の心を操ったりはできないの?」
「できるけどなんで?」
「いえ、サトルのことを一番好きに改造してほしいなって思えてさ」
「な、何をいって……」
「あ、もう操られてしまったわ」
私は戸惑うサトルの唇にキスをした。操られてたんだから仕方ないわよね!
おしまい
私とサトルは一般のレストランで食事をしていた。
「ユリアンとの婚約破棄が決まって、慰謝料も入って来るようで安心したよ」
「そうね、ありがとう。サトルのおかげだわ」
サトルに相談しなければ、私は身勝手な婚約破棄をされただけで謝罪などは一切なかっただろうし。そう考えるとサトルに相談して本当に良かったと思えて来る。
「貴方がいなかったら、私、なにもできなかった」
「いや、俺は自分ができることをしただけさ。こんな能力は本来使うものじゃないし」
「そうかもしれないけれど、サトルだったら、間違った使い方をしないでしょう?」
「どうかな……まあ、間違えないように頑張るさ」
「うん」
相手を操ることが出来る能力なんて便利過ぎるけれど、今回の事件のようなことがないと、サトルは使わないだろう。そこに彼への信頼があった。私はやはりサトルのことが好きみたいね。
「サトル……例の能力は私の心を操ったりはできないの?」
「できるけどなんで?」
「いえ、サトルのことを一番好きに改造してほしいなって思えてさ」
「な、何をいって……」
「あ、もう操られてしまったわ」
私は戸惑うサトルの唇にキスをした。操られてたんだから仕方ないわよね!
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操る能力って強すぎましたかね
ご指摘ありがとうございます!
なるほど……そういうことでしたか