79 / 121
79 アイーシャは決めた
「アレは確かウィルフレッド様とエミリア様が婚約して1年とちょっとしか経っていなかった頃のことだったと思います。ウィルフレッド様に幼い頃から恋慕を抱いていた公爵令嬢が、ウィルフレッド様と結婚するためにウィルフレッド様に襲い掛かろうとしたのです」
「え!?」
アイーシャはびっくりして目を見開いた。父親は母親一択でずっと溺愛していた。異常なまでにべったりで、アイーシャの結婚希望が大きくなりすぎるくらいにはそれはそれは独占欲がすごかったのだ。
「そして、それにお怒りになったエミリア様はウィルフレッド様と1ヶ月余り口を聞かず、ウィルフレッド様を襲おうとしたご令嬢を断罪なさいました。国同士で認められた婚約をダメにしようとしたこともあり、彼女とその家族は国外追放、ディアン王国とフェアリーン王国の出入りが禁止されました。まぁ断罪はその前に行われ、ご令嬢の立場はなきに等しくなるまでエミリア様に完膚なきまでにコテンパンにされてしまったのですけれどね」
おーっほっほ!!と高笑いしたベラに目を見開いたアイーシャは、その後じいっと考え込んだ。
(わたしも思いっきりやっていいのかしら?優しい優しい慈悲深いお母さまのお顔に泥を塗ってしまわない?)
アイーシャはプランを変更するかどうか考えに考え込んんだ。そして、
「エミリア様同様、逆鱗に触れたらどうなるか、お見せして差し上げたらどうですか?」
というベラの言葉に、アイーシャは覚悟を決めた。
「えぇ、そうね。プランを変更するわ」
アイーシャは怖いくらいに整った顔に、満面の笑みを浮かべた。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
「え!?」
アイーシャはびっくりして目を見開いた。父親は母親一択でずっと溺愛していた。異常なまでにべったりで、アイーシャの結婚希望が大きくなりすぎるくらいにはそれはそれは独占欲がすごかったのだ。
「そして、それにお怒りになったエミリア様はウィルフレッド様と1ヶ月余り口を聞かず、ウィルフレッド様を襲おうとしたご令嬢を断罪なさいました。国同士で認められた婚約をダメにしようとしたこともあり、彼女とその家族は国外追放、ディアン王国とフェアリーン王国の出入りが禁止されました。まぁ断罪はその前に行われ、ご令嬢の立場はなきに等しくなるまでエミリア様に完膚なきまでにコテンパンにされてしまったのですけれどね」
おーっほっほ!!と高笑いしたベラに目を見開いたアイーシャは、その後じいっと考え込んだ。
(わたしも思いっきりやっていいのかしら?優しい優しい慈悲深いお母さまのお顔に泥を塗ってしまわない?)
アイーシャはプランを変更するかどうか考えに考え込んんだ。そして、
「エミリア様同様、逆鱗に触れたらどうなるか、お見せして差し上げたらどうですか?」
というベラの言葉に、アイーシャは覚悟を決めた。
「えぇ、そうね。プランを変更するわ」
アイーシャは怖いくらいに整った顔に、満面の笑みを浮かべた。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
あなたにおすすめの小説
破棄されたのは、婚約だけではありませんでした
しばゎんゎん
ファンタジー
「私、ヴァルディア伯爵家次男、レオン・ヴァルディアはエリシアとの婚約を破棄する」
それは、一方的な婚約破棄だった。
公衆の面前で告げられた言葉と、エリシアに向けられる嘲笑。
だがエリシア・ラングレイは、それを静かに受け入れる。
断罪される側として…。
なぜなら、彼女は知っていたからだ。
この栄華を、誰が支え、誰が築き上げてきたのかを。
愚かな選択は、やがて当然の帰結をもたらす。
時が来たとき、真に断罪される者が明確に示される。
残酷な結果。
支えを外し、高みを目指した結果、真っ逆さまに転落する男、レオン。
利用価値がなくなった男〘レオン〙を容赦なく切り捨てる女、アルシェ侯爵家令嬢のミレイユ。
そう、真の勝者は彼らではない…
真の勝者はすべてを見通し、手中に収めたエリシアだった。
これは、静かにすべてを制する才女と、
自ら破滅を選んだ愚かな者たちの物語。
※毎日2話ずつ公開予定です(午前/午後 各1話を順次予約投稿予定)。
※16話で完結しました
傍若無人な姉の代わりに働かされていた妹、辺境領地に左遷されたと思ったら待っていたのは王子様でした!? ~無自覚天才錬金術師の辺境街づくり~
日之影ソラ
恋愛
【新作連載スタート!!】
https://ncode.syosetu.com/n1741iq/
https://www.alphapolis.co.jp/novel/516811515/430858199
【小説家になろうで先行公開中】
https://ncode.syosetu.com/n0091ip/
働かずパーティーに参加したり、男と遊んでばかりいる姉の代わりに宮廷で錬金術師として働き続けていた妹のルミナ。両親も、姉も、婚約者すら頼れない。一人で孤独に耐えながら、日夜働いていた彼女に対して、婚約者から突然の婚約破棄と、辺境への転属を告げられる。
地位も婚約者も失ってさぞ悲しむと期待した彼らが見たのは、あっさりと受け入れて荷造りを始めるルミナの姿で……?
