幼馴染達にフラれた俺は、それに耐えられず他の学園へと転校する

あおアンドあお

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第五章 エレアと先輩達

5話・もしやキミもザックが好きなのか?

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「ふう~。いいですかルル先輩!それにスズ先輩も!あなた達は
エクトス学園で超エリートって立場なんですよ。そんなエリート様の
お二人が俺みたいな平均の男子生徒とイチャイチャしていれば、
そりゃ~誰でもビックリしますってっ!」

まぁ、スズ先輩達から告白を受けていたのは周知の事実だったろうけどさ、

でもまさか、ここまでこの二人からイチャイチャをされているとは
露にも思っていなかっただろうし。

特にフローラから聞いた二人の性格ではさ。

だから俺だってそっち側にだったら、多分エレアとおんなじ態度を
とって、ビックリしていただろうしなぁ。

「とにかく、エレアを回復させたいので、お二人とも取り敢えず
俺から離れて下さい」

俺はそう言うと、スズ先輩とルル先輩を引き剥がして距離を取る。

「く、致し方ない。ザックの言うようにあのエレアとかいう女子生徒を
このまま放置しておくわけにもいかんしな……」

「むむむ!折角ザックと学園までイチャイチャしながら、登校したかった
のにぃぃ~なのっ!」

ザックの言葉を聞き入れ、スズとルルが渋々だが、ザックの腕を放して
離れていく。

「お~~い、エレア~~。いい加減こっちに戻ってこ~いや~~い!
ホ~レ、ホ~~レッ!」

俺は未だに呆然としているエレアの肩をガッと掴むと、前に後ろにと、
身体を揺さぶって正気に戻す。


―――数分後。


「ふう、危ない危ない!まだ二日目だっていうのに、危うく休まなきゃ
いけなくなる所だったわっ!」

何とか正気に戻ったエレアが、固まった身体を解すように柔軟体操を
しながら、ザックへ愚痴をこぼしていく。

「たはは。ホントすまなかったな、エレア」

「別に謝らなくていいわ、ただムカついただけだしねぇ♪」

「ちょっ!エレアさん!?」

その目、マジで怖いんですけど!?

その言葉と全く噛み合っていないんですけど!?

ニコニコした表情なのに、その瞳からは物凄い威圧感を感じた俺は、
目を丸くして恐れ戦いてしまい、思わず後退りしてしまう。

「え、えっと…エレアさん?な、何でまたそんなにプンプンと怒って
いらっしゃるんでしょうか?も、もしよろしければ教えてもらっても
いいでしょうか......?」

俺はエレアが怒っている理由を、おそるおそる聞いて見る。

「ふ~ん、分かんないんだぁ~?う~ん、そうだなぁ~~。じゃあ
ザック。今からわたしが言う事を脳内で変換してみなさいな!」

「脳内で?う、うん、分かった......!」

「コホン!ではまず、今のあなたの状態をロードとやらに変換する。
変換した?」

「あ、ああ……」

「じゃあ次に、そこの先輩二人をあなたの幼馴染達に変換する。出来た?」

「先輩達をサキナ達に……よし変換したぞ!」

「よろしい。では最後に、それを見たわたしをザック、つまりあなたに
変換します。どう、ザック?ちゃんと上手く変換ができ―――――あら?」

エレアが最後まで言葉を言い切る前に、ザックは白目を剥いて地面に
バタンと静かに倒れ、そして気絶する。


――数分後。


「ふう、死ぬかと思った……」

「どう?わたしがあんなになってしまった理由と気持ちが、理解
できたかしら?」

ジト目の表情で俺を責めるエレアに対し、

「は、はい!心の底から分かりました!マジで、もうホントに
すいませんでしたぁぁああっ!」

俺は心からの反省を見せると、心からの謝罪を口にし、そして頭を
水平にビシッと下げる。

「ふむ。反省したのなら、次からは気を付けた行動をし―――」

「なぁ、そこの女子後輩。名前はエレア……だったか?少しばかり気に
なった事があるので、それをキミに聞いても良いかな?」

「え!?わ、わたしに聞きたい事ですか?」

突如スズ先輩に声を掛けられ、エレアがハテナ顔になる。

「うむ。先程「わたしがあんなになってしまった理由と気持ちが、
理解できたかしら?」とか言っていたが、それってとどのつまり、
キミもザックの事が好きって事なのかな?」

「ぶぅぅぅううぅぅぅ―――――――っ!?!?」

スズが神妙な面持ちにて、エレアの恋心を問うた瞬間、エレアは喫驚した
表情で思いっきり吹き出してしまう。

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