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第三章 エクトス学園
2話・初学園、初授業
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「おぉぉお~い、俺達を置いて先に行くなよ~エレア~~!」
俺はひとり先に駆けて行く、エレアを呼び止める。
「はは…エレアは朝から元気だなぁ♪そんじゃ、俺達も行くとしようか!
……あ、そうだ!そういえばまだキミに俺の紹介がまだだったよね?」
フローラにまだ名前を名乗っていなかった事に気付いた俺は、
「えっと、俺の名前はザック。君付けは要らないから気軽にザックって
呼んでくれよ!」
自分の名前をフローラに名乗った後、握手を求める様に右手をスッと
前に差し出す。
「ザックだね。うん、分かった♪これからはそうさせてもらうよ!私の
名前は...さっきエレアが紹介してくれたからもう知っているかもだけど、
改めて一度名乗っておくね。私の名前はフローラよ。私の事も気軽に
呼び捨て呼んでも良いからねぇ~♪」
フローラも自分の自己紹介をした後、ザックから差し出された右手に
握手をギュッと交わす。
それを見ていたエレアが、
「おぉぉ~~い、そこで二人して何をジィィ~ッと見つめ合っているのかなぁ?」
いかにも怪しいぞお二人さんという目をして、こっちをジロッと睨んでくる。
「ハッ!?もも、もしかしてお二人さん!ひと目見た瞬間、お互いにひと目惚れを
しちゃったとかっ!?」
「―――なっ!?」
「―――ひゃ!?」
エレアの突拍子もない発言に俺はビックリし、
「ちち、ちょっと、エレアさん!?な、何を突然、そ、そんなマト外れな事を
言っちゃいますのかねぇ~~っ!?」
あたふたと動揺をしながらエレアの場所にスタタと駆けて行くと、エレアの
発言に抗議する。
そして、
「そ、それに俺はともかく、フローラが俺にひと目惚れだなんて言ったら、
気を悪くしちゃうだろうがっ!」
エレアの今の発言に対し、困惑した顔で軽く注意をする。
「ったく…ゴメンね、フローラ。エレアの発言は気にしないで良いからねっ!」
「たはは。わたしもゴメンなさいねぇフローラ。二人で楽しく談笑していたから、
ついつい揶揄いたくなってさぁ~♪」
ザックがフローラに申し訳ないと頭を何度か下げ、エレアもニャハハとニガ笑いを
しながら、悪かったと頭を小さくペコリと下げる。
そんな中、
「まぁ別に私は気を悪くしてはいないんだけどね......」
フローラが二人には聞こえないくらいのか細い声でボソッとそう呟き、軽く頬を
染めると、少しずれた眼鏡をクイッと上にあげ、二人の下にトタトタと歩いて
合流する。
そして俺達は、エクトス学園への通学路を和気藹々と歩いて行く。
―――それからしばらく通学路を歩くこと、数十分後。
エクトス学園に無事登校した俺とエレアは、靴箱の前でフローラと
一旦別れ、職員室へと向かうと、各々のクラスを担当する教師を探す。
因みに俺はエレアとは別のクラスだった。
残念。
教師に挨拶を終えた俺は、自分のクラスまで案内をされると、クラスメイトの
みんなに自己紹介をする。
クラスメイトに自己紹介を終え、授業を受けること、数時間。
午前の授業があれよあれよといわんばかりに過ぎ去って逝った。
キ~ン、コ~ン、カ~ン、コ~ン。
「お、ベルが鳴ったな。では......以上で、4時間目の授業はここまでです!」
4時間目の授業を担当した教師がそう言うと、持っていた教科書をパタンと
閉じ、教室から出て行った。
「ふう...やっと、午前の授業が終わった......」
午前が終わり、エクトス学園の授業を初めて受けるというプレッシャーから、
やっと解放された俺は、机にバタンとその身を倒す。
そして緊張でガッチガチだった、心と身体を解(ほぐ)していると、
「やあ、転校生くん!お疲れのようだね♪」
爽やか口調で誰かが俺の背中をトントンと叩いてくるので、俺は誰だと伏せて
いた身体を起き上がらせ、その声のする方に顔を向けると、そこにはいかにも
陽キャラだという男が立っていた。
俺はひとり先に駆けて行く、エレアを呼び止める。
「はは…エレアは朝から元気だなぁ♪そんじゃ、俺達も行くとしようか!
