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閑話 幼馴染の後悔
2話・幼馴染達への手紙
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―――駄目。
―――駄目だよ、ザック。
―――そんな勝手、許さないんだから。
だってあんたは、いつまでも側に......一緒にいてくれる幼馴染で...
わ、私を支えてくれる存在で...
そ、それなのに...それなのに......
―――駄目だよ!
―――駄目だよ!
―――駄目だよ!
絶対に駄目なんだからあぁぁぁぁああっ!!
ザックは私の隣に......そばにいるべきなんだっ!
いつもいつもいなきゃいけないんだよっ!
決していなくなっちゃいけないんだよっ!
あんたは私の相談や、悩みを聞かなきゃ、私に安心をくれなきゃ
いけないんだぞ!
それなのに...それなのに......なん...で...だよ......
うぐぅぅ!?
い、痛いっ!?
胸が、く、苦しいっ!?
な、なんなのよ、これ!?
私の胸が激しく締め付けられていくようなこの感覚はっ!?
い、息が...息が出来ないくらいに呼吸が乱れていく!?
ああ、ああぁぁ....い、意識が......
私の意識がドンドン散漫となって、考える事を拒否してくる......!?
荒波の様に次々と押寄せては打ち付けてくる、この言葉では言い表せない
重圧感の正体...不安感と絶望感にサキナの心と頭が苛まれていき、
真っ白だった私の思考が絶望の真っ黒へと変わっていく。
そんな失意と悄魂に陥っている最中、
「......あ!サ、サキナ!......あなたもここにいたんだね?」
「......っ!?こ、この声は?」
背後から私を呼ぶ声でハッと我に返った私は、その声の聞こえてきた
方向へ身体を向ける。
すると、そこには血相を変えて、息をぜぇーぜぇーと乱している
幼馴染のニーナが立っていた。
「もしかして、あんたもザックを迎えに来たの?」
「......迎えにというか、この手紙の真相を確かめに来たんだ......」
「て、手紙?」
「......うん、そう。サキナのポストにも入っていたんでしょう?
ザックの手紙がさ?」
「ザ、ザックの手紙!?」
ニーナから手紙の事を聞いた私は、自分のポストの中を確かめるべく、
覚束無い足取りで急ぎ慌てて自分の家に走って行く。
「あ、あった!」
家に到着するや否や、ポストの中を覗き込むと、そこにはニーナの言う
ように手紙が入っており、私はその手紙を掴んで手に取った。
そして震える手で手紙の封を開け、中身を取り出すと、私はそこに何が
書かれているのか、それを確認していく。
――――――――――
拝啓サキナ。
本当は直接会って別れの挨拶をするべきなんだろうけど、キミの顔を
見るとここを立つ決意が揺らぎそうなので、手紙でさよならの挨拶を
する事を勘弁してくれ。
俺がここを立つ理由は、昔から通いたかったエクスト学園、そこに
転校すると決めたからだ。
俺はエクスト学園を卒業した後は、そのまま王都で冒険者になろうと思う。
なので、もうそっちには帰らないつもりでいる。
拙い説明で済まないが、まぁ大体そんな感じだ。
それじゃ、そんな訳で元気でなサキナ。
彼氏さんとは上手くいくことを、心から願っておくよ。
さようなら、サキナ。
敬具
――――――――――
「やっぱり...やっぱりなんだ。やっぱり...ユキコさんが述べたように...
ザックは...ここにはもう帰っては......来ない......んだ....!?」
ザックの手紙を読み終えた瞬間、先程感じていた胸の痛みや心の苦しさ
なんかとは全く比べ物にもならない、不安感と絶望感によって心が支配されて
しまうと、身体中がブルブルと震え出し、手に持っていたザックの手紙を
その震えからツルッと滑り落して、地面にポトリと落下させる。
そして私は目の焦点が合わないボーッとした表情で、その場にて茫然自失と
なり、ただ静かに佇んでしまう。
―――駄目だよ、ザック。
―――そんな勝手、許さないんだから。
だってあんたは、いつまでも側に......一緒にいてくれる幼馴染で...