「地味で無能」と捨てられた令嬢は、冷酷な【年上イケオジ公爵】に嫁ぎました〜今更私の価値に気づいた元王太子が後悔で顔面蒼白になっても今更遅い
腐ったバナナ
恋愛
伯爵令嬢クラウディアは、婚約者のアルバート王太子と妹リリアンに「地味で無能」と断罪され、公衆の面前で婚約破棄される。
お飾りの厄介払いとして押し付けられた嫁ぎ先は、「氷壁公爵」と恐れられる年上の冷酷な辺境伯アレクシス・グレイヴナー公爵だった。
当初は冷徹だった公爵は、クラウディアの才能と、過去の傷を癒やす温もりに触れ、その愛を「二度と失わない」と固く誓う。
彼の愛は、包容力と同時に、狂気的な独占欲を伴った「大人の愛」へと昇華していく。
『婚約破棄してくださって、心から感謝いたしますわ 〜殿下は生理的に無理でしたので、第二王子殿下と幸せになります〜
富士山麓
恋愛
公爵令嬢ナタリア・アイゼンシュタインは、卒業夜会の場で王太子から婚約破棄を言い渡される。
隣に立っていたのは、“真実の愛”だと庇われる男爵令嬢。
大勢の貴族たちが固唾を呑んで見守る中、ナタリアは泣き崩れるどころか、にこやかにこう言い放った。
「婚約破棄してくださって、心から感謝いたしますわ」
実はナタリアにとって、その婚約は我慢と気苦労の連続だった。
王太子の未熟さを陰で支え、完璧な婚約者を演じ続けてきた彼女は、婚約破棄をきっかけにようやく本音で生きることを決める。
すると次第に明らかになっていく。
王太子の周囲がうまく回っていたのは、誰のおかげだったのか。
“可愛らしい新しい婚約者”では務まらないものが、どれほど多かったのか。
そして、そんなナタリアの本当の価値に気づいたのは、皮肉屋で食えない第二王子カイルヴェルトだった――。
毒舌だけれど筋が通っていて、容赦がないのに凛として美しい。
婚約破棄から始まるのは、泣いて耐えるだけの恋ではない。
言葉でも生き方でも勝ち切る公爵令嬢が、失った婚約の先で本当の幸せをつかむ、痛快ざまあ恋愛物語。
婚約者の命令で外れない仮面を着けた私は婚約破棄を受けたから、仮面を外すことにしました
天宮有
恋愛
婚約者バルターに魔法が上達すると言われて、伯爵令嬢の私シエルは顔の半分が隠れる仮面を着けることとなっていた。
魔法は上達するけど仮面は外れず、私達は魔法学園に入学する。
仮面のせいで周囲から恐れられていた私は、バルターから婚約破棄を受けてしまう。
その後、私を恐れていなかった伯爵令息のロランが、仮面の外し方を教えてくれる。
仮面を外しても魔法の実力はそのままで、私の評判が大きく変わることとなっていた。
冤罪で家が滅んだ公爵令嬢リースは婚約破棄された上に、学院の下働きにされた後、追放されて野垂れ死からの前世の記憶を取り戻して復讐する!
山田 バルス
恋愛
婚約破棄された上に、学院の下働きにされた後、追放されて野垂れ死からの前世の記憶を取り戻して復讐する!
婚約破棄を兄上に報告申し上げます~ここまでお怒りになった兄を見たのは初めてでした~
ルイス
恋愛
カスタム王国の伯爵令嬢ことアリシアは、慕っていた侯爵令息のランドールに婚約破棄を言い渡された
「理由はどういったことなのでしょうか?」
「なに、他に好きな女性ができただけだ。お前は少し固過ぎたようだ、私の隣にはふさわしくない」
悲しみに暮れたアリシアは、兄に婚約が破棄されたことを告げる
それを聞いたアリシアの腹違いの兄であり、現国王の息子トランス王子殿下は怒りを露わにした。
腹違いお兄様の復讐……アリシアはそこにイケない感情が芽生えつつあったのだ。
傷付いた騎士なんて要らないと妹は言った~残念ながら、変わってしまった関係は元には戻りません~
キョウキョウ
恋愛
ディアヌ・モリエールの妹であるエレーヌ・モリエールは、とてもワガママな性格だった。
両親もエレーヌの意見や行動を第一に優先して、姉であるディアヌのことは雑に扱った。
ある日、エレーヌの婚約者だったジョセフ・ラングロワという騎士が仕事中に大怪我を負った。
全身を包帯で巻き、1人では歩けないほどの重症だという。
エレーヌは婚約者であるジョセフのことを少しも心配せず、要らなくなったと姉のディアヌに看病を押し付けた。
ついでに、婚約関係まで押し付けようと両親に頼み込む。
こうして、出会うことになったディアヌとジョセフの物語。