……あ、そうだ!そういえばまだキミに俺の紹介がまだだったよね?」
フローラにまだ名前を名乗っていなかった事に気付いた俺は、
「えっと、俺の名前はザック。君付けは要らないから気軽にザックって
呼んでくれよ!」
自分の名前をフローラに名乗った後、握手を求める様に右手をスッと
前に差し出す。
「ザックだね。うん、分かった♪これからはそうさせてもらうよ!私の
名前は...さっきエレアが紹介してくれたからもう知っているかもだけど、
改めて一度名乗っておくね。私の名前はフローラよ。私の事も気軽に
呼び捨て呼んでも良いからねぇ~♪」
フローラも自分の自己紹介をした後、ザックから差し出された右手に
握手をギュッと交わす。
それを見ていたエレアが、
「おぉぉ~~い、そこで二人して何をジィィ~ッと見つめ合っているのかなぁ?」
いかにも怪しいぞお二人さんという目をして、こっちをジロッと睨んでくる。
「ハッ!?もも、もしかしてお二人さん!ひと目見た瞬間、お互いにひと目惚れを
しちゃったとかっ!?」
「―――なっ!?」
「―――ひゃ!?」
エレアの突拍子もない発言に俺はビックリし、
「ちち、ちょっと、エレアさん!?な、何を突然、そ、そんなマト外れな事を
言っちゃいますのかねぇ~~っ!?」
あたふたと動揺をしながらエレアの場所にスタタと駆けて行くと、エレアの
発言に抗議する。
そして、
「そ、それに俺はともかく、フローラが俺にひと目惚れだなんて言ったら、
気を悪くしちゃうだろうがっ!」
エレアの今の発言に対し、困惑した顔で軽く注意をする。
「ったく…ゴメンね、フローラ。エレアの発言は気にしないで良いからねっ!」
「たはは。わたしもゴメンなさいねぇフローラ。二人で楽しく談笑していたから、
ついつい揶揄いたくなってさぁ~♪」
ザックがフローラに申し訳ないと頭を何度か下げ、エレアもニャハハとニガ笑いを
しながら、悪かったと頭を小さくペコリと下げる。
そんな中、
「まぁ別に私は気を悪くしてはいないんだけどね......」
フローラが二人には聞こえないくらいのか細い声でボソッとそう呟き、軽く頬を
染めると、少しずれた眼鏡をクイッと上にあげ、二人の下にトタトタと歩いて
合流する。
そして俺達は、エクトス学園への通学路を和気藹々と歩いて行く。
―――それからしばらく通学路を歩くこと、数十分後。
エクトス学園に無事登校した俺とエレアは、靴箱の前でフローラと
一旦別れ、職員室へと向かうと、各々のクラスを担当する教師を探す。
因みに俺はエレアとは別のクラスだった。
残念。
教師に挨拶を終えた俺は、自分のクラスまで案内をされると、クラスメイトの
みんなに自己紹介をする。
クラスメイトに自己紹介を終え、授業を受けること、数時間。
午前の授業があれよあれよといわんばかりに過ぎ去って逝った。
キ~ン、コ~ン、カ~ン、コ~ン。
「お、ベルが鳴ったな。では......以上で、4時間目の授業はここまでです!」
4時間目の授業を担当した教師がそう言うと、持っていた教科書をパタンと
閉じ、教室から出て行った。
「ふう...やっと、午前の授業が終わった......」
午前が終わり、エクトス学園の授業を初めて受けるというプレッシャーから、
やっと解放された俺は、机にバタンとその身を倒す。
そして緊張でガッチガチだった、心と身体を解(ほぐ)していると、
「やあ、転校生くん!お疲れのようだね♪」
爽やか口調で誰かが俺の背中をトントンと叩いてくるので、俺は誰だと伏せて
いた身体を起き上がらせ、その声のする方に顔を向けると、そこにはいかにも
陽キャラだという男が立っていた。
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