わ、私を支えてくれる存在で...
そ、それなのに...それなのに......
―――駄目だよ!
―――駄目だよ!
―――駄目だよ!
絶対に駄目なんだからあぁぁぁぁああっ!!
ザックは私の隣に......そばにいるべきなんだっ!
いつもいつもいなきゃいけないんだよっ!
決していなくなっちゃいけないんだよっ!
あんたは私の相談や、悩みを聞かなきゃ、私に安心をくれなきゃ
いけないんだぞ!
それなのに...それなのに......なん...で...だよ......
うぐぅぅ!?
い、痛いっ!?
胸が、く、苦しいっ!?
な、なんなのよ、これ!?
私の胸が激しく締め付けられていくようなこの感覚はっ!?
い、息が...息が出来ないくらいに呼吸が乱れていく!?
ああ、ああぁぁ....い、意識が......
私の意識がドンドン散漫となって、考える事を拒否してくる......!?
荒波の様に次々と押寄せては打ち付けてくる、この言葉では言い表せない
重圧感の正体...不安感と絶望感にサキナの心と頭が苛まれていき、
真っ白だった私の思考が絶望の真っ黒へと変わっていく。
そんな失意と悄魂に陥っている最中、
「......あ!サ、サキナ!......あなたもここにいたんだね?」
「......っ!?こ、この声は?」
背後から私を呼ぶ声でハッと我に返った私は、その声の聞こえてきた
方向へ身体を向ける。
すると、そこには血相を変えて、息をぜぇーぜぇーと乱している
幼馴染のニーナが立っていた。
「もしかして、あんたもザックを迎えに来たの?」
「......迎えにというか、この手紙の真相を確かめに来たんだ......」
「て、手紙?」
「......うん、そう。サキナのポストにも入っていたんでしょう?
ザックの手紙がさ?」
「ザ、ザックの手紙!?」
ニーナから手紙の事を聞いた私は、自分のポストの中を確かめるべく、
覚束無い足取りで急ぎ慌てて自分の家に走って行く。
「あ、あった!」
家に到着するや否や、ポストの中を覗き込むと、そこにはニーナの言う
ように手紙が入っており、私はその手紙を掴んで手に取った。
そして震える手で手紙の封を開け、中身を取り出すと、私はそこに何が
書かれているのか、それを確認していく。
――――――――――
拝啓サキナ。
本当は直接会って別れの挨拶をするべきなんだろうけど、キミの顔を
見るとここを立つ決意が揺らぎそうなので、手紙でさよならの挨拶を
する事を勘弁してくれ。
俺がここを立つ理由は、昔から通いたかったエクスト学園、そこに
転校すると決めたからだ。
俺はエクスト学園を卒業した後は、そのまま王都で冒険者になろうと思う。
なので、もうそっちには帰らないつもりでいる。
拙い説明で済まないが、まぁ大体そんな感じだ。
それじゃ、そんな訳で元気でなサキナ。
彼氏さんとは上手くいくことを、心から願っておくよ。
さようなら、サキナ。
敬具
――――――――――
「やっぱり...やっぱりなんだ。やっぱり...ユキコさんが述べたように...
ザックは...ここにはもう帰っては......来ない......んだ....!?」
ザックの手紙を読み終えた瞬間、先程感じていた胸の痛みや心の苦しさ
なんかとは全く比べ物にもならない、不安感と絶望感によって心が支配されて
しまうと、身体中がブルブルと震え出し、手に持っていたザックの手紙を
その震えからツルッと滑り落して、地面にポトリと落下させる。
そして私は目の焦点が合わないボーッとした表情で、その場にて茫然自失と
なり、ただ静かに佇んでしまう。
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