幼馴染達にフラれた俺は、それに耐えられず他の学園へと転校する

あおアンドあお

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閑話 三人の先輩達

8話・ミカリに交渉してくる後輩くん

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―――ダンジョン探索テストの日。


「え~コホン。え~今からキミ達にはあそこで待機している先輩達と
パーティを組んでもらい、そしてダンジョンの中に潜ってもらいます!」

ダンジョン探索テストの説明を、テストを担当する教師達が各々していく。

「ダンジョン探索テストで組めるパーティ数は、最大四人だから注意して
おくんだぞ!後、これは前にも伝えたと思うが、一年生同士でパーティを
組んでは駄目だからな!」

「次に、あそこで待機している先輩達は―――」





「―――では以上を持ちまして、探索テストのルール説明を大方終わります。
もしまだ何か聞いたい事やご質問がありましたら、私達の所に遠慮なく
聞きに来て下さいね!」

「それでは早速あなた達の組みたいと思う先輩達と交渉をしに向かいなさい。
交渉次第で断られる事もありますけど、それもまたテストの一環ですので、
上手く交渉してパーティに入ってもらいなさい。ではみなさん、頑張って
下さいねっ!」


「「「「「は、はいっ!」」」」」


説明を終えた教師達が奥に下がると、集まった一年生達が、離れた場所で
待機している先輩わたし達の下に駆け足で移動していく。

「早速みんな、我先にと交渉をしていますね......」

よく見ると、一年生男子は女子の先輩を、一年生女子は男子の先輩と交渉を
してるみたいですね。

――まあ、それは仕方ありませんか。

異性に良い所を見せつけたいお年頃ですもんねぇ♪

「それにしても、わたしの所には誰も来る気配がありませんね?」

やはり、わたしが地味だからでしようか?

......な~んてねぇ♪

実は開始の合図と同時に、認識阻害魔法を発動させたんです。

去年、これ系の魔法を使用している先輩がいまして、しかもその先輩、
何のペナルティも受けてはいなかった。

つまりは、これらの魔法は使って良いのでしょうと判断したわたしは、
躊躇なく使用する事にしました!

ペナルティを食らったら食らったで、サポートをしなくて済むかも
しれない可能性を視野に入れた行動でもある。

正直サポートをするくらいなら、ペナルティを食らった方がなんぼか
マシだしね。

どうせ、そこまで重いペナルティじゃないだろうし。

「うふふ♪それにしても、誰も彼もわたしの阻害魔法に気付く一年生は
いないようですねぇ♪」

わたしはサポートなんて絶対にやりたくなったので、認識阻害魔法を最大に
上げて一年生の交渉を避けて続けていた。

さて...このまま時を過ごし、サポート交渉のタイムオーバーまでゆっくりと
待ちますか♪

わたしは身体をほぐすべく、両腕をグッと大きく上に突き出し、背伸びを
していたそんな時、

ミカリの下に誰かが勢い良くやって来て、直ぐ様に頭をバッと下へ下げると、

「どうか俺のパーティに入って下さい、ミカリ先輩!お願いしやあぁぁすっ!」

そう言い放ったと同時に右手を前にバッと突き出してきて、わたしにパーティ
メンバーへの参加を嘆願してくる。

「え?わ、わたし!わたしをパーティに......ですか?」

「はい!そうです!それで返答はどっちでしょうか、ミカリ先輩?」

うわ、面倒くさいです。

この後輩くんがここに来たの、やはりアンネさんの助言でしょうかね?

「......入る入らないの前に聞いても良いかな?何でわたしの名前をキミは
知っているの?」

わたしはそう言うと、交渉にきた後輩くんと一緒にいるアンネさんの方を
チラッと見る。

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